ANAアメックスカードとは?ANAマイル特化の特典やメリット・デメリットを解説

国内大手航空会社ANAは、クレジットカードの国際ブランドAMEXと提携し、「ANAアメックスカード(ANA AMEXカード、ANAアメリカン・エキスプレス・カード)」を提供しています。

ANAマイルが非常に貯めやすく、さらに国内・海外での旅行をサポートするさまざまな特典が利用可能です。

当記事ではANAアメックスカードの特徴やメリット・デメリット、ポイント・マイルの制度などについて解説します。

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Table of Contents

ANAアメックスカードとは?

ANAアメックスカードとは、アメリカのカード会社アメリカン・エキスプレスと、日本のANA(全日空)グループが提携して発行するクレジットカードです。

アメックスカードの特典に加え、航空に関する特典や、航空会社のポイントであるマイルについてのさまざまな優待を受けられます。また、日本の国際ブランドJCBとパートナーシップを結んでいることから、日本全国で使えます。

プロパーカードにあたるアメックスカードとの見た目の大きな違いは、兜が特徴的な男性であるセンチュリオンが描かれているか否かです。

出典:アメックス公式HP

国内外問わず頻繁に旅行へ行かれる方や、マイルを積極的に貯めたい方に、ANAアメックスカードはおすすめです。

ANAアメックスカードの特徴|航空サービスやマイルに特化した提携カード

出典:アメックス公式HP

一般カードであるANAアメックスカードの基本情報は次の通りです。

国際ブランド AMEX

(JCBとのパートナーシップによりJCB加盟店で使用可能)

年会費

(税込)

初年度 7,700円
2年目~ 7,700円
ポイント移行コース

(税込)

年間参加費 6,600円
2年目 6,600円(2年目以降は自動更新)
基本還元率 常時 1.0%
利用枠 利用者の利用状況や支払い実績によって異なる
追加カード

(税込)

家族 2,750円
ETC 発行手数料850円
発行スピード 3週間程度
電子マネー QUICKPay

楽天Edy

付帯保険 海外 最大3,000万円
国内 最大2,000万円
ショッピング 最大200万円
審査 あり
発行可能年齢 20歳以上
外国籍の方の発行の有無 日本在住であれば原則として発行可能
公式サイトURL https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/ana-classic-card/

ANAアメックスカードには、ショッピングなどでの使用でポイント・マイルが増えるサービスや、旅行傷害保険などの特典が付帯されています。

それぞれ特徴・詳細を解説します。

ANAアメックスカードの年会費

ANAアメックスカードの年会費は7,700円(税込)です。一般カードを持っている方の多くが無料~5,000円未満のカードを所有していることを考慮すると、やや高額な料金設定と言えます。

しかし、特典の多さやAMEXのステータスの高さなどを踏まえると、コストパフォーマンスは悪くはありません。とくにマイルを多用する方であれば、年会費分の元は取れるでしょう。

「移行ポイントコース」でマイルへの移行&マイルの無制限化

ANAアメックスカードで貯めたポイントは、移行ポイントコースへ参加することでANAマイルに交換できます。一般カードは移行ポイントコースへ登録しなければ、アメックスポイントをANAマイルへ交換できません。

移行ポイントコースの特徴は次の通りです

  • レートは1ポイント=1マイル
  • 最低交換単位は1,000ポイントから
  • 1日1回まで・1日の移行限度99万9,000ポイント
  • 年間の移行上限なし
  • ポイントから移行したマイルの有効期限は36か月後の月末
  • 移行ポイントコースへの参加によって、ポイントの有効期限が3年から無期限化
  • 他の提携航空会社のマイルへの移行は不可

ポイント移行コースの登録には、年間参加費6,600円が必要です。2年目以降は自動更新になります。

移行ポイントコースへ参加後、「無期限化したポイントで保有→必要に応じてポイントをマイルへ移行」というプロセスにしておくと、実質マイルも無期限化ができます。

ただし、ゴールドカードまたはプレミアムカードであれば、ポイント移行コースへ登録しなくてもアメックスポイントをANAマイルへ交換できます(ゴールドとプレミアムの詳細は後述)。

