【2025年最新版】SFC修行完全攻略ガイド:初心者でも失敗しない!賢いカード選びとステイタス達成術を徹底解説!

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はじめに

ANAの上級ステイタスと同様の特典を受けられることで人気があるのがスーパーフライヤーズカード、通称SFCです。
今回は、ANAの上級ステイタス、SFCの達成基準、おすすめの修行路線、SFC修行におすすめのクレジットカードと現在実施中のキャンペーンなど、SFC修行の完全攻略として網羅的に詳しくご紹介します。
SFC修行を始めようか悩んでいる方、航空会社の上級会員ステイタスにあこがれるも詳しく理解できていない方、ぜひこの記事で勉強していきましょう!

SFC修行とは? 基礎知識を徹底解説

SFC(スーパーフライヤーズカード)とは? 半永久的にANA上級会員資格を保有できる!?

(ANA公式サイトより)

スーパーフライヤーズカード(以下、SFCと略)とは、ANAのプレミアムサービスメンバーと呼ばれる上級会員資格を保有する方のうち「プラチナサービス」メンバー、および「ダイヤモンドサービス」メンバーのみが、発行の申し込みをできるクレジットカードです。
そして、SFCのクレジットカードの特典として、ANAプラチナメンバー特典とほぼ同等のサービスが付帯されています。具体的には、優先チェックイン、ANAラウンジ利用、優先搭乗、優先手荷物受取りなどがあります。

(スターアライアンス公式サイトから)

また、SFCではスターアライアンスゴールドのステイタスも取得可能です。つまり、スターアライアンス加盟航空会社を利用した場合、ANA以外の航空会社でも上級会員の扱いを受けることができ、優先チェックインやラウンジ利用などが可能になります。頻繁に国際線を利用する方にとって、非常に嬉しい特典となります。
以下にSFCで受けられる特典の概要をまとめています。各特典内容の詳細はANA公式ホームページでご確認ください。

表:SFCで受けられる特典一覧

カテゴリ 特典
ご予約 プレミアムメンバー専用サービスデスク
座席クラスのアップグレード
国内線の先行予約
国際線座席指定の優先
ご予約時の空席待ちの優先
国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
国内線特典航空券・いっしょにマイル割の先行予約(2025年夏ダイヤの発売をもって終了予定)
ラウンジ・空港 ラウンジの利用
優先チェックインカウンター
手荷物受け取りの優先
手荷物許容量のご優待
専用保安検査場のご利用
優先搭乗のご案内
空港での空席待ちの優先お取り扱い
マイカー・バレーのご優待(成田空港)
羽田空港駐車場の優先予約
香港国際空港の優先レーン
マイル・ポイント フライトボーナスマイル
ライフソリューションサービスボーナスマイル
アップグレードポイント
マイルからANA SKYコインへの特別倍率で交換
アップグレードポイントからANA SKYコインへの交換
旅行・日常 プレミアムメンバー・スーパーフライヤーズ会員様特別宿泊プラン
国内ホテルのご優待
ツアー・オンラインツアーのご優待
レンタカーのご優待
ボーダレスWiFi「スカイベリー」利用時のご優待
ロンドンヒースローエクスプレスご利用時のご優待
メンバー限定ギフト オリジナルネームタグ
プレミアムメンバー限定 ANAセレクション
ダイアリー・カレンダーのプレゼント
スターアライアンス スターアライアンスゴールドステイタス特典

そんなSFCの一番の魅力としては、なんと言っても「SFCを保有し続ける限り、プラチナサービス同等の特典を半永久的に受けられる」ことです。
一般的な航空会社の上級会員システムとは、1年間でたくさんフライトに搭乗し、航空会社のサービスを利用することで、翌年1年間のみ上級会員ステイタスが付与されます。そのため、上級会員として居続けるためには、毎年たくさんのフライトに搭乗し続ける必要があります。
そのため、半永久的に上級会員ステイタスを保有し続けられるANAのSFCは非常に多くの人から人気のクレジットカードとなっています。
ANAと同じくJALにも上級会員ステイタス同等のサービスを半永久的に受けられるJGCというステイタス制度が存在していますが、2024年の1月からJGC取得条件が非常に厳しくなりました。そのため、JGCよりも取得が比較的簡単なSFCの取得を目指す方が多くなってきています。

SFC修行とは?

