マイレージプラスセゾン(メインカード最強)の入会キャンペーン・特典・メリット・デメリット!

アメリカのユナイテッド航空が運営しているマイレージプログラムがマイレージプラスです。

ユナイテッド航空は日本と北米を結ぶ路線を多く就航しており、日本からアメリカやハワイに行くときにマイルを使うことができます。

また、ユナイテッド航空は、世界的な航空連合である「スターアライアンス」に所属しています。実はこれがマイレージプラスを利用する大きなアドバンテージになります。そんな魅力いっぱいのユナイテッド航空のマイルが貯められる「マイレージプラスセゾンカード」をお薦めする6つの理由を紹介します。

マイレージプラスセゾンカードをお薦めする6つの理由

マイル還元率が1.5%

ユナイテッド航空のマイルを貯めることができる「マイレージプラスセゾンカード」。

このカードの1番のメリットは、通常のクレジットカード利用だとマイル還元率が0.5%ですが、マイルアップメンバーズ(年会費5,000円+消費税)に加入するとマイル還元率が3倍の1.5%になるということです。

クレジットカード1,000円の利用ごとに15マイルが加算されるようになっています。一般的な航空系のクレジットカードの場合、ANAカードが1.0~1.6%、JALカードが1.0%程度、陸マイラーに人気のSPGアメックスでも1.25%程度なので、マイレージプラスセゾンカードがかなり高還元率になっていることが分かります。しかも年間に必要な経費もカードの年会費(1,500円+消費税)とマイルアップメンバーズの年会費の合算で6,500+税と一般的な航空系クレジットカードの年会費にマイル移行手数料を加えた金額とほとんど変わりません。SPGアメックスと比べると5分の1程度です。

1つ注意点が上限です。マイルアップメンバーズのボーナスマイル(1%分の追加)を獲得できるのは、30,000マイル(クレジットカードの利用額でみると300万円分)になります。この金額を超えて利用するのであれば、マイレージプラスセゾンカードのゴールドにすると50,000マイル(利用額で500万円分)になるので、カードの利用状況に応じてカードランクを変えるのもよいです。

ユナイテッド航空のマイルでANAに乗れる

カードのメリットを紹介するときには、普通マイルを貯める面のよさが前面に出ますが、マイレージプラスセゾンカードの場合には、マイルを使うときに一番のメリットが出てきます。

それが、日本のANAの特典航空券に交換でき、しかも、ANAマイレージバンクよりもお得に交換できるという点です。

まず、ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しているので相互にマイルを貯めたり使ったりすることができます。そのため、マイレージプラスでANAの特典航空券の発券が可能です。

さらに特典航空券の発券には距離に応じてマイルが必要で、ANAマイレージバンクの場合、距離とシーズンによって必要マイル数が変わってきます。

例えば、レギュラーシーズンに羽田(東京)~新千歳(札幌)を往復すると15,000マイル、羽田(東京)~那覇(沖縄)を往復すると18,000マイルが必要になります。

一方でユナイテッド航空のマイレージプラスを使ってANAの国内線特典航空券を発券する場合には以下の表のようになります。

出発地~目的地までの距離が800マイル以下 片道5,000マイル(シーズンなく一律)
出発地~目的地までの距離が801マイル以上 片道8,000マイル(シーズンなく一律)

このように2種類しかありません。

先ほど出したレギュラーシーズンに羽田(東京)~新千歳(札幌)を往復すると10,000マイル、羽田(東京)~那覇(沖縄)を往復すると16,000マイルが必要となります。

では、なぜマイレージプラスセゾンカードがお薦めなのかを「クレジットカードの利用金額」で考えます。

まず、ANAカードの中でも高還元率を誇る「ANA VISA ワイドゴールドカード」のマイル還元率は最大で1.6%です。一方で、マイレージプラスセゾンカードを使いマイルアップメンバーズに登録するとマイル還元率は1.5%になります。

ここから羽田(東京)~新千歳(札幌)間の特典航空券に必要なクレジットカードの決済金額を導き出すと以下の表のようになります。

交換に必要なマイル数 マイル還元率 必要なクレジットカード決済金額
ANA VISA ワイドゴールド 15,000マイル 1.6% 937,5000円
マイレージプラスセゾン 10,000マイル 1.5% 666,666円