効率よくポイント・マイルが貯まるサービス、還元率について

ANAアメックスカードのポイントの基本還元率は、原則として1%です。ポイントは、アメックスのポイント制度「メンバーシップ・リワード」のものになります。

ANAアメックスカードで利用できるサービスを利用することで、還元率を上げたり効率よくマイルを貯められたりが可能です。詳細をみていきましょう。

還元率が1.5%になるポイントプログラム

ANAグループのサービス(ANA航空券・旅行商品・機内販売品など)への利用などでカードを使うと、還元率が1.5%になる「ANAアメリカン・エキスプレス提携カード メンバーシップ・リワード」となっています。

ANAアメックスカードの場合は、始めから入会している扱いになるので、別途で年会費を支払う必要はありません。

最大30,000マイル相当が獲得できる入会サービス

2022年11月現在では、ANAアメックスカードに入会し、かつ3か月以内に一定金額以上のカード利用があると、入会特典として30,000マイル相当を獲得できるキャンペーンを行っています。

具体的には次の通りです。

  • 入会ボーナス:1,000マイル
  • 3か月以内にカード1回の会計で1,000円以上:1,000ボーナスポイント
  • 3か月以内に30万円のカード利用:10,000ボーナスポイント
  • 3か月以内に50万円のカード利用:13,000ボーナスポイント+50万円のカードご利用で獲得できる利用ポイント5,000ポイント

とはいえ、3か月で50万円の利用はハードルが高めです。

発行後の3か月は生活費の支払いをクレジットカードで済ませる、旅行の計画を立てておくなど、ある程度工夫が必要かもしれません。

ポイントとマイルが同時に貯まるANAカードマイルプラス

ANAカードマイルプラス加盟店でのカードを利用すると、通常のポイントに加えてマイルも同時に付与されます。マイルの還元率は、原則として0.5%または1%です。1%の場合だと、1万円使うと100ポイントと100マイルが同時に貯まります。

加盟店は、航空券・機内販売、ホテル、お土産・免税店、コンビニ、レストランなど幅広く揃っています。

ANAグループ便の利用でボーナスマイル

ANAグループの航空機の便を利用すると、通常のフライトマイルにプラスして「区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x10%のボーナスマイル」のマイルが付与されます。

1年ごとの継続ボーナスマイル

ANAアメックスカードへ入会後、カードを継続する度に毎年1,000マイルが付与されます。

ANAサービスや空港・機内での買い物の割引サービス

ANAのサービスや空港・機内にてカードで買い物をすると、割引サービスを受けられます。

家族カードの発行

出典:アメックス公式HP

ANAアメックスカードも、他のアメックスカードと同じく家族カードを発行できます。家族カードの年会費は2,750円(税込)です。家族カードを発行するメリットは次の通りです。

  • 通常の年会費よりも安い値段で、基本カードと同様の特典・保険・サービスを利用できる
  • 家族カードの利用でも通常通りポイント・マイルなどが付与される
  • 家族カードごとに限度額を設定できる
  • 利用状況をオンラインサービスやアプリからひと目で確認できる(明細は基本カード会員へまとめて通知)

入会資格者は、配偶者・両親・18歳以上の子どもです。最大で6枚まで発行できます。

通常のカードより1枚あたり4,950円ほど安くなるので、家族にもANAアメックスカードを持たせたい方は、家族カードの利用をおすすめします。

保険などの旅行をサポートするトラベルサービス各種

出典:アメックス公式HP

ANAアメックスカードには、会員の旅行を快適にするためのさまざまなトラベルサービスが付帯しています。

数千万円レベルの補償が出る旅行傷害保険(国内・国外)

ANAアメックスカードには、国内旅行・国外旅行の両方に対応する旅行傷害保険が付帯しています。

対象は会員および配偶者・会員と生計を一にする子ども・両親などの親族です。家族カードの所有者も、同様の保険が適用されます。

いずれも旅行に際し、カードで旅行代金を決済しないと補償が出ない利用付帯であるため、注意しましょう。

出典:アメックス公式HP

国内旅行の補償は、傷害死亡/障害後遺障害保険金として最大2,000万円(家族に対する補償は1,000万円)までです。旅行に際してカード決済した航空機・電車などに搭乗中の事故や、泊まっている宿泊施設での火災・爆発などが原因の傷害が対象になります。

海外旅行の補償は、「ご旅行前に日本国内にて、カードで日本出入国のために時刻表に基づいて運行される国際航空機または国際船舶のチケットや、パッケージ・ツアーの料金をお支払いになられた場合」に利用付帯の条件が満たせます