上級会員ステイタスを半永久的に保有できるSFCですが、申し込みの条件があり、その条件をクリアするためには1年間にたくさんフライトに搭乗する必要があります(詳細は後ほど説明)。
出張や旅行の移動手段としてではなく、SFCを取得するためだけに「たくさんフライトに搭乗する行為」がまるで修行のようだということで「SFC修行」と呼ばれています。

SFC修行達成の基準とは?プレミアムポイント(PP)とANA便搭乗のルール

ここでは、SFC修行達成の基準、そしてSFC修行を前にしっかりと理解しておきたいプレミアムポイントと搭乗のルールについて解説します。

SFC申し込み基準

では、SFCを申し込めるようになる基準、つまり、SFC修行達成の基準についてご紹介します。SFC修行達成の方法としては、単純にたくさんフライトに搭乗する方法と、ANAのサービス(ライフソリューション、後ほど解説)の利用と並行してフライトに搭乗する方法の2つがあります。ここでは前者のたくさんフライトに搭乗する方法に焦点を当ててご紹介します。
SFC修行達成の条件は、1月から12月末までの1年間で、プレミアムポイントを50,000ポイント獲得することです。

(ANA公式サイトより)

上の画像の通り、ANAのプレミアムサービスには「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の3種類とSFCがあります。SFCを申し込むためには、最低でも一度ANAのプラチナステイタスに到達する必要があり、年間のプレミアムポイントが50,000プレミアムポイント(うちANAグループ運航便が25,000プレミアムポイント)必要になるということです。

プレミアムポイント(PP)とは

(ANA公式サイトから)

ANAのプレミアムメンバーになるためには、「プレミアムポイント」というANAのポイントを貯める必要があります。このプレミアムポイントはANAのマイルとは異なり、フライトに搭乗することでしか獲得できません。
そのため、ANAのプレミアムメンバーおよびSFCを取得するためには、必ずANA便に搭乗する必要があるというわけです。獲得できるプレミアムポイントの計算方法は後ほど解説します。
また、ANAには「ANA SKYコイン」という独自の通貨があります。プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインの3つについては、非常に混乱するかと思いますので、後ほど詳しく違いを解説します。

ANAグループ運航便で最低25,000プレミアムポイントが必要となる

(スターアライアンス公式サイトより)

SFC申し込み基準は年間のプレミアムポイントが50,000ポイントでした。しかし、1点注意が必要です。獲得した50,000プレミアムポイントのうち、少なくとも25,000プレミアムポイントはANAグループ運航便によるものである必要があります。
プレミアムポイントはANA便以外でもスターアライアンス加盟航空会社などさまざまな航空会社の搭乗により獲得が可能です。プレミアムポイントが獲得できる航空会社はさまざまですが、ANAグループ運航便によるポイント数がどれだけか確認が必要です。

表:プレミアムポイント積算対象便

対象となる便 国内線 国際線
ANAグループ運航便 –         ANA

–         ANAウィングス

–         ANA

–         エアージャパン

ANA便名のコードシェア便 –         IBEXエアラインズ

–         AIRDO

–         ソラシドエア

–         スターフライヤー

–         オリエンタルエアブリッジ

–         日本エアコミューター

–         天草エアライン

スターアライアンス加盟航空会社運航便 –         ユナイテッド航空

–         シンガポール航空

–         タイ国際航空

–         中国国際航空

など24の外資系航空会社

スターアライアンスコネクティングパートナー運航便 –         吉祥航空

(ANAマイページから)

獲得したプレミアムポイントの内訳はANA公式サイトもしくはANAアプリでログインすると確認できます。

【具体例あり】プレミアムポイント計算方法

ここまでで、SFC修行を達成するためには、50,000プレミアムポイント(うち最低でも25,000プレミアムポイントはANAグループ運航便)の獲得が必要であることがわかりました。では、このプレミアムポイントはどのような計算によって積算されるのでしょうか。
ここでは、プレミアムポイントの積算方法について詳しく解説します。

(ANA公式サイトより)

上の図の通り、プレミアムポイントは、区間基本マイレージ、予約クラス・運賃種別ごとの積算率、路線倍率、搭乗ポイントの4つの要素から算出されています。ここから1つずつ解説していきます。
【区間基本マイレージ】
区間基本マイレージとは、ANAグループ運航便、スターアライアンス加盟航空会社運航便およびスターアライアンスコネクティングパートナー運航便のすべての搭乗区間ごとに定められたマイル数です。正確には異なりますが、おおむね飛行距離と考えていただいて問題ありません。
以下は、区間基本マイレージの具体例となります。
– 東京(羽田、成田)-札幌:510マイル
– 東京(羽田、成田)-沖縄:984マイル
– 大阪(伊丹、関西、神戸)-福岡:287マイル
– 東京(羽田、成田)-ニューヨーク:6,739マイル
– 東京(羽田、成田)-クアラルンプール:2,342マイル
– 大阪(伊丹、関西、神戸)-香港:1,548マイル
このようにすべての区間に対して、距離に応じた区間基本マイレージが定められており、プレミアムポイントはこの数値がベースとなって算出されています。
区間基本マイレージはANA公式サイトで確認できます。海外発着などANA便が就航していない都市同士の確認は出来ませんので、ANAへの直接の問い合わせ、もしくはスターアライアンス加盟航空会社の公式サイトから確認してください。

