「ANA修行」という言葉を聞いたことがある人はいるでしょうか。「SFC修行」などと呼んでいる人も多く、簡単に説明すると「航空会社の上級会員になることを目的に飛行機に乗りまくる」ことです。ANAは日本を代表する航空会社である全日本空輸のことで日本国内だけでなく、海外にも多くの路線網をもつ世界的に有名な航空会社です。英国の格付け機関「SKYTRAX社」より「5スター」を10年連続で獲得するなど、安全面だけでなくサービス面、運航面においても高い評価を得ています。
【画像提供:筆者】
そんなANAは、マイレージクラブ制度「ANAマイレージクラブ」を運営しており、マイレージクラブの中でも多頻度利用者を「上級会員」と位置付け、通常の会員とは異なるサービスを提供しています。この上級会員になるために飛行機に乗りまくってポイントを貯めることを「ANA修行」と呼んでいます。では、なぜ高いお金を払ってまで飛行機に乗り「修行」をするのでしょうか。それには、航空会社の上級会員にしか受けることができない魅力的な特典があるためです。
【画像:ANA公式ページ】
【ANAマイレージクラブ】
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/
【こちらからご連絡ください 紹介URL https://ktt-law.com/inquiry/】
ANAマイレージクラブの上級会員ってどんな種類があるの
ANAマイレージクラブの制度
「ANA修行」をする目的は『ANAの上級会員になる』ことです。まず、ANAの会員制度について解説します。ANAでは、ANAまたはANAグループおよび、ANAの所属している世界的な航空連合の「スターアライアンス」加盟の航空会社を利用することでプレミアムポイントを貯めることができます。
プレミアムポイントは、フライトマイルとは別に貯まるポイントで、ANAのステイタスを決定するのに重要な役割を果たします。毎年1月から12月までの1年間合算されていき、このポイントが一定数を超えると、超えたところから事前サービス、そして翌年にポイントに応じたステイタスが付与されます。ステイタスと必要なポイント数は以下の表のようになります。
【ANA公式サイトより】
【ANAマイレージクラブ プレミアムメンバーサービス】
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/
【ANAマイレージクラブ ステイタスと獲得条件】
ステータス | 必要プレミアムポイント |
ブロンズ | 30,000 PP
うちANAグループ運航便15,000 PP以上 |
プラチナ | 50,000 PP
うちANAグループ運航便25,000 PP以上 |
ダイヤモンド | 100,000 PP
うちANAグループ運航便50,000 PP以上 |
(注意)ブロンズステータスは年間プレミアムポイントが30,000PP以上で、ANAゴールドカードまたはANAカードプレミアムを保有していればANAグループ運航便15,000PPを満たしていなくてもブロンズサービスを受けることができる。
【ANAマイレージクラブ ステイタス獲得条件 公式サイト】
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/overview/status/
プレミアムポイントの計算方法
ANAの上級会員になるため、修行を考えているのであればプレミアムポイントの計算方法を理解しておきましょう。プレミアムポイントは、通常のマイルとは計算方式が異なり、以下の数式で計算されます。
フライトマイルとは異なり、路線倍率があり、国内線は2倍になるので距離は短いですが、プレミアムポイントは貯まりやすくなります。
【路線倍率一覧】
国内線 | 2倍 |
国際線(ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線) | 1.5倍 |
国際線(ANAグループ運航便のその他路線、スター アライアンス加盟航空会社・スター アライアンス コネクティングパートナー運航便) | 1倍 |
さらに航空券の種別によって搭乗ポイントが加算されるようになっており、『400ポイント・200ポイント・0ポイント』の3種類があります。
【ANA公式サイトより】
上の表にある「プレミアムポイント」をステイタスの条件達成まで飛行機に乗りまくることが「ANA修行」と言われているものです。
ライフソリューションサービス利用でプレミアムポイントの条件が下がる
ANAでは、ANAが提供している「ライフソリューションサービス」を多く利用している人に対して、上級会員ステイタスの獲得条件を緩和する措置を取っています。ライフソリューションサービスは次の1412サービスがあり