補償金額は次の通りです。

保険種別 補償金額(親族の金額)
傷害死亡/傷害後遺障害保険金 3,000万円(1,000万円)
傷害治療費用保険金 100万円(100万円)
疾病治療費用保険金 100万円(100万円)
賠償責任保険金 3,000万円(3,000万円)
救援者費用保険金(保険期間最高) 200万円(200万円)
携行品損害保険金 30万円(30万円)

ゴールド・プレミアムカードだと、さらに補償金額が上がります。

保険種別 ゴールドの

補償金額(親族の金額)

プレミアムの

補償金額(親族の金額)

傷害死亡/傷害後遺障害保険金 1億円(1,000万円) 1億円(1,000万円)
傷害治療費用保険金 300万円(200万円) 1,000万円(1,000万円)
疾病治療費用保険金 300万円(200万円) 1,000万円(1,000万円)
賠償責任保険金 4,000万円(4,000万円) 5,000万円(5,000万円)
救援者費用保険金(保険期間最高) 400万円(300万円) 1,000万円(1,000万円)
携行品損害保険金 50万円(50万円) 100万円(100万円)
乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用 1回につき最高2万円(なし) 1回につき最高3万円(なし)
受託手荷物遅延費用 1回につき最高2万円(なし) 1回につき最高3万円(なし)
受託手荷物紛失費用 1回につき最高2万円(なし) 1回につき最高6万円(なし)

保険の詳しい内容や請求方法については、公式サイトの「旅行傷害保険」のページをご覧ください。

ショッピング・プロテクション

国内・国外問わず、カードで購入した商品の破損・盗難などの損害について、購入日から90日間・年間200万円まで保障されます(ゴールド・プレミアムは年間500万円まで)。免責金額は1事故につき10,000円までです。

オンライン・プロテクション

第三者によって不正にカードを使われた場合、不正利用と判断された取引については利用金額を運営側で負担してくれます。

タッチ決済への対応

出典:アメックス公式HP

タッチ決済に対応しているので、マークのある店舗であればカードリーダーにかざすだけで支払いができます。

空港ラウンジ無料サービス

ANAアメックスカードと搭乗券を呈示することで、国内外29空港の空港ラウンジが、会員と同伴者1人まで無料で使えます。

手荷物無料宅配サービス

海外旅行から帰国した際、空港から自宅までカード会員1人につきスーツケース1個を無料配送してくれます。対象の空港は成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港です。

ANAアメックスカードをオトクに使うには?ゴールドやプレミアムを利用した場合と比較

ANAアメックスカードの最大の特徴は、やはりポイントに加えてANAマイルも貯めやすい点です。より効率的にANAマイルを貯める場合は、ゴールドカードやプレミアムカードを利用すると良いでしょう。

出典:アメックス公式HP

ANAアメックス・ゴールド・カード(ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード)は、一般カードと比べてボーナスポイントの加算レートが2倍であったり各種プロテクションが増えていたりなど、さまざまな面で特典が追加されています。

入会キャンペーンも強化されており、3か月以内の利用で10万相当のマイルを獲得可能です。年会費は34,100円と一般カードの4倍以上ですが、その分だけ手厚い特典を利用できるでしょう。

出典:アメックス公式HP

ANAアメックス・プレミアム・カード(ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード)は、ゴールドよりも特典が充実した、ANAアメックスカードの最高ステータスのものです。

年会費は16万5,000円と非常に高額ですが、ポイント還元率や保険の保障金額、各種トラベルサービスは各種最上級のものとなっています。

以下では年会費・有効期限・ポイント還元率・マイル還元率・航空券購入時の還元マイルを、一般・ゴールド・プレミアムで比較しました。

年会費 ポイント有効期限 ポイント還元率 ANAサービスのボーナスポイント加算レート
一般 7,700円 原則3年 100円=1ポイント 1.5倍
ゴールド 34,100円 無期限 100円=1ポイント 2倍
プレミアム 165,000円 無期限 100円=1ポイント 2.5倍

ポイント還元率は変わらないものの、ANAサービスを利用した際のボーナスポイントに大きな差があります。

さらに、ゴールド・プレミアムは他のプログラムやキャンペーンで得られるマイル付与率が優れています。

とはいえ結論から言えば、プレミアムはANAサービスをフル活用しないと、マイル付与のみで16万5,000円の年会費をペイするのは非常に困難です。

プレミアムはどちらかと言うと、マイルボーナスで年会費をペイするよりも、付帯するプレミアム・サービス・デスクやフリー・ステイ・ギフトといった、マイル以外のボーナスで元を取るイメージになります。