【予約クラス・運賃種別ごとの積算率】
予約クラス・運賃種別ごとの積算率とは、区間基本マイレージに掛けられる係数を意味しています。
簡潔にまとめると、ビジネスクラスやプレミアムクラスなど高い運賃の場合は積算率が高くなり、エコノミークラスやセール運賃など格安の場合には積算率が低くなっています。
以下に国内線および国際線の予約クラス・運賃種別ごとの積算率の具体例についてまとめます。

表:国内線の積算率と対象運賃(対象運賃は抜粋)

区間基本マイレージに対する積算率 積算対象運賃
150% –         プレミアム運賃

–         プレミアム障がい者割引運賃

など合計7種

125% –         ANA VALUE PREMIUM 3

–         プレミアム株主優待割引運賃

など合計4種

100% –         ANA FLEX

–         ビジネスきっぷ

など合計8種

75% –         ANA VALUE 1

–         ANA SUPER VALUE 75

–         ANA SUPER VALUE TRANSIT 21

など合計20種

50% –         スマートU25

–         ANA SUPER VALUE SALE

など合計5種

 

表:ANAグループ運航便国際線の予約クラス別積算率

座席クラス 予約クラス 区間基本マイレージに対する積算率
ファースト F 150%
A
ビジネス J 150%
C, D, Z 125%
P 70%
プレミアムエコノミー G, E 100%
N 70%
エコノミー Y, B, M 100%
U, H, Q 70%
V, W, S, T 50%
L, K 30%

ここに示したように、国内線、国際線それぞれで予約クラスや運賃種別が存在しており、それぞれで積算率が定義されています。

(ANA公式サイトより)

実際の予約画面で確認してみると、予約クラスが出てきますのでこちらをもとに積算率を把握することができます。

(ANA公式サイトより)

スターアライアンス加盟航空会社運航の積算率についてはANAの積算率とは異なります。たとえ同じアルファベットの予約クラスであっても、各航空会社の運賃クラスに対してANAがそれぞれ積算率を定めていますので、そちらを確認するようにしましょう。
上の画像のようにANAの公式サイトから各航空会社の運賃別積算率を確認するようにしましょう。
また、各航空会社公式ではなく、Trip.comなどの旅行代理店アプリを利用して購入する場合、当日チェックインするまで予約クラスがわからない場合があります。事前に予約クラスを把握して正確にプレミアムポイントを計算しておきたい場合には、各社公式サイトからの予約をおすすめします。

【路線倍率】
続いて、路線倍率について説明します。「区間基本マイレージ×予約クラス・運賃種別ごとの積算率」に対して、さらに搭乗路線別に掛けられる係数になります。

表:路線倍率

路線 倍率
国内線 2倍
日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線(ANAグループ運航便のみ) 1.5倍
ANAグループ運航便のその他路線、スターアライアンス加盟航空会社・スターアライアンスコネクティングパートナー運航便 1倍

ここからわかるように国内線およびANAのアジア・オセアニア路線は路線倍率が2倍、1,5倍とかかるため効率的に貯められることがわかります。

【搭乗ポイント】
最後に搭乗ポイントについて説明します。搭乗ポイントとは「区間基本マイレージ×予約クラス・運賃種別ごとの積算率×路線倍率」に対して、さらに搭乗クラスや運賃によって最後に贈呈されるポイントです。
具体的には以下のようになっています。

表:国内線搭乗ポイント(対象運賃は抜粋)

対象運賃 搭乗ポイント(一区間)
–         プレミアム運賃

–         ANA SUPER VALUE PREMIUM 28

など

400ポイント
–         ANA VALUE TRANSIT

–         ANA SUPER VALUE TRANSIT 28

など

200ポイント
–         ANA SUPER VALUE 21

–         ANA SUPER SALE

など

0ポイント

 