同じように羽田(東京)~那覇(沖縄)で計算すると以下の表のようになります。

交換に必要なマイル数 マイル還元率 必要なクレジットカード決済金額
ANA VISA ワイドゴールド 18,000マイル 1.6% 1,125,000円
マイレージプラスセゾン 16,000マイル 1.5% 1,066,666円

上記の計算では、特約店などは含めていないので、何も特典がないお店でクレジットカードを利用した場合での計算ですが、羽田(東京)~新千歳(札幌)の場合、マイル還元率1.6%のANA VISA ワイドゴールドを使っても特典航空券取得まで必要な決済金額は約93万円、一方で、マイレージプラスセゾンカードの場合は約67万円の決済でマイルを獲得し、使うことができます。

羽田(東京)~那覇(沖縄)の場合も同じように若干ですが、マイレージプラスセゾンカードの方がANAの特典航空券を獲得するのに必要なクレジットカードの利用限度額は小さくなっています。

しかも、マイレージプラスセゾンカードならば、カードの年会費1,500円とマイルアップメンバーの登録費用5,000円の併せて6,500円+税。これに対していくら割引制度を使ってもANA VISAワイドゴールドの年会費は9,500円+税ということで維持費の観点から見てもマイレージプラスセゾンカードに軍配が上がります。

マイレージプラスセゾンカードのメリット2つ目は、少ない決済金額で日本国内の特典航空券に交換できるというところです。

マイルが実質無期限で貯められる

マイルを貯めていくときに気になるものの1つが有効期限です。

ユナイテッド航空のマイレージプラスにおいても18か月という期限が設定をされていますが、これはマイルの増減があれば、そこからさらに18か月が延長されるシステムになっています。マイレージプラスセゾンカードを持って1か月に1,000円以上の利用をすれば、マイレージバンク口座の増減があるので、そこからマイルの有効期限を延長することができます。マイレージプラスセゾンカードを持って少しでも使えば、マイルの有効期限が実質無期限になります。

ゴールドカード並みの海外旅行保険

保険に関する意識の強いアメリカの航空会社らしく、クレジットカードの付帯されている保険が充実しているのが4つ目のメリットです。

代表的な海外旅行保険の条件は以下の表のとおりです。

付帯条件 保険内容
死亡・後遺障害 最高3,000万円
傷害治療 最高300万円
疾病治療 最高300万円
救援者費用 最高300万円
賠償費用 最高2,000万円
携行品損害 最高30万円まで
一品当たり10万まで

家族特約が付いていないというデメリットはあるものの、全て自動付帯になっているので頻繁に海外に行く人にとってはとても便利なカードです。

自動付帯の保険で、一般カードランクでは最高ランクの保険に近く、特に傷害治療や救援者費用の金額が大きいのが特徴です。

アメリカンエキスプレスが選べ、特典も付いてくる

マイレージプラスセゾンカードは、VISA、Master、American Expressの3つのブランドから選択することができます。どのブランドを選択しても年会費は変わりませんが、特典面で優遇されているのはAmerican Expressです。

American Expressを選択すると2年目以降、年会費を支払ってしばらくしたところで継続ボーナスマイルとして500マイルが付与されます。このような継続マイルは他のカードにはついていません。

2つ目に「アメリカン・エキスプレス・セレクト」が付いてきます。このサービスは、American Expressカードと提携しているお店で飲食や旅行において優待サービスを受けることができます。

【アメリカン・エキスプレス・セレクトの一例】

優待場所・会社名 サービス内容
ANA系列ホテル

マリオット系列ホテルなど

指定のレストランにおいて飲食代金10~20%割引
東急ホテルズなど セレクト優待料金での宿泊

(宿泊代金40~70割引)

3つ目に「アメックス・トラベル・サービス・オフィス」の利用です。旅行関係に強いアメリカンエキスプレスらしいサービスで、全世界140か国以上、2,200か所にトラベルサポートネットワークを有しており、旅先や出張先のトラブルに対応してくれます。航空券の予約やホテル、レンタカーの手配、パスポートの盗難、紛失などに対応してくれます。

