2022年12月　ヒルトン・アメックスってどんなカード　付帯されている特典やカードの特徴を解説します

ホテル好きでなくてもよく知られている世界的ホテルチェーンの「ヒルトングループ」

このヒルトングループが発行しているクレジットカードがヒルトン・アメリカンエキスプレスカードです。

ヒルトンのカードを知っている人が読むと「VISAじゃないの？」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、2021年3月に提携先をVISAからアメリカンエキスプレスに変更し、新しいカードを発行しています。特典が魅力的なヒルトン・アメリカンエキスプレスについて解説していきます。

ヒルトン・アメリカンエキスプレスってどんなカード

ヒルトン・アメリカンエキスプレスは、世界的なホテルグループであるヒルトンホテルグループが発行をしているクレジットカードです。正式名称は「Hiltonオーナーズ・アメリカンエキスプレスカード（以下　ヒルトン・アメックスと呼称）」。2021年3月に誕生した歴史の浅いカードですが、発行から2年近くが経過し、魅力的な特典の多さから利用者を伸ばしています。

ヒルトン・アメックスには「ノーマルカード（一般カード）」と「プレミアムカード」の2種類があります。

まずは、この2つのカードの基本スペックについてまとめました。

2つのカードの基本情報は以下の通りです。

【ヒルトン・アメックス　一般カード　公式サイト】

https://www.americanexpress.com/jp/credit-cards/hilton-classic-card/

【ヒルトン・アメックス　プレミアムカード　公式サイト】

https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/hilton-premium-card/

【AMEX公式サイトより】

ヒルトン・アメックスの魅力的な特典　５つ

ヒルトン・アメックスを保有するとどんなメリットがあるのでしょうか。まずは、一般カード、プレミアムカードでもらえる特典について紹介していきます。一般カードの場合は、条件付き付与のケースがあるので、条件を達成できるようにしましょう。

特典１　ウィークエンド無料宿泊特典

ヒルトン・アメックスを持つ一番の魅力的な特典が「ウィークエンド宿泊特典」です。入会後1年が経過し、カードの更新をすれば、この特典を受けることができます。ウィークエンドという名前がついていますが、平日でもホテルによっては利用可能なので、ホテルに確認をしてください。『ヒルトン・グループのスタンダードルーム1泊　2名1室利用』が可能な特典で、ヒルトングループのホテルであれば、どこで使っても無料になります。スタンダードルームがないホテルでは宿泊をすることができませんが、日本国内のヒルトングループのホテルは全て対象となっているので安心して特典の利用ができます。

【無料宿泊特典対象外ホテル一覧　⇒　https://hiltonhotels.jp/weekend-reward　】

ちなみにヒルトン東京のスタンダードルームを週末予約で検索すると

【ヒルトン公式サイトより】

1泊5万円近い宿泊代金になります。高級ホテルと呼ばれている「ROKU京都」の場合は

1泊で8万円を超えてきます。こんなホテルでも無料宿泊特典で泊まることができるので「ウィークエンド無料宿泊特典」を利用するだけでプレミアムカードの年会費の元を取れてしまう状態です。

ヒルトングループのホテルは最低でも４万円ぐらいからが多いですが、プレミアムカードの場合、年間300万円以上のカード利用で2回「ウィークエンド無料宿泊特典」を利用することができるので、プレミアムカードの方が持つ価値は高いと言えます。

特典２　ヒルトン・オーナーズのゴールドまたはダイヤモンドに

ヒルトン・アメックスは保有しているだけで、ヒルトン・オーナーズの「ゴールド会員」になることができます。さらにヒルトン・アメックスのプレミアムを保有していて年間200万円以上の決裁があれば「ダイヤモンド会員」になることができます。

ヒルトンのホテル会員ステータスですが、ゴールド会員、ダイヤモンド会員になろうとすると以下のホテル宿泊実績が必要になります。

上記のゴールド以上のステータスをいきなりもらうことができるのでかなりお得になります。次にどのような特典を受けることができるのか紹介します。

【ヒルトンHPより】

【ヒルトン・オーナーズクラブ公式サイト】

https://www.hilton.com/ja/hilton-honors/member-benefits/

ヒルトン・オーナーズ　ゴールド会員特典

ヒルトン・オーナーズ・ゴールド会員になると主に以下の特典を受けることができます。

このようなサービスが付いてきます。ホテルの空室状況によっては「アーリーチェックイン」「レイトチェックアウト」も可能です。注目することは無料のルームのアップグレードで空室状況に依存するものの、1回でも発生すれば1万円以上の価値のあるものになります。また、朝食無料も大きく、これも2人で利用すれば1万円程度の価値があります。