表:国際線搭乗ポイント

運航便 座席クラス 予約クラス 搭乗ポイント(一区間)
ANAグループ ファースト F, A 400
ビジネス J, C, D, Z, P
プレミアムエコノミー G, E, N
エコノミー Y, B, M
U, H, Q, V, W, S, T, L, K 0
スタアラ提携 積算率100%以上の全予約クラス 400
スタアラ提携 積算率100%未満の全予約クラス 0

*スタアラ提携:スターアライアンス加盟航空会社およびスターアライアンスコネクティングパートナー運航便

このようにプレミアムポイントは、区間基本マイレージ、予約クラス・運賃種別ごとの積算率、路線倍率、搭乗ポイントの4つから計算され積算されることとなります。
ここまでの説明だけでは混乱するかと思いますので、以下の2つの具体例で獲得ポイントを計算していきます。
【具体例1】
東京羽田発沖縄那覇行きの運賃種別がANA SUPER VALUE 75の航空券の場合
– 区間基本マイレージ:984マイル
– 運賃種別ごとの積算率:75%
– 路線倍率:2倍
– 搭乗ポイント:0ポイント
つまり、984 × 0.75 × 2 + 0 = 1,476となり、具体例1の場合、1,476プレミアムポイントが積算されます。

【具体例2】
シンガポール発東京羽田行きのビジネスクラス、予約クラスCの航空券の場合
– 区間基本マイレージ:3,312マイル
– 予約クラスごとの積算率:125%
– 路線倍率:1.5倍
– 搭乗ポイント:400ポイント
つまり、3,312 × 1.25 × 1.5 + 400 = 6,610となり、具体例2の場合、6,610プレミアムポイントが積算されます。

いっけん複雑そうなプレミアムポイントの計算ですが、ひとつずつ分解していくとわかりやすいでしょう。また、ANAの公式サイトにシミュ―レーションツールがあります。それぞれの条件を確認してシミュ―レーションツールを利用することで簡単に積算されるプレミアムポイントを計算できます。
参考:https://cam.ana.co.jp/amcmember/SimulationJaSwitching

【SFC修行前に理解すべき!】プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインの役割と違い

プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインの違いと関係性

(ANA公式サイトから)

では、プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインの違いについて、以下の表にまとめました。これらを理解できていないと、修行が失敗してしまう恐れがあるため、修行開始前にしっかりとこれらの違いを理解しておくようにしましょう。

表:プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインの特徴まとめ

観点 プレミアムポイント ANAマイル ANA SKYコイン
獲得方法 ANAおよび提携航空会社便への搭乗 ANAおよび提携航空会社への搭乗、クレジットカード利用、キャンペーン、他社ポイントからの交換など ANAマイルからの交換、キャンペーン、他社ポイントからの交換など
航空券の購入 不可 特典航空券として購入可能(税金、燃油サーチャージ等には利用不可) 可能
相互交換 不可 ANA SKYコインへ交換可能 ANAマイルから交換可能
ステイタス取得 可能(年間獲得数に応じてステイタス付与) 不可 不可
有効期限 1月1日~12月31日搭乗分として同年末まで有効 獲得から36か月後月末(一部12か月後月末) 獲得から12か月後月末
価値(目安) 金銭価値はないが、ステイタス取得により価値発揮 特典航空券利用で1マイル1円~10円相当(変動) 10コイン=10円(不変)
使い方 ANAステイタス、スターアライアンスステイタス取得 特典航空券、SKYコインへの交換、他社ポイント交換 ANAサイトでの航空券購入、ANAサイトでの旅行商品購入
貯める目的/ゴール ステイタス獲得、SFC発行 旅行費の節約、お得にビジネスクラス搭乗など 旅行費の節約、SFC修行用航空券購入
ステイタス獲得との関連 獲得のために必要 無関係 無関係

上記の通り、プレミアムポイント、ANAマイル、ANA SKYコインはそれぞれ用途、役割、価値などが異なります。
また、プレミアムポイントで航空券を発券することは出来ませんが、ANAマイルおよびANA SKYコインを利用して航空券を発券することが可能です。しかし、ここで大きな注意点がありますので、以下の表を用いて説明します。

