AMEXプラチナカードお勧め!特典・メリット・デメリット徹底解説とお得な入会方法を紹介します
数あるAMEXブランドのクレジットカードの中でも最高峰のカードが「AMEXプラチナカード」です。年会費が高額であるだけでなく、審査基準の厳しさから選ばれた人しか持つことができないクレジットカードでもあります。
そんなAMEXプラチナカードを保有するメリットとはどんなものでしょうか。
ここでは、マイラー目線でAMEXプラチナカードのメリット、デメリットについて紹介をします。
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AMEXプラチナカードの概要
基本スペック
アメリカンエキスプレスカードの中でも最上位に位置する「プラチナカード」まずは、その基本スペックを紹介します。
年会費 | 143,000円(家族カードは4枚まで無料) |
カード素材 | 基本カード会員はメタル製(家族はプラスチック) |
利用限度額 | 一律に制限なし(カード利用状況によっては1,000万超えも可能) |
ポイント | 基本100円につき1ポイント
(お店によっては3倍以上の付与になるケースも) |
マイル交換先 | ANAなど世界15の航空会社 |
さすがはプラチナカードだけあって、年会費相当ですが、家族カードが無料になっているので、家族みんなで持つのであれば、維持費はそこまで高く感じないかもしれません。あとは、基本的に一般のアメリカンエキスプレスと同じです。
マイラー目線から見るアメックスのメリット・デメリット
マイラー目線で見るとアメリカンエキスプレスのプロパーカード(航空会社と提携していないカード)は、保有することにメリットとデメリットがあります。アメリカンエキスプレスでマイルを貯める場合、まず、ショッピングなどでカードを利用してアメリカンエキスプレスのポイントを貯めます。そして、そのポイントを各航空会社のマイレージプログラムに移行します。100円のカード利用で1ポイント貯まり、それが1マイルという交換率になることが多く、マイル還元率は1%となります。これは、航空会社が発行しているクレジットカードと比べると低い水準であり、同じアメックスでもSPGアメックスであれば1.25%の還元率になります。しかも、日本人の利用者が多いANAに交換する場合には、年間のポイント移行上限も40,000ポイントに制限されています。
では、メリットは何かというと世界15社のマイレージプログラムに移行することができる点です。航空会社によって特典航空券を獲得するマイル数に違いはありますが、基本的には自社のマイレージプログラムを利用するのが一番少なくなります。例えば、ユナイテッド航空を使うのにANAマイルにして特典航空券を発券するよりもユナイテッド航空のマイレージクラブにポイント移行して航空券を発券した方が少ないマイル数で済みます。このように、自分の使いたい路線やマイレージクラブに合わせてポイント移行をすることができるのがアメックスのプロパーカードを保有するメリットです。
AMEXプラチナカードの6つのメリット
15の航空会社のマイルに交換可能
プラチナカードを保有するメリットの1つは「ANAを含めた15の航空会社のマイルに交換可能」という点です。
プラチナカードの場合「リワード・プラス」と「ANAマイル交換コース」が自動付帯となっています。(通常のアメリカンエキスプレスの場合は、リワード・プラスへの参加費として3,000円+税、ANAマイル交換コースが5,000円+税)このため、ANAマイルには、「1ポイント=1マイル」、それ以外のマイレージバンクには「1ポイント=0.8マイル」で交換することができます。
交換することができる航空会社は以下の通りです。
ANA・ヴァージン アトランティック航空・シンガポール航空・アリタリア-イタリア航空
エミレーツ航空・チャイナエアライン・タイ国際航空・ブリティッシュ・エアウェイズ フィンランド航空・カタール航空・デルタ航空・キャセイパシフィック航空 スカンジナビア航空・エティハド航空・エールフランス/KLM航空 |
JALには交換することはできませんが、裏技があり、ブリティッシュ・エアウェイズの「エグゼクティブクラブ」に交換して、エグゼクティブクラブからJALの国内線・国際線特典航空券を発券することができます。
海外利用と特定店舗利用でポイント3倍
