「マイルを貯める」初めて聞いた人は難しそうやなかなか貯まらないと思うかもしれません。まず、はっきりと言って1年間に2~3万マイル程度であれば、だれでも貯めることができます。それは、航空会社が発行しているクレジットカードを作り、そのカードで買い物をしていけば、十分に可能な範囲だからです。
では、1年間に10万マイルとなるとどうでしょうか。途方もない数字に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。ちょっと工夫をするだけで年間10万マイルは十分に可能です。筆者も最大で年間20万マイルほど稼いだこともありました。実はこれでもマイラーの間では大した数字ではありません。
10万マイルあれば、エコノミークラスならペアでハワイ往復、ビジネスクラスでヨーロッパに行くことも可能です。では、どうするとよいのか、やるべき8つのポイントを紹介します。
ポイントサイトの準備
準備1 大量マイル獲得に必須のポイントサイト
ANAマイルを大量獲得するのにクレジットカードだけでは年間10万マイルを稼ぎ出すことは不可能です。なぜならANAカードと呼ばれるANAが発行したクレジットカードでも基本のマイル還元率は1%です。これで10万マイルを貯めようと思うと年間1000万円の支払いをしなければいけません。こんなことができるのはわずかな人です。
では、一般的な人が10万マイルを貯めるにはどうすればよいのでしょうか。キーワードは「ポイントサイト」です。ポイントサイトは、広告サイトのようなもので、サイト内にあるゲームやポイントの付与条件を満たすことで、ポイントをもらうことができます。このポイントをANAマイルに交換することができます。
準備2 ANAマイル獲得に便利な三大サイト
一言でポイントサイトと言っても数多くのサイトがあり、どれを選んでよいか分からないという人も多いでしょう。そこで、陸マイラー必須の三大サイトに登録しましょう。
それが
・モッピー | ・ハピタス | ・ポイントタウン |
この3つです。
どのサイトが良いのか分からなければ、まずはこの3つに登録すべきです。
理由は2つ、1つ目はポイントが貯まりやすいということです。ポイントが貯まらなければマイルにすることができません。2つ目に使いやすいということです。継続的に利用するにはポイントサイト自体の信頼性も高くないと安心して貯めることができません。これまで長きにわたって陸マイラーに支持されている3つのサイトを使わないと10万マイルは不可能です。
ポイントサイトを使うためには、マイル専用のアドレスがあると便利です。YahooやG-mailなどを使って1つポイントサイト専用のアドレスを作ります。そして、そのアドレスを使って、ポイントサイトの開設を申し込みます。どのサイトもインターネットから簡単に申し込みができます。
その他のおすすめのポイントサイト
ただ、ポイントサイトは多数存在します。
ポイントサイトはポイントサイトごとに特徴があり、また同じ会社の同じキャンペーンを取り扱っていることも多いですが、必ずしも、まったく同じキャンペーンを取り扱っているわけではなく、特徴あるキャンペーンを取り扱っていることも多く、同じキャンペーンであってもポイント還元率がポイントサイトごとに異なることも多くあります。
ですので、ポイントサイトを絞る必要はなく、陸マイラー必須の三大サイトに絞るのは得策ではなく、以下の6つのポイントサイトに登録をして、ポイントサイトを利用するつど、いずれのポイントサイトが良いか比較対照し、その都度、最も還元率の良いポイントサイトを使用すればよいのです。
いずれにしろ、まずは以下の5つのポイントサイトに登録をしてください。
ANAマイルが貯まるおすすめポイントサイト
1 モッピー (登録はこちらから!) |
2 ポイントタウン (登録はこちらから!) |
3 ハピタス (登録はこちらから!)・・今なら400pプレゼント!) |
4 ちょびリッチ (登録はこちらから!)・・今なら500pプレゼント!) |
5 Gポイント (登録はこちらから!)・・今なら 50pプレゼント!) |
6 i2iポイント (登録はこちらから!)・・今なら100pプレゼント!) |
マイルを貯めるためのカードの準備