- ANAのふるさと納税
- ANAの保険
- ANAの住まい
- 空港内店舗(空港売店・空港免税店)
- ANAショッピング A-style
- ANA Mall
- ANAトラベラーズ
- マイルが貯まるその他の加盟店
- ANAカードマイルプラス
- ANAマイレージクラブモバイルプラス
- ANAでんき
- ANA Pocket
- ANAリサーチ
- penguin
上の14の条件のうち必要数を満たし、さらに『ANAカード決済額+ANA Pay決済額』の条件を満たすと上級会員ステイタスの獲得に必要なプレミアムポイントが変わります。
ステイタスごとの獲得条件は次の表のようになります。
ステイタス | ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド1 | ダイヤモンド2 | ダイヤモンド +More |
年間の獲得プレミアムポイント (ANAグループ運航便利用分のみ) | 15,000 | 30,000 | 50,000 | 80,000 | 150,000 |
ライフソリューションサービス利用数 | 4サービス以上 | 7サービス以上 | 7サービス以上 | 7サービス以上 | 7サービス以上 |
ANAカード・ANA Pay決済額の総額 | 300万円 | 400万円 | 500万円 | 400万円 | 600万円 |
【ANAライフソリューションサービスについて】
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/overview/status-life/
ほとんどのステイタス獲得に必要なプレミアムポイントが半分になっていることが分かります。プラチナやダイヤモンドを獲得するには、ライフソリューションサービスを7つ以上利用かつカードの決済額も年間400万を超える必要がありますが、必要なプレミアムポイントが半分になるのは大きいです。
「ANA修行」をしてSFCを獲得する
「ANA修行」という言葉を調べていると「SFC修行」という言葉を目にすることも多いのではないでしょうか。2つの修行は非常に似ており、ANA修行をする目的に『SFCを獲得する』というものも含まれます。
SFCとは「スーパーフライヤーズカードメンバー(以下SFC)」のことで、このメンバーになると、ANAの上級会員になることができるだけでなく、ANAが所属をしているスターアライアンスメンバーのゴールド資格を得ることができます。
【ANA公式サイトより】
【ANAマイレージクラブ スーパーフライヤーズメンバーサービスについて】
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/sfc/
スーパーフライヤーズのすごいところは、「一度会員の条件を満たしてSFCを取得してしまうと年会費を払い続ける限り、その恩恵を本会員だけでなく、家族会員も受け続けることができる」という点です。
SFCに入会するためには、先ほどのステイタスのプラチナメンバー以上になることが必要になります。逆に言えば、一度でもプラチナメンバーになり、SFCに入会することができれば、生涯ANAとスターアライアンス加盟航空会社での上級会員サービスを受け続けることができます。そのため、わざわざ「SFC修行」をする人もいます。
【スーパーフライヤーズカード(SFC)保有者の特典】
飛行機利用時 | ・国内線、国際線のANAラウンジ、スターアライアンス航空会社のラウンジ利用可能
・プレミアムメンバー専用サービスデスク ・アップグレードポイントによる座席のアップグレード可能 ・国内線の先行予約 ・国内線座席指定の優先 ・空席待ちの優先 ・国内線特典航空券、いっしょにマイル割の先行予約 ・国際線特典航空券、アップグレード特典の優先 |
空港利用時 | ・優先チェックインカウンター
・専用保安検査場の利用 ・優先搭乗の案内 ・手荷物受取の優先 ・手荷物許容量の優待(国内線+20kg、国際線+1個まで) ・空港での空席待ち優先取り扱い |
その他 | ・前年度の利用実績に応じたアップグレードポイントの付与
・フライトボーナスマイルの付与 (一般カード35%、ゴールド40%、プラチナ50%) ・マイルからスカイコインへの交換率優遇(最大1.6倍) ・アップグレードポイントのスカイコイン交換 ・ライフソリューションサービスでの優待とボーナスマイル ・オリジナルネームタグ付与 ・ANAホテル利用時の優待宿泊 (ベストフレキシブル料金から最大10%割引、国内ホテルズのレストラン・バーご利用5-10%割引、ウェルカムドリンクと朝食無料サービス) |
一度、スーパーフライヤーズカードを手に入れてしまえば、上記の特典を年会費を払い続ける限り受け続けることができます。これがANA修行をする魅力となるため、多くの人がSFCの入会基準である「プラチナ」を目指すことになります。