ただし、朝食無料の特典に関してはアメリカから見直しの動きがあります。アメリカでは2021年7月より「１部屋あたり2人までのデイリークレジットまたはポイントを付与」と変更されており、10US$～20US$が付与されています。この流れがいずれ日本にもやってくる可能性があるので注意が必要です。

【ヒルトンHPより】

ヒルトン・オーナーズ　ダイヤモンド会員特典

ヒルトン・アメックスのプレミアムを保有していて年間200万円以上の決裁がある場合には「ダイヤモンド会員」になることができます。ダイヤモンド会員の場合、ゴールド会員が受けることができる特典に加えて以下の特典が追加されます。

特典の中で大きいのが客室のアップグレードです。スイートルームまでがアップグレードの範囲になるので、一番安い部屋を予約したのにスイートに宿泊できたなんてこともあり得ます。

さらにエグゼクティブ・ラウンジを無料で使うことができます。エグゼクティブ・ラウンジは、時間帯に応じて食事などが提供されているラウンジでもちろん無料で利用できます。お昼の時間帯にはケーキやフルーツなど、夕食の時間帯になると肉料理や魚料理、チーズなどが登場します。ここで夕食を済ませてしまうということも可能です。もちろん、アルコール類、ソフトドリンクなども充実しているので仕事帰りにちょっと立ち寄ったり、小腹がすいたときに訪問したりと、必要な時に必要なものを提供してくれるラウンジです。ここは基本ダイヤモンド以上でなければ利用することはできません。

【ヒルトン公式ページ】

特典３　ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンに実質無料入会

ヒルトン・アメックスを保有していると「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン（HPCJ　以下）」に入会することができます。HPCJに入会していると国内と韓国のヒルトン系ホテルにおいて宿泊料金25％引きで宿泊することができます。（レストランは20％割引）

【対象ホテル】

通常時、この会に入会するためには年会費25,000円かかりますが、一般カードの場合は年会費10,000円、プレミアムカードの場合は無料で入会することができます。一般カードの場合、10,000円の入会金がかかりますが、年会費の支払い後に国内のHPCJ対象ホテルで利用できる5,000円分のクーポンを２枚もらうことができるので、実質無料と言ってもよいです。

【ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン公式サイトより】

【ヒルトン公式サイトより】

特典４　ポイント還元率は２～３％と高め

クレジットカードを利用して支払いをするときの注目点として「ポイントの還元率」に着目する人も多いのではないでしょうか。ヒルトン・アメックスでもポイントの還元率は一般カードで100円につき2ポイント、プレミアムカードであれば100円につき3ポイントを貯めることができます。100円で1ポイントのカードが多い中で、還元率が２～３％常時あるというのはかなり高還元率のクレジットカードです。

貯めたポイントは様々なものに交換することができます。

【ヒルトン・オーナーズポイントの交換先例】

特典への交換に必要なポイント数はそれぞれ異なるので、公式サイトでの確認が必要です。

ポイントの交換先として有名なのが「航空会社のマイル」ですが、ヒルトン・オーナーズポイントを航空会社のマイルに交換するのは交換レートがあまりよくなくおすすめできません。

【航空会社へのマイル交換表】

他にも交換できるマイレージクラブはありますが、交換率が10％～15％程度しかないので損をしてしまう可能性が高いです。

一方で、ヒルトングループのホテル宿泊特典に利用するのはかなりよいです。ホテルに泊まるために必要な最低ポイントは5,000ポイントからですが、5,000ポイントで無料宿泊特典と交換することができるホテルは日本国内にありません。

