会社を経営する立場になるとビジネス面の付き合いや会議などで外に出ていく機会も増えてくるでしょう。さらに社員にも出張として、外とのパイプ役を頼むケースが増えてくると思います。
このようなときには旅費や宿泊費などがかかり、これも会社の経営には大きな影響を与えると思います。しかし、こうした旅費や宿泊費もマイル獲得のチャンスです。では、どのようにすればお得に宿泊できて、マイルを貯めることができるのでしょうか。これまで様々な実践をしてきた筆者がお得な方法を紹介します。
どうやってお得に泊まりマイルを貯めるか
ポイントサイト経由でECサイトを利用する
はじめに、どのようにしてお得に宿泊し、マイルを貯めるのか基本の流れを紹介します。
宿泊の予約や交通手段の確保は、ホテル宿泊や旅行関係の商品を専門に取り扱っているECサイトを使います。代表的なサイトを以下に記します。
楽天トラベル・agoda・エクスペディア・じゃらん・hotels.com・JTB
トラベリスト・Yahooトラベル・IHGANAホテルズ・一休.com るるぶ・Relux・エアトリ・Booking.com・HIS・IHG・マリオット・Trip.com |
これらのサイトを利用することでホテルの宿泊価格を抑え、それぞれのECサイトのポイントを確保することができます。
次に、このECサイトにアクセスする前に「ポイントサイト」を経由してECサイトに行きます。ポイントサイトを利用するといっても難しいことではなく、ポイントサイトの会員登録を済ませたら、そのサイトのECサイトバナーを経由して買い物をするだけというとても簡単なやり方です。
では、どのようなポイントサイトを利用するとよいかというと次のようなものが代表例になります。
モッピー・ハピタス・ポイントタウン・ちょびリッチ・LINEショッピング
i2i・Gポイント・げんだま・コリー・おさいふ ポイントインカム・ECナビ・GetMoney・お財布.com |
上記のポイントサイトを活用してポイントサイトのポイントを貯め、さらにECサイトを利用して、ECサイトのポイントを獲得。支払いをするときにクレジットカードを利用することでポイントの三重取りをすることができ、このポイントをマイルに移行すればマイルをガンガン貯めることができます。出張の多い企業であれば、この方法を繰り返すことでたくさんのマイルが獲得可能です。
ポイントサイト選び
ポイントの三重取りはとても簡単ですが、難しいのが「ポイントサイトの選択」です。
なぜならポイントサイトごとに還元率が異なり、しかもキャンペーンなどを含めると、毎日還元率が変わってきます。したがって毎日どこのポイントサイトを利用するのがお得なのか考えて使う必要があります。
例えば、インターネット上の旅行手配サイトで有名な「楽天トラベル」でもポイントサイトによって以下の表のように獲得ポイントが変わります。
楽天トラベル利用時 ポイントサイト別獲得ポイント(固定ポイントは円換算に修正)
上記表に掲載しているポイントサイトは一例ですが、それでも利用するポイントサイトによって獲得できるポイントが大きく変わります。特に固定ポイント制と購入金額に応じて
獲得ポイントが決まる割合制に分かれているのが、非常にややこしいところです。
ポイントサイト側から見る便利なECサイト
では、ポイントサイト側から見るとどこのECサイトを利用するとお得になるのでしょうか。いくつかの代表的なポイントサイトとそこサイトに掲載されているポイント還元割合の高いECサイトトップ5を紹介します。
マイラーご用達「ハピタス」
ソラチカルートが使えることでマイル還元率が非常に高いポイントサイトして陸マイラーの間では知らない人はいないと言われているポイントサイトの「ハピタス」
貯まったポイントの還元率が良いだけでなく、登録されているECサイトの数が多いので、様々なECサイトでポイント獲得することができるのが魅力です。
【ハピタス旅行関係ポイント上位サイト】(2019.9現在)
サイト名 | ポイント還元率 |
えきねっと びゅう国内ツアー | 4.2% |
エクスペディア | 4.2% |
じゃらんnet | 4.0% |
IHGインターコンチネンタルホテルグループ | 3.6% |
Booking.com | 3.6% |
海外ホテルを安い価格で出していることが多い「エクスペディア」や「Booking.com」が入っていることから買いが出張が多い企業におすすめ。
ポイントサイト会員数No.1の「モッピー」
「ハピタス」と並ぶ人気のポイントサイト「モッピー」。ポイントサイトの会員数が700万人を超えていることからも人気の高さを知ることができます。モッピーの場合は、ANAマイル、JALマイルどちらにも交換することができ、しかも高還元率というところが大きな特徴です。こちらのサイトも旅行関係だけでなく、様々なECサイト、さらにはゲームなどの遊びを通してポイントを貯めることができます。
【モッピー旅行関係ポイント上位サイト】(2019.9現在)
サイト名 | ポイント還元率 |
エクスペディア・じゃらんnet | 6.0% |
えきネットびゅう国内ツアー | 5.0% |
Booking.com | 4.8% |
Agoda | 4.3% |
エアトリ(国内線航空券購入) | 1800P固定ポイント |