準備3 マイル還元率の良く使いやすい ANA VISAワイドゴールドが一押し
2つ目に、マイルを貯めるために必須のクレジットカードを用意します。マイルを効率よく貯めるために2枚以上のクレジットカードを利用する人が多いのですが、最初に発行するのはショッピングでのマイルをメインで稼ぐカードです。
筆者の一押しは年会費の割引、マイル還元率の良さから「ANA VISA/Master ワイドゴールドカード」ですが、全く飛行機に乗らないけど高還元率のカードが欲しい場合には「SPGアメックス」でもよいでしょう。年会費を安く済ませたいのであれば、一般のANAカードもよいです。まずは、普段から頻繁に使うクレジットカードを1つ決めてしまいます。
準備4 メインカードはポイントサイト経由で
よく、初心者マイラーが先にクレジットカードを用意して、次にポイントサイトの準備をする人がいますが、これは逆です。
ポイントサイトが先で、次にクレジットカードの順番になります。なぜなら、ポイントサイトを経由して、クレジットカードの申し込みをするとポイントサイトのポイントをもらうことができるからです。
例えば、ANAカードの中でマイル還元率が最もよく、年会費の割引もあるANA VISA ワイドゴールドカードの場合、ハピタスのサイトバナーを経由して申し込みすると1,400~3,100ポイントが付与されます。他にも陸マイラーで名前が知られている「SPGアメックス」もハピタス経由で申込すると9,000ポイントが付与されます。このようにしてもらったポイントをマイルに交換していくのも最初だけしか使うことができませんが大切です。
準備5 重要なサブカード発行する
ここまでの準備では年間5万マイル獲得が限界です。これを一気に2倍以上にするための裏技が「サブカードを作ること」です。
いくら「ハピタス」や「モッピー」を使ってポイントを貯めてもANAマイルに交換することができなければ意味がありません。それぞれのポイントを『1つにまとめて』そして『効率よく交換する』この2つを満たすことが大切になります。
そんな効率の良い交換ルートを作ってくれるのが「サブカード」と呼ばれる別のクレジットカードです。サブカードは、ショッピングなどで使うことはあまりなく、交換ルートを作るために持っておくカードです。
まず、必ずいるのが
1.ANA To Me CARD PASMO JCB (通称 ソラチカカード)
ANAマイルを10万マイル以上貯めたいのであれば必ず持っておかなければいけないカードです。「ソラチカルート」と呼ばれるマイル交換ルートを完成させる要になるカードで、このカードで貯めることができる「メトロポイント」からANAマイルに交換する条件が非常に大切になります。
2.楽天カード
CMでもお馴染み、年会費無料のクレジットカード。楽天ポイントは獲得したポイントの半分をANAマイルに交換することができ、楽天カードを保有していると多くの楽天ポイントを獲得することができるので持っておきたい1枚です。
3.Yahooカード
こちらも年会費無料のクレジットカード。こちらはYahooショッピングを利用してTポイントを多く稼ぐことができるので持っておきたいカードです。Tポイントも獲得したポイントの半分をANAマイルに交換することができます。
サブカードは、維持費が安いこと、そしてポイント交換ルートを確保するために必要です。その点、上記のカード3枚はこれらの条件を満たしているので持っておくとよいでしょう。もちろんカードを発行するときにはポイントサイトを経由して発行すれば、ポイントサイトのポイントをもらうことができるので忘れないようにしましょう。
準備6 ポイント交換ルートを完成させる
カードの発行が完了して、ポイントを稼ぐことができるようになったらポイントの交換ルートを完成させます。最初に紹介した「ハピタス」「モッピー」「ポイントタウン」はポイントを稼ぐところです。これを交換していくためのサイトとして「Gポイント」と「LINEポイント」のアカウントを作成します。