表:発券方法ごとの特徴まとめ

観点 有償発券(通常発券) 特典航空券(ANAマイル利用) ANA SKYコインでの有償発券
修行での利用可否 可能(SFC修行での基本) 不可 可能(有償発券と同様)
PPの積算有無 積算(運賃種別で変動) 積算なし 積算(有償発券と同様)
マイルの積算有無 積算(運賃種別、カード種別などで変動) 積算なし 積算(有償発券と同様)
予約変更・取り消し 運賃種別による 可能だが手数料発生の恐れあり 運賃種別による(有償発券と同様)
支払い方法 現金、クレカなど マイル、燃油・税金等は現金やクレカ ANA SKYコイン(不足分はクレカなど)
費用(目安) 運賃種別による マイル数+燃油・税金 マイルからの交換レートによる
PP単価 支払い額÷獲得PP 該当なし SKYコインでの支払い額÷獲得PP
メリット PPとマイルが積算される。座席に空きがあれば購入可能。 費用を抑えて航空券を発券できる。 マイルを有効活用、有償発券と同様の扱い、PPとマイルが貯まる。修行費用を抑えられる。
デメリット 費用がかかる。 路線によっては予約困難。燃油代が高い。 マイルからの交換レートが悪い場合、マイルの価値を十分に活かせない。
おすすめ利用シーン SFC修行、通常の利用 お得な旅行やビジネスクラス利用など 修行費用を少しでも抑えたい、貯まったマイルを有効活用したい場合など

ここでまとめた通り、通常の有償発券およびANA SKYコインによる有償発券はSFC修行に利用可能です。しかし、ANAマイルを利用した特典航空券はプレミアムポイントが積算されないため、SFC修行に利用できません。もちろん、他社航空会社のマイルを用いたANA特典航空券発券もSFC修行に利用できませんので、あらかじめ注意をしましょう。

ANAマイルは修行に使えないがANA SKYコインは使える?

ANAマイルによって発券した特典航空券の場合にはプレミアムポイントは積算されないことをご説明しました。そのためクレジットカードで支払いによって貯めたマイルやフライトの搭乗によって貯めたマイルを修行に利用することは出来ません。
一方で、ANA SKYコインを利用して発券された航空券は通常の有償発券と同様のためプレミアムポイントが積算され修行に利用することができます。
そして、ANAマイルはANA SKYコインに交換することが可能です。つまり、ANAマイルを直接修行に利用することは出来ませんが、ANAマイルをANA SKYコインに交換することで、修行に利用できるようになるということです。
以下に、ANAマイルからANA SKYコインへの交換レートをまとめます。

表:ANAマイルからANA SKYコインへの交換レート

交換マイル数/交換後コイン数 ANAカードプレミアム、ANAカードゴールド ANAカード(ワイド・一般)、AMCモバイル会員プラス ANAマイレージクラブカード
1~9,999マイル 1~9,999(1倍) 1~9,999(1倍) 1~9,999(1倍)
10,000マイル 12,000(1.2倍) 12,000(1.2倍) 12,000(1.2倍)
20,000マイル 26,000(1.3倍) 26,000(1.3倍) 24,000(1.2倍)
30,000マイル 42,000(1.4倍) 42,000(1.4倍) 36,000(1.2倍)
40,000マイル 60,000(1.5倍) 60,000(1.5倍) 48,000(1.2倍)
50,000~200,000マイル 80,000~320,000(1.6倍) 75,000~300,000(1.5倍) 60,000~240,000(1.2倍)

ここからわかるように、1マイル1コインから交換できますが、交換するマイル数および保有しているクレジットカードによって交換倍率が増加していきます。修行である程度マイルを貯めて倍率が上がった後にSKYコインに交換するのがおすすめです。
おすすめのクレジットカードについては後ほど詳しく解説します。

SFC修行におすすめの路線とPP単価

では、どのような路線に搭乗して50,000プレミアムポイントを達成するとよいのでしょうか。ここではSFC修行における搭乗路線選びのポイント、おすすめの路線についてご紹介します。

SFC修行路線選びの3つのポイント

ここではSFC修行の路線選びにおいて考えるべきポイントについて3つの観点をご紹介します。

プレミアムポイントの単価を意識する

SFC修行のコストパフォーマンスを測る指標として「PP単価」という考え方があります。PP単価とは1プレミアムポイントを獲得するのにいくらかかったかという指標です。
SFC修行において50,000プレミアムポイントまでの予算は40万円~100万円近くまでと幅があります。しかし、数十万単位での出費となることは間違いありません。
そのため、いかに安くSFC修行を終えられるかという観点から、PP単価を意識しながら路線を選ぶという考え方になります。
時期や利用する路線によって大きく異なりますが、PP単価は10円を切ると、「悪くない」といった感じのようです。
PP単価の算出は非常に簡単で、獲得プレミアムポイント数を支払った金額で割るだけですので、ぜひ算出してみてください。