また、期間限定の制約が付いていますが、入会キャンペーンを実施することもあります。かつてあったキャンペーンでは、入会で2,000マイル、その後、利用金額10万円までショッピングで獲得できるマイルが2倍になるというキャンペーンで、入会するだけで最大5,000マイルを獲得することができるキャンペーンです。

このようなさまざまな特典をAmerican Expressブランドのカードを発行した際には受けることができるので、カードブランドはAmerican Expressをお薦めします。

ネットショップでマイルの三重取りが可能

マイルを大量獲得したいのであれば、ポイントの二重取り、三重取りが欠かせません。

マイレージプラスセゾンカードでもマイルとポイントの三重取りが可能になります。使うことができるサイトは「MileagePlusモール」です。よくあるポイントサイトですが、このポイントサイトを経由して買い物をするとショッピングマイルに加えてボーナスマイルが加算されます。さらにショッピングしたサイトのポイント(楽天なら楽天スーパーポイント、YahooならTポイント)も加算されるので、併せてポイントの三重取りになります。

【MileagePlus加盟店と獲得できるボーナスポイントの代表例】

企業・サービス名 ボーナスポイント条件
楽天市場・楽天トラベル・楽天ブック

GUオンラインストア など

400円につき1マイル
シマンテックストア など 100円につき4マイル
ビックカメラドットコム・LOHACOなど 200円につき1マイル

使い方もサイトの専用バナーを経由して買い物をするだけで、簡単に貯めることができるのでお薦めです。

マイレージプラスセゾンカードのお得な入会方法

入会キャンペーンを利用

マイレージプラスセゾンカードに入会するのであれば、公式サイトからそのまま入会していてはあまりメリットがありません。そこで前述したアメリカンエキスプレスの入会キャンペーンを活用するのがよいです。

カードブランドがアメリカンエキスプレスに限定されてしまいますが、入会するだけで数千マイルをもらうことができます。(内容によっては入会だけでANA国内線特典航空券片道分になる)元々入会キャンペーンのようなものが少ないカードですが、VISAやMasterでもキャンペーンが行われる可能性が高いので、キャンペーンを見つけたらそこから入会するのがよいです。

ポイントサイトを活用する

カード発行をお得にするもので定番のポイントサイト。

マイレージプラスセゾンカードにおいてもポイントサイトを利用して、カード発行をするとお得になります。ポイントが付与されるサイトはいくつかありますが、陸マイラーが愛用している代表的なサイトと獲得できるポイントの一例を紹介します。(2019年夏の情報であり、時期によって変動します。)

サイト名 獲得ポイント 円換算価値
モッピー 4,000ポイント 4,000円
ちょびチッリ 3,600ポイント 3,600円
GetMoney! 3,400ポイント 3,400円

代表例を見るとモッピーが一番お得になります。全体的に円換算で4,000円以下になるものが多くハピタスだと2,400円になってしまいます。ただ、モッピーもキャンペーンによってポイントアップしているところがあり、どのポイントサイトがお得なのかは、そのときの状況によって変わってくるので確認して申し込みをしましょう。

モッピー ハピタス ポイントタウン
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マイレージプラスセゾンを持つべき人は

さまざまな魅力的な特典の多いマイレージプラスセゾンカードですが、お薦めできるユーザーはどのような人でしょうか。

まず、一番はANAの国内線特典航空券を目的としている人で、有償の航空券をあまり利用しない人です。ANAの有償航空券を頻繁に利用する人であれば、ボーナスマイルやショッピングでのマイルアップがあるのでANAカードの方がよくなります。しかし、マイレージプラスセゾンカードであれば、ショッピングでの獲得マイルが少なくても特典航空券にでき、さらに還元率も良いメリットがあります。

2つ目は、一人でマイルを貯める人です。マイレージプラスセゾンカードのデメリットの1つに家族カードがないところがあります。家族でマイルを貯めようとなると余分に年会費を支払うことになるので、一人でマイルを貯める人にはお薦めです。

3つ目は、ユナイテッド航空を利用する人です。北米やハワイ、グアムなどが好きな人はこのカードがあればフライトボーナスをもらうことができ、特典航空券の枠も広い状態で予約できます。マイルの有効期限も実質ないので、いつかハワイに行きたい、北米に行きたい人にお薦めです。

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