するとハピタスとモッピーのポイントはGポイントに集約することができ、LINEポイントに交換できます。ポイントタウンのポイントは直接LINEポイントに交換できます。LINEポイントに集約したポイントは、メトロポイントに交換することができ、メトロポイントはANAマイルに交換できます。これが「LINEルート」と呼ばれる王道ルートです。なぜこのルートが支持されているのかというと、ポイント交換をすると手数料やレートの差が生じるため、交換時にポイントが減っていってしまいます。LINEルートは、その中でも最もポイントの減少率が低く、ポイントサイトで獲得したポイントの81%をマイルにすることができます。
最初に紹介したANAカードの発行の場合、ハピタスのポイント付与が3,100ポイントだとしたら2,511マイルを獲得することができることになります。これはクレジットカードの支払いで25万円分に相当します。
効率の良いポイントの稼ぎ方
準備7 ポイントは三重取りを基本とする
10万マイル貯めたいのであれば、効率よくポイントを稼いでいくことが大切です。そこで大切にしたい意識が「ポイントの三重取り」です。ネット通販の普及でインターネットを利用して買い物をすることが多くあるかもしれません。そのときには必ずポイントを三重取りしましょう。
やり方は非常に簡単で「ハピタス」や「モッピー」の通販ショップバナーから商品を購入するだけです。これだけでどれだけ変わるかを数式で表すと以下の通りになります。
《楽天で10,000円の商品をANA VISAワイドゴールドで購入 モッピー経由》
・ショッピングによる獲得マイル 100マイル+40.5マイル
・楽天ポイント100ポイントからマイルに交換して 50マイル
・ハピタスポイント1%で100ポイントをマイルに移行して 81マイル
併せて271.5マイル
これで実質のマイル還元率は2.75%になります。通常の楽天での買い物では1.95%の還元率になるので大幅に高めることができます。この計算は、VISAカードのランクボーナスや楽天カードによるボーナスポイントを加味していないので、ボーナスポイントを超えるとさらにマイル還元率を高めることができます。
このようにポイントを三重取りすることを常に意識しましょう。
準備8 ポイントサイトの友達紹介制度
ポイントサイトの準備ができたら、ただポイントサイトを使って買い物をしているだけではいけません。友達紹介制度を利用してポイントを稼ぎましょう。友達紹介制度は、さまざまなポイントサイトで行われていますが、友達の獲得のしやすさ、さらにそれによるリターンの良さから考えれば「モッピー」がお薦めです。前述した「ハピタス」「ポイントタウン」でも同じことが可能です。
モッピーの場合
友達紹介制度を使い始めるなら、まずはモッピーからやってみるのがよいでしょう。準備するものは、モッピーを多くの人に知ってもらい登録してもらうためのブログやSNSなどを開設します。これは、「ハピタス」や「ポイントタウン」でも同様の方法を取ることになるので、ポイントで稼ぎたいのであれば用意しておきましょう。
次に、サイトを利用して「モッピーは稼げる」ということをアピールし、友人や仲間が登録をしてもらいます。モッピーの場合には、一人が登録をしてくれると300ポイントが付与されます。
さらにこれだけではなく、大切なのが「ダウン報酬」です。ダウン報酬とは、サイトを紹介して登録してくれた人が、ポイントを獲得したり、カードを発行したりするとカード発行をした人だけでなく、紹介をした人もポイントが付与される仕組みです。ダウンポイントは登録するものにより異なり、カード発行の場合には数百ポイント、サイトへの登録の場合には数ポイントの付与です。ただし、何もしなくてもポイント貯まっていくのでかなりお得です。
ハピタスの場合
ポイントサイトのハピタスにもモッピーと同様のポイント紹介サービスがあります。モッピーと比べると少しシステムが複雑ですが、上手くいけばモッピー以上に稼ぎを上げることができます。
準備するものはモッピーと同じで、ハピタスを紹介することができるブログやSNSを用意します。そして、ハピタスの紹介バナーを掲示して、入会してもらうことができれば加入者(ハピ友と呼ぶ)に30ポイント、紹介者は100ポイントが付与されます。ハピタスでは、入会促進キャンペーンを行うこともあり、1,000ポイント付与というケースもありました。