時間的に効率的な路線を意識する

50,000プレミアムポイントを獲得するためには時間的に効率的なフライトかどうかを考えることも非常に重要となります。
たとえばですが、先ほどプレミアムポイント算出時に具体例1として出した羽田沖縄の航空券の場合、片道で1,476プレミアムポイント獲得可能でした。50,000ポイント獲得までに33.8回搭乗が必要、つまり17往復必要ということです。
一方で、具体例2として出した羽田シンガポールのビジネスクラスの航空券の場合、片道で6,610プレミアムポイント獲得となります。この場合、7.6回搭乗が必要となり4往復で50,000プレミアムポイント獲得となります。
ビジネスクラスを有償発券しようとするとエコノミークラスとは比較にならないくらい高い場合があるため、一概におすすめできるわけではありません。しかし、PP単価が安い区間を何度も単純往復するのではなく、少し高い航空券で一度にプレミアムポイントを稼いでしまうという方法もあると覚えておきましょう。

旅行を兼ねて楽しめる路線を意識する

最後にご紹介する観点が、旅行との併用です。修行目的のフライトのみではなく、修行期間中に旅行に行く際に、あえてプレミアムポイントがたまるフライトを使ってみるということです。
たとえば、「新幹線の方が安く効率的に移動できる区間だが、今回はANAの国内線で行ってみる」、「LCCの方が安く効率的に移動できるが、今回はスターアライアンス航空会社を乗り継いで行ってみる」、「もちろんエコノミークラス利用の予定だったが、今回はビジネスクラスを予約してみよう」といった感じです。
旅行を兼ねた路線となると、先ほど説明したPP単価や時間的効率性とは逆になるかもしれません。しかし、どうせ旅行で移動が発生するのであれば、プレミアムポイントが加算されない移動手段ではなく、プレミアムポイントが加算されるフライトを使おうというものです。
旅行として楽しみつつ修行が進むため、時間やお財布に余裕がある場合にはおすすめの方法といえるでしょう。

国内線おすすめSFC修行ルート – 初心者向け高コスパ路線

では、ここでは高コスパ、PP単価の安いおすすめSFC路線を表にまとめてご紹介します。
高コスパ路線が多いことと、就航本数が多いこと、利用者が多いことから東京羽田発に限定してご紹介します。これ以外にも大阪伊丹発、福岡発、新千歳発などおすすめです。

出発 到着 運賃種別 価格(変動あり) 獲得PP数 PP単価
東京羽田 沖縄 ANA SUPER VALUE 75 13,750円 1,476 9.3円
東京羽田 石垣 ANA SUPER VALUE 75 15,770円 1,836 8.6円
東京羽田 石垣(沖縄経由) ANA SUPER VALUE TRANSIT 75 19,110円 2,246 8.5円
東京羽田 沖縄 ANA SUPER VALUE PREMIUM 28 31,310円 2,860 10.9円

国際線おすすめSFC修行ルート – 旅慣れ上級者向け路線

では、ここでは国際線を利用して効率的にSFC修行を行える路線を表にまとめてご紹介します。今回の国際線では、往復で発券した場合を想定して記載しています。
国際線の場合、プレミアムエコノミークラスやビジネスクラスを利用することで効率的にプレミアムポイントを稼ぐことができますが、一般的に国内線に比べるとPP単価はダウンしてしまいます。

出発 到着 座席クラス(予約クラス) 価格(変動あり) 獲得PP数 PP単価
東京 シンガポール プレミアムエコノミー(E) 301,800円 10,736 28.1円
クアラルンプール 東京 ビジネス(Z) 234,820円 13,342 17.6円
ソウル シドニー(東京経由) ビジネス(Z, D) 325,550円 22,678 14.3円

また、SFC修行の裏技的な発見として知られているのが、日本発着ではなく海外を発着とする海外発券です。2つ目と3つ目に例として挙げているのが海外発券になります。海外の空港まで移動する必要が出てくるため、上級者向けといえるでしょう。しかし、ビジネスクラスを利用しながらPP単価が10円前後となる非常にお得かつ効率的な場合も出てきます。もし興味がある方がいれば、挑戦してみてください。