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ステイタスごとに受けることができる特典
次にそれぞれのステイタスごとに付与される特典について解説していきます。
【ANAステータスと特典一覧】
ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド | |
プレミアムメンバー専用サービスデスク | ○ | ○ | ○ |
ANAラウンジ利用 | マイルまたはアップグレードポイント利用 | ○ | ○ |
ANA SUITE ラウンジ利用 | × | × | ○ |
コンシェルジュサービス | × | × | ○ |
座席のアップグレード | ○ | ○ | ○
利用当日2倍のポイント利用で適用範囲拡大 |
国内線の先行予約 | ○ | ○ | ○ |
国内線座席指定の優先 | ○ | ○ | ○ |
国際線事前座席指定料金の免除 | × | ○ | ○ |
空席待ちの優先 | ○ | ○ | ○ |
国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約 | ○ | ○ | ○ |
国内線特典航空券の空席待ち | × | × | ○ |
ANA国際線特典航空券・アップグレード特典の優先 | × | ○ | ○ |
国際線手数料の免除 | × | × | ○ |
優先チェックインカウンター | プレミアムエコノミーのみ | ○ | ○ |
手荷物の受け取り優先 | × | ○ | ○ |
手荷物許容量の優待 | ○
国際線のみ |
○ | ○ |
専用保安検査場の利用 | × | ○ | ○ |
優先搭乗 | × | ○ | ○ |
空港での空席待ち優先扱い | ○ | ○ | ○ |
アップグレードポイント付与 | ○ | ○ | ○ |
フライトボーナスマイル | 40~55% | 90~105% | 115~130% |
マイルの有効期限の延長 | × | × | ○ |
ANA SKYコインへの特別倍率交換 | ○ | ○ | ○ |
オリジナルネームタグ | × | ×
|
○ |
ダイアリー、カレンダーのプレゼント | × | ○ | ○ |
SFCへの入会 | × | ○ | ○ |
3つのステイタスの中でもかなりのばらつきがあります。そこでステイタスごとに特に魅力的な特典を紹介していきます。
①ANAラウンジ利用 【ブロンズ(マイル、またはアップグレードクーポン利用)・プラチナ・ダイヤモンド・SFC】
制限エリア内にあるANAが運営するラウンジで搭乗までの時間をのんびりと過ごすことができます。国内線ではアルコールやソフトドリンク、国際線であれば軽食のサービスがあるラウンジもあります。ソファやマッサージルーム、シャワーサービスがあるラウンジもあります。プラチナ以上であればスターアライアンスのゴールドステータスも付帯されてくるので、スターアライアンスの加盟航空会社(一部を除く)が運営しているラウンジも利用することができます。
【画像提供:筆者(福岡空港ANAラウンジ)】
② 航空券の先行予約【ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド・SFC】
一般の航空券だけでなく、特典航空券でも「一般会員の発売よりも前」に予約をすることができるようになります。繁忙期の特典航空券は座席数の制限もあり、一般会員だと発売と同時に売り切れていることもありますが、これは上級会員が先行予約として押さえてしまっているためです。上級会員になれば先行予約から参加することができます。
プラチナステイタス保有者の受けられる魅力的な特典
プラチナステイタスになると一気に受けられる特典が広がります。
1.優先チェックインカウンターの利用
一般のチェックインカウンターが混雑をしていても優先して利用できる「プレミアムチェックインカウンター」を利用できます。また、羽田空港や福岡空港などでは専用のチェックインカウンターから専用の保安検査場、そのままANAラウンジへ直行という動線ができているので、ストレスフリーな搭乗が可能です。専用の保安検査(手荷物検査)が設置されている空港もあるので、長蛇の列に並ばなくて済むケースが多いです。
【画像提供:新千歳空港専用チェックインカウンター入り口筆者】
2.機内への預け入れ手荷物の優先返却
機内預け入れ手荷物に「PRIORITY」のマークがつきます。このマークがついていると到着した空港での手荷物が優先で出てきます。大型の飛行機になると荷物が出てくるまでかなり時間がかかりますが、このタグがあれば速やかに荷物を受け取ることが可能です。