「エクスペディア」や「じゃらんnet」と国内海外のホテル人気サイトが入っているのが強みです。しかも、ポイント還元率が6.0%とハピタスよりも高く、大量ポイントの獲得が可能です。全体的にハピタスよりもモッピーの方がポイント付与割合が高いので、ハピタスよりはモッピーをお薦めします。
旅行系が充実している「ポイントタウン」
数あるポイントサイトの中でもトラベル系の登録サイトが充実しているのが「ポイントタウン」です。Yahoo!トラベルなどツアー系の会社が充実しているだけでなく、JALやエアアジア、ニュージーランド航空など航空会社の公式サイトが多く含まれているのが特徴です。出張になると格安チケットではなく、変更の効く航空会社の普通航空券を購入することがありますが、こうしたときでもポイントを貯めることができます。
【ポイントタウン旅行関係ポイント上位サイト】(2019.9現在)
サイト名 | ポイント還元率 |
Booking.com | 5.0% |
エクスペディア | 3.5% |
IHGインターコンチネンタル | 3.0% |
Hotels.com、agoda、ベルトラ | 2.5% |
じゃらんnet | 2.0% |
ポイントタウンでは、商品購入金額に対して割合で決まるポイントと1回の商品購入で決まったポイントが付与される固定ポイントが併用されているのが特徴です。JALの航空券購入では500P、スカイ・シーなら10,000Pが加算されます。航空券のみ単独で購入したいときにはお薦めのサイトになります。
固定ポイントが強い「お財布.com」
トラベル系でポイントを貯めることができるポイントサイトの中でも面白い存在が「お財布.com」です。多くのポイントサイトが購入金額に対して割合を決めて、ポイント付与しているのに対し、お財布.comは固定したポイントを付与する傾向があります。
【お財布.com ポイント付与数】(2019.9現在)
サイト名 | ポイント還元率 |
楽天トラベル | 100ポイント |
楽天トラベル(JALパック) | 300ポイント |
Yahoo!トラベル | 150ポイント |
エクスペディア | 1300ポイント |
じゃらんパック | 1.0% |
お財布.comは全てが固定ポイント付与というわけではありませんが、固定ポイント付与がかなり大きく、1万円以内の宿泊を探すのであれば、割合で決まるサイトを利用するよりも固定ポイントのポイントサイトを利用した方がたくさんのポイントを獲得することができます。
使いやすいポイントの「Gポイント」
ポイントサイトのポイントの中でも使いやすいことで人気が高いのが「Gポイント」です。そんなGポイントはトラベル系のポイントサイトの中でもかなり優秀で、特に楽天トラベルやYahoo!トラベルに強い特徴があります。楽天トラベルでは楽天スーパーポイントが貯まり、Yahoo!トラベルではTポイントが貯まります。どちらもANAマイルに50%交換することができるので、ポイントの三重取りを考えている人にはGポイントの利用も便利です。
【Gポイント 旅行関係ポイント上位サイト】(2019.9現在)
サイト名 | ポイント還元率 |
エクスペディア | 4.0% |
Booking.com | 3.0% |
じゃらん | 3.0% |
楽天トラベル | 2.1% |
Yahoo!トラベル、マイナビトラベル
近畿日本ツーリスト、Hotels.com |
2.0% |
ポイント付与率は凄く高いというわけではありませんが、人気の楽天トラベルやYahoo!トラベルの還元率が高いところがポイントです。
日本人に人気のサイトが多く含まれているので、国内から海外までオールラウンドにポイントを稼ぐことができるサイトです。
どうやってマイルを貯めていくのか
基本はソラチカルートにのせる
いくらポイントサイトを活用するといってもむやみやたらにポイントサイトに登録しているのでは意味がありません。最終的にANAマイルに交換していくためにはポイントサイトのポイントをソラチカルートに乗せることが大切になります。
「ソラチカルート」とは、陸マイラーがマイルを稼ぐために使っている交換ルートで、GポイントからLINEポイントを経由して、メトロポイントに交換し、さらにANAマイルに交換するやり方です。LINEポイントの90%がメトロポイントに、メトロポイントの90%がANAマイルになります。つまり、LINEポイントの81%がANAマイルになります。
LINEポイントには、ポイントタウン、Gポイント、ハピタス・モッピー(Gポイント経由)、ECナビポイント、PeX、ワールドプレゼントポイント、Getmoneyのポイントが等価で交換できます。
つまり、ANAマイルを効率よく貯めたいのであれば「ポイントタウン」「モッピー」「Gポイント」「ハピタス」「Getmoney」「PeX」「ECナビ」の5つのサイトを利用するのがよくなります。
旅行会社側から見る還元率
利用する旅行サイト側からソラチカルートを使ってANAマイルに交換できるポイントサイトの還元率を見るとどうなるのかまとめてみました。
【じゃらんnetの場合】
ポイントサイト名 | 還元率 |
モッピー | 6.0% |
ハピタス | 3.0% |
Gポイント | 3.0% |
Getmoney | 2.2% |