ANAのサービス利用が多い方もSFCを申し込める

ここまで、50,000プレミアムポイントを獲得することでプラチナステイタスを獲得し、SFCに申し込めるようになることを詳しくご紹介してきました。
しかし実は、プラチナステイタス獲得およびSFCへの申し込みには、もう一つの方法があります。それがライフソリューションサービス利用です。ライフソリューションサービスとは、ANAが提供しているサービスであり、「ANA Pay」、「ANA Mall」、「ANAのふるさと納税」などが該当します。
50,000プレミアムポイントも獲得することは難しいけれど、ANAカード決済やANAのサービスを日常的に利用できるるという方には、ライフソリューションサービス利用によるステイタス獲得がおすすめになります。
ここではライフソリューションサービス利用によるSFC獲得条件について詳しく解説します。

ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件

(ANA公式サイトより)

こちらはライフソリューションサービス利用によるステイタス獲得の条件となります。上記の条件を満たした方は2026年度にステイタスが付与されます。ここでプラチナステイタスを獲得した方は、SFCを申し込めるようになります。
また、条件ごとの対象期間は以下の通りになります。

表:ステイタス獲得の条件とその対象期間

  内容 2026年度のステイタス獲得に向けた対象期間
条件1 年間の獲得プレミアムポイント

(ANAグループ運航便ご利用分のみ集計対象)

2025年1月1日(水)~2025年12月31日(水)
条件2 ライフソリューションサービス利用数 2024年12月16日(月)~2025年12月15日(月)

* ANAカードマイルプラスはカード会社ごとに異なります。

条件3 ANAカード・ANA Pay決済額の総額 ANAカード/ANA Pay

2024年12月16日(月)~2025年12月15日(月)

ライフソリューションサービス利用によるステイタス獲得には、上の通り3つの条件があります。それらについて注意点がありますので、1つずつ解説します。

プレミアムポイントはANAグループ便のみが対象となる

これまでに紹介した50,000プレミアムポイント獲得によるステイタス獲得においては、最低でも25,000プレミアムポイントはANAグループ運航便、残り25,000プレミアムポイントはスターアライアンス加盟航空会社運航便によるものでもOKでした。
しかし、ライフソリューションサービス利用の場合、ANAグループ運航便によるプレミアムポイントのみが集計対象となります。SFC申し込み基準であるプラチナステイタス獲得には、2025年1月1日から2025年12月31日に30,000プレミアムポイントが必要になります。これらは全てがANAグループ運航便によるものでないといけません。
プレミアムポイントの集計対象期間は同じですが、ANAグループ運航便以外の外資系航空会社は対象外となりますので、十分に注意してください。

ライフソリューションサービス利用の条件変更とその集計期間

2つ目の条件としてライフソリューションサービス利用数があります。プラチナステイタス獲得のためには、7サービス以上の利用が必要となります。ここでは注意点が2つありますので確実におさえておきましょう。
まず1つ目の注意点が、利用必須サービスの変更です。2026年度のステイタス獲得のためには、「ANA Mall」と「ANAトラベラーズ」の2サービスの利用が必須となっています。つまり、7サービス利用していてもこれらが抜けている場合条件を満たしていないことになるので注意しましょう。また、動画配信サービスの「penguin」については利用のみでなく、有料オンデマンドの配信またはライブ動画配信を1つ以上購入することが必要です。Penguinを利用する場合には注意してください。
2つ目の注意点が2024年12月16日~2025年12月15日までであることです。プレミアムポイントの集計期間と微妙にずれが生じていますので、十分に注意しましょう。余裕をもった計画的なサービス利用が求められます。

表:対象のライフソリューションサービス利用(14サービス)

利用 サービス
必須 ANA Mall
必須 ANAトラベラーズ
任意 ANAのふるさと納税
任意 ANAの保険
任意 ANAの住まい・ANAの住宅ローン
任意 空港内店舗(空港売店・空港免税店)
任意 マイルが貯まるその他加盟店
任意 ANAカードマイルプラス
任意 ANAでんき
任意 ANAショッピング A-style / ANAセレクション / ANA STORE@SKY国際線機内販売
任意 ANAマイレージクラブ モバイルプラス
任意 ANA Pocket
任意 ANAリサーチ
任意 penguin

また、これらのサービスは全てANAマイレージクラブお客様番号との紐づけが必須となっています。そして同じサービスの複数回利用は1サービス利用としてカウントされるため、7種類のサービスを1回以上利用することが必要となります。

カウント対象外の決済と集計期間

最後3つ目の条件として、ANAカードとANA Payの決済額の総額があります。プラチナステイタス獲得には、これらの総額400万円以上の決済が必要となります。こちらについても注意点が2つあります。
まず1つ目の注意点は、ライフソリューションサービス利用数のカウントと同様に、集計期間が2024年12月16日~2025年12月15日であることです。この集計期間外の決済については対象外となるため、計画的に決済するようにしましょう。
2つ目の注意点は、集計対象外となるカード、集計対象外となる決済です。対象となるカードとならないカードは以下にまとめました。

