旅行好きの皆さん、こんにちは。海外・国内旅行で大きく左右するのがホテル選び、そして賢い旅行者なら必ず加入しているのがホテルの会員プログラムではないでしょうか。
今回は世界最大級のホテルチェーンであるマリオットとヒルトンの会員プログラム「マリオットボンヴォイ」と「ヒルトンオナーズ」を徹底比較します。ポイント還元率、特典内容、ステータス条件など、あらゆる角度から分析し、あなたの旅行スタイルに合った最適な選択をサポートします。
年間100泊以上の実体験に基づいた情報と、2024年最新の会員プログラム変更点も含めた完全ガイド。ホテル選びで迷っている方、会員特典を最大限に活用したい方は必見です。「どちらに投資すべきか」その答えがここにあります。
1. マリオットとヒルトン徹底比較！ポイント還元率で圧倒的に得するのはどっち？
ホテル滞在でポイントを貯めたい方にとって、マリオットボンヴォイとヒルトンオナーズはどちらも魅力的な会員プログラムです。しかし、実際のポイント還元率を比較すると、かなりの違いがあります。
マリオットボンヴォイの基本還元率は、通常会員で宿泊料金の10ポイント/USドルとなっています。エリートステータスが上がると、シルバーで10%ボーナス、ゴールドで25%ボーナス、プラチナで50%ボーナス、チタンで75%ボーナスが付与されます。たとえば、300ドルの宿泊なら通常会員で3,000ポイント、プラチナエリートなら4,500ポイントが獲得できる計算です。
一方、ヒルトンオナーズは基本10ポイント/USドルと同等ですが、シルバーで20%ボーナス、ゴールドで80%ボーナス、ダイヤモンドで100%ボーナスと、上位ステータスになるとボーナス率が大幅に高くなります。同じ300ドルの宿泊でも、ダイヤモンド会員なら6,000ポイントが獲得できるのです。
ポイントの価値に関しては、マリオットポイントの価値は約0.7円/1ポイント、ヒルトンポイントは約0.4円/1ポイントと一般的に評価されています。単純計算すると、マリオットの3,000ポイントは約2,100円相当、ヒルトンの6,000ポイントは約2,400円相当となります。
さらに重要なのは、ヒルトンオナーズはクレジットカード連携でさらに得をする仕組みになっています。アメックスのヒルトン系カードを利用すると、宿泊時のポイントが追加で7〜14ポイント/USドル加算されるため、実質的な還元率が大幅に向上します。
ただし、マリオットは全世界で8,000以上の施設を持ち、ヒルトンの6,800施設よりも選択肢が広いという利点があります。特にアジア圏の高級リゾート地では、マリオットの方が充実しているケースが多いでしょう。
総合的に見ると、短期的なポイント還元率ではヒルトンオナーズの上位会員が有利ですが、利用頻度や滞在先、ポイントの使い道によって最適な選択は変わります。特にラグジュアリーホテルでの宿泊を重視する場合は、マリオットボンヴォイの方が魅力的なケースも多いでしょう。
2. 年間100泊したホテルマニアが教える！マリオットVSヒルトン 特典・ステータス完全ガイド
世界中のラグジュアリーホテルに年間100泊以上する私がマリオットボンヴォイとヒルトンオナーズの特典やステータス特典を徹底比較します。両プログラムは業界最大手のホテルチェーンが提供するロイヤルティプログラムですが、実際に利用してみると大きな違いがあります。
【ステータスレベル比較】
マリオットボンヴォイは「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」「チタン」「アンバサダー」の5段階、ヒルトンオナーズは「シルバー」「ゴールド」「ダイヤモンド」の3段階構成です。マリオットの方が細分化されていますが、ヒルトンのゴールド到達が比較的容易なため、カジュアルなユーザーにはヒルトンが親切といえます。
【ルームアップグレード】
マリオットはプラチナ以上でスイートへのアップグレード対象となりますが、実際の適用は施設裁量。対してヒルトンはゴールド会員からアップグレード対象で、ダイヤモンド会員でもスイートは保証されません。しかし実体験では、ヒルトンのアップグレード率は北米で約60%、アジアでは約75%と高確率です。マリオットのアップグレード率は北米で約40%、アジアで55%程度でした。
【朝食特典】
ヒルトンはゴールド会員から朝食が無料提供されるのに対し、マリオットはプラチナ以上の会員でウェルカムギフト選択肢として朝食が用意されています。ヒルトンはシェラトングランデオーシャンリゾートなどでも十分なコンチネンタルブレックファーストが提供され、充実度の高さを感じます。
【エグゼクティブラウンジ】