一方でゴールドは年会費34,100円とプレミアムほど高額ではなく、それでいてマイル還元率も悪くありません。ANAマイルを貯める用のカードとしてはおすすめです。セブンイレブンやイトヨーカードーなどもANA特約店に含まれるので、ゴールドでの日常の買い物であれば、オトクにマイルを貯められるでしょう。

さらにここからは、一般カード・ゴールドカード・プレミアムカードのマイルの貯まり方やその他ボーナスの違いを比較します。

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入会ボーナス・継続ボーナスの違い

入会ボーナス・継続ボーナスで得られるマイルの違いは次の通りです。

入会ボーナス 継続ボーナス
一般 1,000マイル 1,000マイル
ゴールド 2,000マイル 2,000マイル
プレミアム 10,000マイル 10,000マイル

さらに入会後3か月以内での決済額に応じた入会ボーナスを反映した場合、得られるマイルに次の差がつきます(ポイントをマイルに交換した場合)。

ゴールドカードの決済条件 得られるマイル
カード1回の会計で1,000円以上 3,000マイル
70万円のカード利用 25,000マイル
150万円のカード利用 55,000マイル+15,000マイル
入会ボーナスと決済ボーナス合計 10万マイル(ボーナスマイル+通常決済の150万円分のポイント)
プレミアムカードの決済条件 得られるマイル
カード1回の会計で1,000円以上 5,000マイル
80万円のカード利用 30,000マイル
150万円のカード利用 60,000マイル
入会ボーナスと決済ボーナスの合計 12万マイル(ボーナスマイル+通常決済の150万円分のポイント)

一般カードの入会ボーナスだと最大約30,000マイルだと考えると、ゴールド・プレミアムは入会して150万円を利用できれば、一般カードの約3~4倍のマイルを得られます。

また、ゴールドの70万円利用でも十分に恩恵を得ることが可能です。

ボーナス25,000ポイント+70万利用7,000ポイント+1,000円以上利用の1,000ポイント+入会ボーナス2,000円の合計36,000ポイントが貯まります。ここにANAサービスの利用での追加ポイントがあると考えると、約40,000ポイントで、ハワイ旅行1回分くらいのポイントを得られます。

ANA SKY コインが貯まる

ANA SKY コインとは、ゴールドまたはプレミアムカードを一定金額以上利用することで得られる、アメックスポイントやANAマイルとは別のボーナスです。1コインは1円相当です。1コインを1マイルにも交換できます。

10,000マイル以上をコインから交換すると、会員ステータスやANAカードの種類に応じて、交換率が最大1.7倍になるのも、ANA SKY コインならではの大きなメリットです。

ゴールドであれば300万円以上の利用で10,000コイン、プレミアムは500万円以上の利用で30,000コイン貯まります。対象は、一部を除くほぼすべての支払いです。

また、ゴールド・プレミアムともに100万円利用ごとに、5,000コインが付与されます。

5,000コイン付与の対象となる支払いは次のとおりです。

ANA航空券 ANAウェブサイト(www.ana.co.jp)、ANA国内線予約/案内センター、ANA国際線予約/案内センター、ANAカウンター
旅行商品 ANAトラベラーズ国内ツアー/海外ツアー、ANAダイナミックパッケージ、ANAワンダーアース、WEB限定ツアー、ANAマイレージクラブ会員限定ツアー

さらに、ANA SKY コインを利用して航空券や旅行商品を購入した場合も、ANAマイル加算の対象になります。

プレミアムは航空券や機内販売の購入でさらにマイル贈呈

プレミアムカードのみ、通常のANAカードマイルプラス加盟店でのカード利用のマイルボーナス100円=1円に加えて、ANA航空機・機内販売の支払いでの利用で100=2マイルが自動加算されます。

ANA航空機・機内販売での支払いだと、マイル還元率が最大4.5%にもなります。

・ANAグループでの利用:2.5%

・ANAカードマイルプラス加盟店:1%

・ANA航空機・機内販売利用:1%

4.5%のマイル還元率は、他のANAクレジットカードを比較しても最大レベルです。しかし年会費が16万5,000円と考えると、4.5%の還元率で利用しても、年会費をペイするには年間366万6,000円ほどANAサービスで利用しなければなりません。