【日本国内の宿泊特典必要ポイント数　12月26日現在】

気にする人もいるポイントの価値ですが、ヒルトン東京の場合1泊2名で4万程度になります。するとポイントの価値としては1ポイント＝0.6～0.7円になります。

特典５　空港ラウンジの利用とプロテクションサービス

アメックスカードで充実している国内・海外旅行保険とプロテクションサービスも付いてきます。

【特典内容】

空港での待ち時間に過ごすことができるラウンジサービス、商品を購入し、その商品が破損した場合に適用されるプロテクションも充実しています。

【空港ラウンジ例】

【筆者提供】

【プロテクションサービス一覧】

最近新しく「スマホ・プロテクション」が導入され、今の時代、落として壊れたり、画面が割れたりしたときに補償をしてくれる便利なものです。安心して買い物をすることができる保証が多く、プレミアムになるとかなり充実しています。

ヒルトン・アメックスのデメリットは？

ここまでヒルトン・アメックスのメリットばかり紹介してきましたが、デメリットはないかと言われれば、当然あります。カードを発行するのであればデメリットの部分も知っておくことはとても大切です。

１．高額な年会費

ヒルトン・アメックスは一般カードでも年会費16,500円（税込）、プレミアムの場合には66,000円（税込）のコストがかかります。無料宿泊特典をもらうことはできますが、そもそもヒルトングループのホテルをあまり利用しないのであれば、一般カードでも他のカードのゴールドカード並みの年会費を支払うことにデメリットを感じる人もいるのではないでしょうか。

２．ポイントの使い道が少ない

ヒルトン・アメックスを利用して貯めることができる「ヒルトン・オーナーズポイント」、いくら還元率が2～3%あるといっても、「貯めやすい」だけでなく「使いやすく」なければいけません。しかし、ヒルトンのポイントは航空会社のマイルにすると交換率が非常に悪くなりますし、電子マネーにも良いレートで交換できません。ヒルトンホテルグループの宿泊特典への交換率は良いのですが、それ以外のポイントの使い道があまりないのもデメリットになります。

３．家族カードは主要特典対象外

ヒルトン・アメックスは家族カードも発行することが可能です。しかし、家族カードについてはウィークエンド宿泊特典、ステータス特典、入会キャンペーンは対象外となります。

【ヒルトン公式サイトより】

ポイントを獲得するのであればプレミアムカードがおすすめ

カード発行する際に一般カードなのか、プレミアムカードなのか悩むところかもしれません。しかし、おすすめは「プレミアムカード」です。年会費66,000円という高額なデメリットはありますが、プレミアムをおすすめする理由は3つ

１．ウィークエンド宿泊特典が最大２回

ヒルトン・アメックスのメリットと言えるウィークエンド宿泊特典をプレミアムであれば最大2回受けることができます。これだけでも年会費の元を取ることが可能です。

２．キャンペーンで獲得できるポイントが大きい

キャンペーンを利用すると一般カードよりも多くのポイントを獲得することができます。これだけのポイントを一気に獲得することは大きいですね。

３．ポイントのたまりが速い

一般カードとプレミアムカードではポイントの加算率が違います。一般カードが100円の利用に対して2ポイントであるのに対して、プレミアムは100円の利用で3ポイント加算されます。つまりそれだけプレミアムカードの方がポイントを貯めやすく、無料宿泊特典にも届きやすいことになります。

よって、発行するのであれば「プレミアムカード」をおすすめします。

まとめ　ヒルトン・アメックスは持つべき１枚

ここまでヒルトン・アメックスの特徴についてまとめました。キャンペーンを利用すれば超高級ホテルに無料宿泊をすることができるぐらいのポイントを貯めることができます。さらに毎年の更新で手に入る宿泊特典だけでも年会費の元を十分に取ることができるカードです。ぜひ、この機会に1枚発行しておくとよいですよ。

ヒルトン・アメックス・カード加入は既存会員からの紹介が最もお得！

「ヒルトン・アメックス・カード」に加入する場合、既存会員から紹介コードURLを発行して頂いてそこから入会すると、入会に際して大量の入会ポイントを得られますので、最もお得です。

詳細については、このWEBサイトの別の記事をご参照ください。

また、紹介コードURLを紹介させて頂くことも可能であり、ご希望の場合は、お問い合わせフォームからお問い合わせをして頂いたり、下記の紹介LINKからアクセスして頂けましたら幸いです。

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