マリオットはプラチナ以上、ヒルトンはダイヤモンド会員のみがアクセス権を持ちます。クオリティ面では、インターコンチネンタルやパークハイアットには及ばないものの、マリオット系列のJWマリオット、ウェスティンのラウンジの方がアルコール類の種類や軽食のバラエティでヒルトン系列のコンラッドやヒルトンを上回る印象です。
【ポイント還元率】
通常の宿泊では、マリオットは$1につき10ポイント、ヒルトンは$1につき10ポイント付与されます。しかしヒルトンはシルバー会員から20%のボーナスポイントがあり、ダイヤモンドでは100%ボーナスと還元率が高くなります。マリオットもプラチナから50%ボーナスがありますが、総合的にヒルトンの方がポイント還元率は高いといえます。
【無料宿泊】
ポイントの価値では、マリオットの方が優位です。例えばマリオットの最高級物件は85,000〜100,000ポイントで予約可能ですが、ヒルトンの同レベルでは95,000〜120,000ポイントが必要なケースが多いです。ただしヒルトンは頻繁にポイントセールを実施するので、戦略的に購入すれば同等以上の価値を得られます。
【クレジットカード連携】
日本国内ではマリオットはSPGアメックスカード、ヒルトンはヒルトンオナーズVISAカードとの連携が可能です。年会費を考慮すると、SPGアメックスの39,000円に対しヒルトンVISAの10,000円は大きな差があります。ただしSPGアメックスはプラチナ会員資格が付帯するため、頻繁に宿泊するユーザーには価値があります。
【総合評価】
・年間30泊未満：ヒルトンオナーズが有利（ゴールド到達が容易）
・年間50泊以上：マリオットボンヴォイが有利（高級プロパティ多数、上級特典充実）
・ポイント収集：ヒルトンが有利（還元率高め、ポイントセール頻度高い）
・利用可能施設：マリオット（約8,000軒）がヒルトン（約6,500軒）より多い
両プログラムを最大限活用するコツは、まず自分の旅行スタイルと頻度に合わせてメインとするプログラムを決め、もう一方は補助的に利用するという戦略が効果的です。特に日本国内では、マリオットは都市部に強く、ヒルトンは観光地にも展開しているという特徴があります。
3. 【最新2024年版】マリオットボンヴォイとヒルトンオナーズ 5つの観点から比較検証
世界中のホテルチェーンで利用できるロイヤルティプログラム、マリオットボンヴォイとヒルトンオナーズ。この2つのプログラムは旅行好きにとって常に比較対象となりますが、実際はどちらが優れているのでしょうか。今回は5つの重要な観点から両プログラムを客観的に比較検証します。
【1. ポイント獲得率】
マリオットボンヴォイでは、通常会員が宿泊費10ドルにつき10ポイント獲得できます。一方ヒルトンオナーズは宿泊費10ドルにつき基本10ポイント獲得可能。数字だけ見ると同等ですが、ヒルトンは頻繁にポイント2倍・3倍キャンペーンを実施しており、実質的な獲得率はヒルトンの方が高い傾向にあります。
【2. ホテル展開数】
マリオットは世界138カ国に約8,000軒のホテルを展開。ヒルトンは122カ国に約7,000軒のホテルがあります。単純な数ではマリオットが優勢ですが、日本国内ではヒルトンのほうが地方都市にも展開しており、国内旅行者にとっては利便性が高い場合もあります。
【3. 上級会員の特典価値】
上級会員特典では、マリオットのプラチナエリート以上で朝食無料や宿泊中のラウンジアクセスが提供されます。一方ヒルトンはゴールド会員から朝食無料となり、上級会員資格の取得難易度ではヒルトンが優位です。特にアメックスプラチナカード保持者は自動的にヒルトンゴールド会員になれるため、手軽に特典を享受できます。
【4. ポイント有効期限と失効ポリシー】
マリオットは24ヶ月間アカウントに活動がないとポイントが失効します。ヒルトンは12ヶ月間活動がなければ失効するため、頻繁に利用しないユーザーにはマリオットが有利です。ただしヒルトンはポイント移行や小額の買い物でも「活動」とみなされるため、維持は比較的容易です。
【5. ポイント価値と交換オプション】
マリオットポイントの価値は1ポイントあたり約0.7円〜0.8円、ヒルトンは0.4円〜0.5円程度と評価されることが多いです。純粋な価値ではマリオットが優れていますが、ヒルトンはポイント移行先が多彩で、航空会社マイルへの交換やAmazonでの買い物など使い道が広いメリットがあります。
総合的に見ると、頻繁に海外旅行をする方や長期滞在を好む方にはマリオットボンヴォイ、国内も含めて幅広く利用したい方や特典を手軽に得たい方にはヒルトンオナーズがおすすめです。自分の旅行スタイルや利用頻度に合わせて選ぶことが重要でしょう。