1年目は入会ボーナスでペイすることもできそうですが、2年目以降だと少し現実的ではない可能性が高いです。ANAサービス以外の利用が多いと考えると、日常使いでプレミアムをオトクに使うのは難しいと言えます。

一方でゴールドカードだと、年会費34,100円で最大還元率3%(ANAグループでの利用2%+ANAカードマイルプラス加盟店1%)にて利用すれば、年間約113万6,000円の利用でペイできます。普段からカード支払いを意識すれば、オトクになる可能性が高いと言えそうです。

搭乗ボーナスマイルが高い

一般カードだと「区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x10%」だった搭乗ボーナスマイルですが、ゴールドとプレミアムはさらに多くのマイルが付与されます。

・ゴールド:区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x25%

・プレミアム:区間基本マイレージxクラス・運賃倍率x50%

紹介プログラムが高い?

ANAアメックスカードを含めたアメックスカードは、知り合いの方に対象のアメックスカードを紹介することでポイントを得られる「ご紹介プログラム」を実施しています。

詳細の情報は会員のみが確認できるページでチェックできますが、ゴールドやプレミアムといったステータスが高いカードを紹介するほど、還元されるポイントが高くなっています。

ANAアメックスカードで貯めたポイント・マイルはどこで使える?

ポイントは、アメックスが厳選したさまざまな飲食・体験・日用雑貨・ファッション・エアライン・商品券などと交換できます。ラインナップはカタログサイトにて確認可能です。

楽天ポイントなどの、他のポイントへの交換にも対応しています。とはいえ還元レートは0.3%など低いので、あくまで副次的な効果と認識しておくとよいでしょう。

また、「American Express SafeKey」の参加加盟店での買い物時の支払いに利用できます。

他にはカード支払いした食事やショッピングの代金、オンラインショッピングの支払いの充当にも対応できるので、多くの使い道があると言えるでしょう。

当然ながら、ポイントと交換して得たマイルは、ANAマイレージクラブにて利用できます。5,000マイルより、特典航空券への交換も可能です。

ANAアメックスカードのメリット|おすすめはゴールドカード

ANAアメックスカードのメリットは、ANAの航空機を利用して旅行へ行く方や、ANAマイルをよく利用する方にとって非常に使いやすいカードである点です。

所持しているだけでマイルが貯まるキャンペーンや、ポイントとの両取りでの獲得など、誰でもポイントやマイルを貯めやすくなっています。

また同時に、他のクレジットカードよりステータスの高さが証明しやすいAMEXブランドであることもメリットと言えます。国内利用に関しては、アメックスがJCBとパートナーシップを結んでいることから、JCB加盟店であれば利用が可能です。

ANAマイルをとくに効率よく貯めたいときは、年会費・マイル還元率・特典のバランスがよいANAアメックス・ゴールド・カードが一番おすすめです。

ANAアメックスカードのデメリット

ANAアメックスカードのデメリットとして、入会費や維持費の高さが挙げられます。一般カードとしては7,700円が高額である点に加え、ポイント移行コースに加入する場合は、さらに6,600円が必要になります。

さらにゴールド・プレミアムだとさらに年会費が高額です。ANAサービスを有効的に活用しないと、年会費の元を取るのは難しいでしょう。

ANAサービスを利用したボーナスポイントを貯めたい、ANAマイルで旅行したいなど、ANAマイルを最大限活用したい方に、ANAアメックスカードはおすすめとなります。

また、ANAアメックスカードはブランドがAMEXのみになるので、VISAやMastercardと比較すると海外で使える店舗が限られます。海外旅行の際には注意しましょう。

さらに注意点として、利用実績などによって利用限度額が自動で変動することから、知らずに利用限度額に達してカードがストップするリスクがあります。会員ページにログインして小まめに確認する必要があるでしょう。

ANAアメックスカードの評判はどう?