3.スタアライアンスゴールドのステイタス
プラチナ以上になるとANAが加盟している航空連合の「スターアライアンス」のステイタスである「ゴールド」が付与されます。スターアライアンスは、韓国のアシアナ航空やアメリカのユナイテッド航空、ヨーロッパではルフトハンザ・ドイツ航空、東南アジアのシンガポール航空やタイ航空など世界26社が加盟しています。このスターアライアンスの航空会社を利用する際にもラウンジの利用や優先チェックインカウンター、手荷物の優先受け取りと言ったサービスを受けることができます。
【画像提供:中部国際空港スターアライアンスラウンジ筆者】
4.座席指定の優遇
飛行機の事前座席指定は、だれでもできますが、実は指定することができる座席の数はステイタスによって違いがあります。例えば、足元の広い座席や乗り降りに便利な飛行機前方の座席は、一般会員は指定できないようになっており、上級会員しか指定できない席があります。プラチナ以上になると、この席を指定することができるようになります。
5.優先搭乗ができる
飛行機に乗るときは、ステイタスによって乗る順番が変わります。一般的には、最初に「お手伝いが必要な人や2歳以下の小さい子どもを連れている人」次に、「ダイヤモンドメンバー」「プラチナ・SFC会員」そして「一般搭乗」の順番です。プラチナを保有していれば「Group2」で搭乗できるので、機内に入ってあわてる必要がありませんし、頭上の荷物置き場も確保しやすくなります。
6.ボーナスマイルが付いてくる
フライトで貯めることができるマイルもプラチナステイタスの場合ボーナスマイルが付いてきます。付与率は保有しているカードの種類と年数によって変わります。
【ANAプラチナ会員ボーナスマイル】
保有カード | ステイタス1年目 | ステイタス継続2年目 |
ANAカード、またはSFCのゴールドまたはプレミアム保有者 | 95% | 105% |
一般カード | 90% | 100% |
ボーナスマイルが付いてくるので、それだけマイルも貯めやすくなります。
7.マイルからSKYコインへの交換率もアップ
マイルを航空券の支払いなどで利用することができる「SKYコイン」に交換するときの交換率もプラチナ会員は優遇されています。50,000マイル以上の交換であれば最大倍率の1.7倍となるので、一般会員よりもお得に交換できます。
ダイヤモンドテイタス保有者の受けられる魅力的な特典
ANAマイレージクラブの中でも最上位にあたる「ダイヤモンド」会員になると特典の内容もさらにアップします。プラチナの特典は基本的に受けることができつつダイヤモンドのみに与えられた特典を紹介します。
1.ANA SUITE ラウンジの利用
ダイヤモンドメンバーは、ANAラウンジに加えて「ANA SUITE LOUNGE」を利用することができます。SUITE ラウンジは、羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇空港にしか設定されていませんが、飲み物の他におにぎりやパンなどの軽食が用意され、しかも利用者が少ないので静かに過ごすことができます。国際線のANA SUITE LOUNGEでは本格的な食事が用意され、職人が握るお寿司(もちろん無料)を食べることができるのも魅力です。
【国際線ANA SUITE LOUNGの食事 ANA公式サイトより】
2.座席指定の優遇と隣席ブロック
ダイヤモンド会員になるとプラチナ会員以上に事前座席指定で選択することができる席が増える他、座席に余裕がある場合は、隣席ブロックといって隣の席を指定しないようにしてくれるケースもあります。
3.優先搭乗はほぼ最初
飛行機に搭乗する際も、ダイヤモンド会員は「お手伝いが必要な人や小さい子ども連れている人」の次、実質の1番で搭乗することができます。
4.ボーナスマイルもアップ
フライトマイルにつくボーナスマイルもダイヤモンド会員になるとさらに優遇されます。
【ANAダイヤモンド 会員ボーナスマイル】
保有カード | ステイタス1年目 | ステイタス継続2年目 |
ANAカード、またはSFCのゴールドまたはプレミアム保有者 | 120% | 130% |
一般カード | 115% | 125% |
5.マイルの有効期限がなくなる
ダイヤモンド会員に与えられる恩恵で大きいのが「マイルの期限がなくなる」という点です。ANAマイレージクラブでは、加算されたマイルは「加算された月から36か月」という期限が設定されているので、無期限にマイルを貯めることはできません。しかしダイヤモンド会員となれば、マイルの期限がなくなるのでゆっくりとマイルを貯めていくことができます。
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2024年春版 ANAはいくらかかるの?