マイラー目線でクレジットカードを見ていくときに一番気になるのが「いかにポイントを稼ぐことができるのか」という点です。AMEXのプラチナカードでは、ポイントの稼ぎやすさも優れているところがあります。それが
① 海外利用ボーナスポイントプログラム
② 対象加盟店ボーナスポイントプログラム
の2つです。
この2つのプログラムは、自動付帯ではなく、クレジットカードが発行されてから申し込みをすることになります。申し込みの手数料は無料です。
①のプログラムは、外貨建ての決済がいつでもポイント3倍になるということで、海外旅行や仕事で海外に行ったときにAMEXプラチナを利用して決済すれば、マイル還元率が3%となります。海外への駐在がある人は、出国する前にカードを発行して、現地での決済にカードを利用していけば常にマイル還元率3%を達成することができます。
②のプログラムは、特定店舗での利用でポイントが3倍になるもので、対象店舗は以下のものがあります。
・Yahoo!ショッピング
・Amazon
・iTunes Store
・JALオンライン
・H.I.S
・アメリカン・エキスプレス・トラベル
この中で大きいのは「Yahoo!ショッピング」と「Amazon」が含まれている点です。どちらも大手の通販ショップであり、利用している人も多くいると思います。Yahoo!ショッピングであれば、Tポイントも二重取りすることができます。これらの通販ショップを多く利用するヘビーユーザーにもメリットが大きいです。
ホテル・メンバーシップでホテルの上級会員
AMEXプラチナでは「ホテル・メンバーシップ」というものが設定されています。これは、カードを保有しているだけで4つのホテルグループの上級会員になることができる制度で、以下の資格を得ることができます。
スターウッド・プリファードゲスト ゴールドエリート |
ヒルトン・オーナーズ ゴールド |
Radisson RewardsTM Goldエリート |
シャングリラ・ラ・ゴールデンサークル ジェイド |
これらの世界的のホテルグループの上級会員資格は、年間数十泊しないと獲得することができない権利なので、これが無料でしかも複数の会社の資格が付いてくるのは大きいです。上級会員になると、客室のアップグレードや朝食無料の特典、レイトチェックアウトなどの権利が付いてきます。マイルを貯めている人であれば、特典航空券を利用して宿泊する際に、上級会員の特典を利用することができるホテルに宿泊すれば、それだけ優雅な旅をすることができます。よくマイラーに利用されている「SPGアメックス」では、スターウッド・プリファードゲストのゴールド会員の資格のみしか得ることができません。
また、ホテル関係でいうとアメックスプラチナには、もう1つ「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」も付帯されています。これは、「ホテル・メンバーシップ」に含まれていないホテルが約1,000ホテル掲載されており、こちらも朝食無料やアーリーチェックインなどホテル上級会員と同じような特典を受けることができます。2つを併用することによって幅広い選択肢の中からホテル選びをすることができ、上質なサービスを受けることができます。
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航空会社のラウンジが使えるグローバル・ラウンジ・コレクション
アメックスのプラチナには「グローバル・ラウンジ・コレクション」があり、各空港において搭乗までの待ち時間ラウンジを利用することができます。ゴールドカード会員などが利用できる「カードラウンジ」とは異なり、航空会社が運営しているラウンジなので、軽食サービスなども充実しています。さらに、セキュリティーや出国審査などを終えた後にある、制限エリアのラウンジが多いので、飛行機の時間を気にすることなく、直前までラウンジで過ごすことができます。利用することができるラウンジは以下の通りです。
○プライオリティ・パス・ラウンジ
○センチュリオン・ラウンジ
○デルタ・スカイクラブ・ラウンジ
○インターナショナル・アメリカンエキスプレス・ラウンジ
○エスケープラウンジ・USA
○エアスペース
○プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ
特にこの中でも大きいのがプライオリティ・パス・ラウンジの利用が可能なところで、大韓航空のKALラウンジや成田空港ではIASS Executive Loungeなどを利用することができます。さらにデルタ航空のラウンジも利用することができるので、日本国内の主要空港から海外に出発する場合には、ほぼラウンジを利用することができると考えておけばよいでしょう。他にも国内外で数多くのラウンジを利用することができるのでマイラー的にはメリットがあります。通常ラウンジの利用では航空会社によって使えるラウンジの制約を受けてしまいますが、クレジットカードを利用してラウンジを使う場合には、利用航空会社による制約がないのも大きいです。
フリーステイギフトで無料宿泊
AMEXプラチナには、カード特典として、毎年カードの更新をすると1泊2名まで無料宿泊をすることができるギフトがプレゼントされます。無料宿泊することができるホテルもヒルトンやホテルオークラなど1泊が数万円以上するような高級ホテルばかりで、充実したホテルライフを楽しむことができます。
日本国内だけでなく、海外のホテルも含まれているので、ポイントを貯めて特典航空券を発券し、さらにホテルもフリーステイギフトを利用して無料宿泊してしまえば、完全に無料での旅行も不可能ではありません。
24時間のコンシェルジュサービス
一般にプラチナカードを持ちたいという人の最大メリットと言われているのが「24時間365日対応のコンシェルジュサービス」がついている点です。
コンシェルジュサービスでは、以下のサービスを受けることができます。
・ホテルや航空券の手配
・レストランの検索、手配
・プレゼントギフトの手配
このようなことを頼むことができます。個人ユーザーでも利用価値がありますが、企業の経営者や事業主にとってはとてもうれしいサービスではないでしょうか。出張などの手配をしっかりとサポートしてもらうことができます。
その他のサービス
年会費13万円以上するカードだけあって、他にも魅力的な特典がたくさんあります。そこでマイラー視点からは少し離れてしまうものを簡単に紹介します。
1.ダイニング特典
特定のレストランで食事が割引になるサービスですが「2for1ダイニングby招待日和」と「ダイニングアクセス」があり、どちらも2名で食事をすると1名分が無料になります。さらにダイニングアクセス加盟店では、当日予約でも席を確保することができます。
2.充実した海外旅行保険
最高峰のカードだけあってカードに付帯されている補償も充実しています。
海外旅行保険付帯条件 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷病治療 | 最高1,000万円 |
傷害治療 | 最高1,000万円 |
救援者費用 | 最高1,000万円 |
賠償責任保険 | 最高5,000万円 |
携行品損害 | 最高100万円 |
乗継遅延費用 | 最高3万円 |
出発遅延・欠航・搭乗不能費用 | 最高3万円 |
受託手荷物遅延 | 最高3万円 |
受託手荷物紛失 | 最高6万円 |
上記のようにかなり高額な保険が付帯されていますので、海外旅行や海外赴任であれば、この保険が付いているだけで安心です。また、飛行機を利用したときに助かる「乗継遅延」や「受託手荷物紛失」などに関する補償も付いています。
これらの充実した特典が付いているのもプラチナブランドを保有するメリットになります。
AMEXプラチナのデメリット
年間14.3万円の維持費
いくらプラチナカードを保有したいと考えていても、一番ネックになってしまうのが年会費の高さです。いくら家族カードが無料だからと言っても年間14万円を超える維持費を支払わなければいけないのがネックになります。したがって少なくとも上記に挙げた特典のうち、半分以上の特典は確実に利用することができる人でないと損になってしまいます。
マイル還元率が全体的に低い
マイラー目線から見るとANAマイルへの還元率を考えた時にAMEXプラチナのマイル還元率は1%、同じアメックスブランドのSPGカードは還元率が1.25%、ANAカードVISAであれば最低でも1.33%以上と決して良い数字ではありません。もちろん航空会社が発行したカードではないので、フライトをしてもボーナスマイルは貯まりません。Yahoo!ショッピングやAmazonを利用すると3倍になりますが、年会費の差を考えるとかなりの金額を利用しない限りマイル還元率を高めることができないのがデメリットになります。