ポイントタウン | 2.0% |
【Yahoo!トラベルの場合】
ポイントサイト名 | 還元率(固定ポイント) |
ハピタス | 1000ポイント(最大) |
ポイントタウン | 800ポイント |
モッピー | 500ポイント(最大) |
【エクスペディアの場合】
ポイントサイト名 | 還元率 |
ハピタス・モッピー | 6.0% |
ECナビ | 4.2% |
Gポイント | 4.0% |
Getmoney | 2.5% |
【Booking.comの場合】
ポイントサイト名 | 還元率 |
ポイントタウン | 5.0% |
モッピー | 4.8% |
Gポイント | 4.0% |
ハピタス | 3.6% |
Getmoney | 2.0% |
国内旅行や海外旅行で人気の予約サイトを並べました。
旅行サイトによってお得なポイントサイトが大きく違うことが分かると思います。したがって、効率よくポイントを貯めたいのであれば、ここに上がっている複数のポイントサイトに登録をします。そして、ホテルの価格を調べて、一番お得な価格の予約サイトで予約をするのが一番良いです。貯めるサイトがバラバラになってしまったとしても、最終的にLINEポイントに集約することができるのでポイントがバラバラになって損をしてしまうということがありません。
より多くのポイントを貯めるにはどうするか
サイト候補を決めておく
では、宿泊先や交通手段を決める権限がある社長や事業主はどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。
まず、大前提になるのが「ポイントに気を取られ過ぎて、高い商品を選んでは意味がない」という点です。ポイントの還元率が高いからと言っても数%です。この数%を引き換えに数千円も値段が違う方法を取っていてはコストがかさむだけになります。
そこで、まずは安い宿泊施設や交通手段を選択します。「トリバゴ」に代表されるようなホテル検索サイトを利用するのが便利です。そして、そこで最も安いホテルサイトを探します。あとは価格を比較しながら予約をする流れです。
毎回毎回、どのポイントサイトにするのかを悩んでいる状態では、ホテル探しをするのに非常に時間がかかります。そこで複数のポイントサイトに登録をしておいて、利用する予約サイトごとに使うポイントサイトを決めておくのが良いです。
【予約サイトとポイントサイトの一例】
予約サイト | ポイントサイト |
エクスペディア | ハピタス or モッピー |
楽天トラベル | Gポイント or ECナビ |
じゃらんnet | モッピー |
上記の例のように予約サイトごとにポイントサイトを決めておけば、安い価格を見て、すぐにポイントサイトを選択し、予約し直すことができます。
集約ルートの確保
2つ目のこつが集約ルートを決めておくことです。
前述した「ソラチカルート」のように集めたポイントを最終的にANAマイルに交換することができるようにルートを作っておく必要があります。
もしJALマイルで貯めるのであれば、モッピーが高還元率でマイルにすることができます。JALマイルにこだわるのであればモッピーを積極的に利用してポイントを稼ぎましょう。
キャンペーンの活用を念頭に置く
ポイントサイトを利用するときの注意点がキャンペーンです。ポイントサイトを使うときには、キャンペーンを有効活用しましょう。前述したポイントサイトのポイント付与割合はキャンペーンによる割合の増額分を含んでいます。
キャンペーンが行われているときにはお得なポイントサイトが変わってくるので、常に情報を最新情報にアップデートしておくようにしましょう。
できるだけ多くのポイントサイトを使う
ポイントサイトで稼ぐためには広くポイントサイトに登録をしておくことは不可欠です。集約ルートを確保しながらサイトを決めていく必要はありますが、まずは、使えそうなポイントサイトがあればできるだけ広くサイトに登録をしましょう。
そして必要なくなれば、解約をすればよいです。ポイントサイトは登録無料、解約も無料でできるケースがほとんどであり、リスク的には非常に小さいです。ポイント集約ルート上にあるサイトはすべて登録してしまって、その中でメインのポイントサイト、サブのポイントサイト、特定の予約サイトを使うときのサイトなど役割分担をしていくことが一番稼ぎやすいやり方です。
まとめ
企業の社長や事業主になると出張やビジネスつながりでホテル宿泊や航空券の手配をするケースが増えてきます。こうしたときにはECサイトとポイントサイトを活用して、宿泊費を抑えるだけでなく、ポイントやマイルも大量獲得しましょう。
ポイントサイトを利用するときには使うECサイトによって還元率が大きく異なります。さらにポイントサイトによってはマイルに交換しやすいサイトとしにくいサイトがあります。そこでソラチカルートを利用し、ソラチカルートのルート上にあるポイントサイトにすべて登録して、その中でポイント還元率が最も良いところを使っていくのが賢いやり方です。そして、わずかなポイントでもソラチカルートに集約して、ポイントを集め、ANAマイルに交換すると、高還元率でしかもたくさんのポイントを稼ぐことができます。
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