そもそもステイタス達成にいくらかかるのか
はじめにANA修行をしてステイタスの条件を達成するといってもいくらかかるのか分かりますか。下の表を見ると分かりますが、プラチナ達成をするには『50,000PP』ダイヤモンドの場合には『100,000PP』が必要になります。(ライフソリューションサービスを利用しない場合)
【ANAマイレージクラブ ステイタスと獲得条件】
ステータス | 必要プレミアムポイント |
ブロンズ | 30,000 PP
うちANAグループ運航便15,000 PP以上 |
プラチナ | 50,000 PP
うちANAグループ運航便25,000 PP以上 |
ダイヤモンド | 100,000 PP
うちANAグループ運航便50,000 PP以上 |
【各ステイタスごとの目安必要フライト回数】
ブロンズ
(30,000PP) |
プラチナ
(50,000PP) |
ダイヤモンド
(100,000PP) |
|
羽田-那覇
一般運賃 2,368PP/フライト |
7往復 | 11往復 | 22往復 |
羽田-那覇
割引運賃 1.476PP/フライト |
11往復 | 17往復 | 34往復 |
羽田-シンガポール
割引エコノミー 3,477PP/フライト |
6往復 | 8往復 | 15往復 |
羽田―シンガポール
割引ビジネス 6,610PP/フライト |
3往復 | 4往復 | 8往復 |
羽田―ニューヨーク
割引エコノミー 4,717PP/フライト |
4往復
|
6往復 | 11往復 |
羽田―ニューヨーク
割引エコノミー 8,823PP/フライト |
2往復 | 3往復 | 6往復 |
では、飛行機に乗るといくらのプレミアムポイントがたまるのか
下記のサイトで検索をすることができますが、航空券の種別(種類)と利用区間で変わります。
【画像提供:筆者】
【ANA フライトマイル・プレミアムポイント シミュレーション】
例えば「東京(羽田)- 沖縄(那覇)」を一般運賃(フレックス)で利用すると
「区間基本マイレージ(984)×100%×2+400」の計算式から2,368プレミアムポイントの獲得になります。
『ANA SUPER VALUE 21』などの割引運賃を使うと
「区間基本マイレージ(984)×75%×2=1,476プレミアムポイント」の獲得になります。これが片道になるので50,000プレミアムポイントを獲得しようとすると
『一般運賃(フレックス)』の利用で 50000÷2368=21.1・・・ つまり22フライト(11往復)
『ANA SUPER VALUE 21』の利用で 50000÷1476=33.8・・・ つまり34フライト(17往復)になります。
東京と沖縄を11往復となると時間もかかりますが、費用面も相当で一般運賃(フレックス)の場合、2024年1月調べで片道53,110円、つまり22フライトすると約116万円、『ANA SUPER VALUE 21』の利用だと片道20,080円、34フライトすると約68万円かかります。
【各ステイタスごとの目安必要フライト回数】
ブロンズ
(30,000PP) |
プラチナ
(50,000PP) |
ダイヤモンド
(100,000PP) |
|
羽田-那覇
一般運賃 2,368PP/フライト |
7往復 | 11往復 | 22往復 |
羽田-那覇
割引運賃 1.476PP/フライト |
11往復 | 17往復 | 34往復 |
羽田-シンガポール
割引エコノミー 3,477PP/フライト |
6往復 | 8往復 | 15往復 |
羽田―シンガポール
割引ビジネス 6,610PP/フライト |
3往復 | 4往復 | 8往復 |
羽田―ニューヨーク
割引エコノミー 4,717PP/フライト |
4往復
|
6往復 | 11往復 |
羽田―ニューヨーク
割引エコノミー 8,823PP/フライト |
2往復 | 3往復 | 6往復 |
【こちらからご連絡ください 紹介URL https://ktt-law.com/inquiry/】
ライフソリューションサービスを利用するとかなりお得に
ANAが始めたライフソリューションサービス。7つのサービスを利用する条件を満たすことができれば、フライトで貯めるプレミアムポイントは少なくなります。そのため、修行にかかる費用や時間を少なく済ませることができます。
ちなみにプラチナの場合、30,000プレミアムポイントが必要になります。
【ANAライフソリューションサービス条件】
ステイタス | プラチナ |
年間の獲得プレミアムポイント (ANAグループ運航便利用分のみ) | 30,000 |
ライフソリューションサービス利用数 | 7サービス以上 |
ANAカード・ANA Pay決済額の総額 | 400万円 |
30,000プレミアムポイントを稼ごうと思うと
『一般運賃(フレックス)』の利用で 30000÷2368=12.6・・・ つまり13フライト(6.5往復)
『ANA SUPER VALUE 21』の利用で 30000÷1476=20.3・・・ つまり21フライト(10.5往復)
一般運賃なら約69万円、ANA SUER VALUE 21なら約42万円、最も安い公式割引運賃の「ANA SUPER VALUE 75」で確保することができれば、1区間13,810円なので約29万円でプラチナの条件を達成することができます。
これからANA修行を考えているのであれば、「ライフソリューションサービス」と併用させることがお薦めです。
【画像提供:筆者】
【こちらからご連絡ください 紹介URL https://ktt-law.com/inquiry/】
まとめ ANA修行をして上級会員ライフを楽しむ
ここまで、2024年にANAの飛行機に乗りまくってANAのステイタスを獲得するメリットについて紹介しました。修行をするためには30万円近い費用がかかり、単純に往復するだけなのでまさに「修行」と言えそうな旅です。しかし、上級会員になると受けることができる恩恵が大きく、飛行機の旅が一気に変わります。さらに、スーパーフライヤーズカード(SFC)を手に入れれば、一生上級会員としてのサービスを受けることができるので、修行をするのであれば、SFCを手に入れることも目標に実行しましょう。
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【画像提供:筆者】