2つ目は、紹介した友達がポイントをゲットしたことで稼ぐことができるダウン報酬です。ハピタスの場合にはダウン報酬は決まっておらず、紹介者のステージによって「10%から40%」の間で変動するようになっています。以下の表参照
ステージ | 有効ポイントまたはハピ友人数 | 特典 |
ステージ8 | 1,000人 | 40%+ボーナス |
ステージ7 | 500人 | 40%+ボーナス |
ステージ6 | 100人 | 40% |
ステージ5 | 50人 | 35% |
ステージ4 | 3,000P以上または10人 | 30% |
ステージ3 | 1,000~2,999Pまたは3人 | 25% |
ステージ2 | 30~999Pまたは2人 | 15% |
ステージ1 | 0~29Pまたは1人 | 10% |
最初は思うようにハピ友が増えていかないのでステージを上げることが難しいですが、そのときは自分でポイント案件を頑張って3,000ポイント以上獲得するようにすれば「ステージ4」をキープすることができます。3,000ポイントというと難しそうなイメージがありますが、1つの案件だけで達成することができるものも多いです。
ポイントタウンの場合
ポイントタウンでも同じように友達紹介制度を行っているのでポイントを稼ぐことができます。ポイントタウンの場合には、他のサイトとレートが異なるので注意をしなければいけませんが友達を一人紹介することに対して6,000ポイント(300円相当)が付与されます。これは「モッピー」とほぼ同じであり、「ハピタス」よりは高い数字になります。
やり方は「モッピー」「ハピタス」の時と同じでブログやSNS、さらにはメールも使うことができます。紹介用のバナーから友達一人が入会すればポイント獲得です。(昔のルールを知っている人はポイントタウンの場合、紹介して入会した人が3,000ポイント以上稼がないとポイント獲得にはならないと思っているかもしれませんが、このルールはなくなりました。)
ポイントタウンを使いたい理由は「ダウン報酬の高さ」です。なんと友達が稼いだ分の50%が付与されます。ステージ制度もないので、一人紹介して、その人が多くのポイントを稼いでくれれば何もしなくてもポイントが貯まっていくのがポイントタウンのメリットです。
家族と発信力を使おう
ポイントサイトの友達紹介制度と言ってもそんなに稼ぐことができるのかと不安に感じる人は多いのではないでしょうか。実際に自分もどれくらい貯めることができるのか不安でした。実はそんな時活用したのが奥さん(家族)です。
自分のサイトに広告を張り、奥さんがそのバナーから申し込みをすればよいのです。すると奥さん側にもポイントが貯まりますし、自分側にもポイントが貯まります。カード発行などでは、大量ポイント獲得のチャンスなので、セルフバックに近いですが、奥さんなど家族の力を利用してポイントを貯めるというのも1つの方法です。
また、ブログやSNSで発信をする時には、発信力が求められます。これまで長期的にホームページなどを運営しており、自分のお気に入りにしてくれている人がいるのであれば、比較的早く友達を獲得することができます。しかし、そうではない人は、こつこつと頻繁に情報を発信していくことが大切です。最初の1、2か月はなかなか結果が付いてこず、ポイントをもらうことができないなんて言うことは当たり前です。長い目で見ながら活動していくと発信力が認められるようになり、閲覧者が増え、そこから友達になってくれる人が増えていきます。
まとめ
コンスタントに毎年10万マイルを獲得するためには、いくら還元率の良いクレジットカードを使っていたとしても、カードだけでマイルをためるのは難しいものがあります。そこで欠かせないのがポイントサイトの利用です。
ただし、普通にポイントサイトを使っているだけではポイントのたまりが悪いので「友達紹介制度」を最大限に活用しましょう。友達紹介制度といっても初めは、なかなか増えていかないので、前半は自分である程度ポイントを稼ぎながらマイルにしていき、その間に友達紹介の下準備をしていく。ある程度の期間がたったところで、紹介によって仲間になった友達が稼いでくれるようになり、ポイントの獲得が安定すると考えていくとコンスタントに毎年マイルを稼ぐことができるようになります。