アメックスプラチナカードの入会方法は
アメリカンエキスプレスの中でも最上位(実際にはこの上にさらにセンチュリオンカードがある)に位置しているプラチナカードに入会するのは、これまでのカードとは少し異なります。実際、2019年4月までは、招待制であり、直接カードの申請をしても申し込みをすることができませんでした。現在ではできるようになりましたが、主な申し込み方法は以下のやり方です。
主に3つの入手方法
アメックス・プラチナの入会特典を解説する前にまず、入会方法は以下の3つがあります。
1.Webから直接申し込みをする
いきなりプラチナカードを入手するチャンスができましたが、審査はしっかりと行われており、今までアメリカンエキスプレスを使ったことがない人や収入条件を満たしていない人、収入が不安定な人では、審査の段階で落とされることがあります。
2.アメックスからの招待で申し込みをする
アメリカンエキスプレスの一般カードやゴールカードを保有して、利用実績があるとアメリカンエキスプレス側からインビテーション(招待状)が送られてくることがあります。この招待状に従って申し込みをするとカードを手に入れることができます。招待状が送られてくるということは、発行条件を満たしている可能性が高いので、比較的カード発行はしやすくなります。
3.アメックスユーザーから紹介してもらう
いわゆる紹介プログラムの利用になりますが、現在アメリカンエキスプレスを保有している人から紹介してもらって入会する方法があります。ちなみに、センチュリオンを保有しているユーザーがいればプラチナカードの審査難易度を少し下げることができる特典があるようです。
紹介プログラムであっても審査はしっかりと行われるので、申し込みをしたとしても審査落ちする可能性はあります。
お得な入会方法は(2019.10現在)
2019年10月現在、AMEXプラチナカードの発行において行われているキャンペーンは、最大獲得ポイントが50,000ポイント(50,000マイル相当)です。
内訳は以下の表のようになっています。
ポイント獲得条件 | 獲得ポイント |
入会後、3か月以内に50万円以上の利用 | 20,000ポイント |
入会後、3か月以内に100万円以上の利用 | 20,000ポイント |
100万円分のカード決済で獲得ポイント | 10,000ポイント |
上記の表は直接webで申し込みをするか、アメックスからの招待で申し込みをしたときに適用されます。
やっぱりお得な紹介プログラム
アメックスユーザーであれば、お得な入会方法としてよく知られている「紹介プログラム」ですが、プラチナカードにおいても紹介プログラムはお得です。
紹介プログラムを利用すると獲得することができるポイントは最大で70,000ポイントになります。内訳は以下の表のようになります。
ポイント獲得条件 | 獲得ポイント |
入会後、3か月以内に10万円以上の利用 | 20,000ポイント |
入会後、3か月以内に50万円以上の利用 | 20,000ポイント |
入会後、3か月以内に100万円以上の利用 | 20,000ポイント |
100万円分のカード決済で獲得ポイント | 10,000ポイント |
これで合計70,000ポイントを獲得することができます。「入会後、3か月以内に10万円以上の利用」という条件が追加されただけで、条件そのものの難易度は変わらないので、お得に入会したいのであれば、やっぱり紹介プログラムの利用が強いです。
まとめ
アメックスの中でも最上位に位置しているプラチナカードですが、マイラー的な視点から見てもお得度は高いと感じます。ゴールドにはないような特典がたくさんついてきますし、ホテルの宿泊無料、ラウンジの利用は非常にありがたい存在です。ポイント付与率の面から見ても、海外駐在やネット通販のヘビーユーザーであれば十分に元を取ることができるでしょう。通常利用のマイル還元率では、やや低いのがデメリットになります。
また、入会に関しては、やはり「紹介プログラム」がかなりお得です。直接申し込みもすることができるようになりましたが、できるだけ紹介プログラムを利用するようにしましょう。
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