「マネ会 クレジットカード」や「価格.com」の口コミやSNS上での投稿などから、ANAアメックスカードに関する評判をまとめました。

よい評判

ANAアメックスカードに関するよい評判には、次のものが挙げられていました。

  • 海外より国内での移動が多いなら、ANAアメックスのほうが使い勝手がよい
  • 年会費が高額な分だけ、ステータスの高さや保険内容のよさが際立つ
  • ANAマイルがとにかく貯まりやすい
  • ポイント移行コースならポイントやマイルの利用期限を気にせず保有できる

マイルに関する豊富な特典や、保険の手厚さに関する評判が多かった印象です。

悪い評判

ANAアメックスカードに関する悪い評判には、次のものが挙げられていました。

  • 突然利用停止になったが、問い合わせても理由を教えてもらえなかった
  • コールセンターの対応が信頼できないと感じた
  • 利用限度額が勝手に下がってカードが停止になった
  • マイル移行手数料が高い

カード自体の特典というより、コールセンターへの口コミが多数見られました。

ANAアメックスカードを発行するには?

ANAアメックスカードを発行するには、AMEXの公式サイトでのオンライン・郵送・窓口での対面のいずれかで申込みを行います。

ここでは、オンラインで申し込む方法を解説します。

公式サイトから申し込みフォームを開く

オンラインで申し込む場合は、まず公式サイトの「カード申し込み」のタブを選択し、個人のお客様の「新規カードのお申し込み」を選択します。

次に、「航空会社との提携カード」のタブを開き、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの「詳しくはこちら」をクリックしましょう。

ページを開いたら、カードの写真の下にある「お申し込みはこちら」をクリックします。クリック前には本当にANAアメリカン・エキスプレス・カードの申し込みのボタンかどうか、確認しておきましょう。

すると申し込みフォームに移行するので、ページの案内に従い氏名・住所・連絡先・収入などを入力していきます。

ここでメールアドレスを登録しておくと、申し込みを完了せずに中断しても、再開するためのリンクがEメールで届きます。

入会審査

申し込みフォームから申し込んだ後は、アメックス側から連絡が届きます。案内に従い、本人確認書類をアップロードしましょう。書類不備や必要書類の未提出がある場合は、運営より連絡が来ます。

審査結果は、Eメールにて通知されます。なお、承認・非承認理由は開示されません。

カード受け取り

審査で承認された後は、指定していた住所または保管郵便局窓口にカードが届きます。本人限定受取郵便になるので、本人確認ができるよう運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの本人確認ができるものを準備しておきましょう。

おおよそ3週間以内に届きますが、3週間が過ぎても届かない場合は、問い合わせ窓口に連絡が必要です。

ANAアメックスカードについてのQ&A

最後に、ANAアメックスカードについて気になる点を、Q&A形式で解説します。ANAアメックスカードを発行すべきかどうかの参考としてください。

ANAアメックスカードの審査難易度は?

ANAアメックスカードの審査難易度は、通常のアメックスカードよりも少し甘いと言われています。プロパーカードではなく、顧客への普及を目的とした提携カードであるためです。

ただし審査基準は公表されておらず、あくまでAMEXブランドであることから、他の一般カードよりは難易度が高いと予想されます。申込時には次の点に注意しましょう。

  • 20歳以上でないと応募できない
  • 安定した定収入が必要になる
  • クレジットカードやローンの信用情報にキズがあると発行は難しい
  • 多重申込みや申込み不備にならないよう気をつける

ANAと提携しているクレジットカードは他にもある?

ANAと提携しているカードは、アメックス以外にもさまざまな種類が存在します。また、ANAのプロパーカードも存在します。主な種類は次の通りです。

  • ANA一般カード(VISA・Mastercard・JCB)
  • ANA To Me CARD PASMO
  • ANA Suicaカード
  • ANA nimocaカード
  • ANAワイドカード
  • ANAダイナースカード

それぞれで利用できる場所や還元率、マイル獲得数などに違いがあります。どのような種類・クラスがあるかは、ANA公式サイトの「ANAカード一覧」より確認できます。

ANAアメックスカードで快適な旅行を!

ANAアメックスカードは、ANAマイルの貯まりやすさや優れたトラベルサービスなどから、ANAマイルをよく使う方やANAを利用しての旅行をする方にとって、メリットが多いクレジットカードです。

AMEXブランドのステータスの高さも、社会的評価の面でよい影響を与えてくれるでしょう。

カードの発行はオンラインからいつでも可能です。興味がある方は、ANAアメックスカードの利用を検討してはいかがでしょうか?

ANAアメックスカード加入は既存会員からの紹介が最もお得!

「ANAアメックスカード」に加入する場合、既存会員から紹介コードURLを発行して頂いてそこから入会すると、入会に際して大量の入会ポイントを得られますので、最もお得です。

詳細については、このWEBサイトの別の記事をご参照ください。

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