表:集計対象となるANAカードとならないANAカード

対象となるANAカード 対象とならないANAカード
–         券面に「ANA CARD」と記載がある日本発行のANAカード

–         会員ご本人様が本会員として対象カードを持っていること

–         ANAカード(法人用)

–         海外発行カード(ANAカードU.S.A.、CTBC ANAカード、Dah Sing ANAカード、中国民生銀行ANAカードなど)

また、ANA PayにチャージしたANAカード利用分、そしてANAマイルからチャージしたANA Payマイル利用分については集計対象外となります。そのほかにも決済対象外となる詳細なルールがありますので、ANAホームページでご確認ください。ライフソリューションサービス利用による修行を行う際には、必ず確認するようにしましょう。

SFC修行の注意点

ここではSFC修行を行う上での注意点について解説します。ここでご紹介する内容をあらかじめ把握しておくことで、トラブルを未然に防げるよう対策をしておきましょう。

余裕を持った修行日程を組んでおくこと

SFC修行を行う際には、余裕を持った修行の日程としておきましょう。余裕を持った日程を組んでいなかったためSFC獲得基準である50,000プレミアムポイント、もしくはライフソリューションサービス利用での30,000プレミアムポイントを獲得できない恐れがあります。
具体的には以下のようなトラブルが想定されます。
– 遅延による乗り継ぎ失敗(台風や降雪などの悪天候、機材繰りなど)
– 欠航(台風や降雪などの悪天候、機材繰りなど)
– プレミアムポイントの積算シミュレーションミス(予約クラス、区間基本マイレージ、提携航空会社による積算数の違いなど)
SFC修行を行っていると上記のようなトラブルに遭遇する可能性があります。基本的には替わりの日程でフライトを組み直せば問題ありませんが、それが12月末ギリギリまで予定を立てていると組み直しがきかなくなる恐れがあります。
台風シーズンの九州沖縄路線を避けること、冬の東北北海道路線を避けること、プレミアムポイントのシミュ―レーションはANAのツールを使って確認することなどの対策が重要となります。

SFC機能付きクレジットカードの発行忘れ

SFC機能付きクレジットカードの発行忘れにも注意しましょう。
50,000プレミアムポイント獲得またはライフソリューションサービス利用の条件を満たして達成してプラチナステイタスを取得したとしても、SFC機能付きのクレジットカードを発行しなければ、達成後翌々年の3月末でステイタス資格は消失し、SFCの取得資格がなくなります。
プラチナステイタスを取得したら、忘れないうちにSFC機能付きのクレジットカードを発行するようにしましょう。SFCへの切り替えが簡単にできるおすすめクレジットカードは後ほど詳しくご紹介します。

SFC修行を成功に導くクレジットカード選び

ここからはSFC修行用のクレジットカードの選ぶ観点、そしておすすめとなるクレジットカードについてご紹介します。

SFC修行向けクレジットカード選びで失敗しないための4つのポイント

まずは、SFC修行向けのクレジットカードの選び方として、失敗しないためにおさえておきたい4つの観点についてご紹介します。

ポイント1:マイル還元率 – ANA利用、日常利用でマイルが貯まりやすいか

失敗しないためのポイント1つ目は、ANA便への搭乗や日常の決済でマイルが貯まりやすいかどうかです。さまざまなクレジットカードでANAマイルを貯めることができます。しかし、クレジットカードによって100円で1マイル貯まるカードから100円で0.2マイル程度しか貯まらないものなどさまざまです。
先述したように、ANAマイルを直接修行に利用することは出来ませんが、ANA SKYコインに交換することで修行に利用できます。そのため効率的にマイルを貯められれば、修行の費用の節約に繋がります。

ポイント2:入会キャンペーン – 大量マイル獲得で初期費用を大幅削減

失敗しないためのポイント2つ目は、入会キャンペーンが実施されているものです。こちらは1つ目と考え方は似ていますが、大量にマイルを獲得できることがメリットです。
入会キャンペーンの場合、入会後3カ月以内に30万円決済で3万マイルなど、通常では考えられない量のマイルを獲得できます。入会キャンペーンの波に乗りながら修行を開始することが、修行費用節約に大きく繋がります。

ポイント3:年会費と付帯サービス – コストパフォーマンスを見極める

失敗しないためのポイント3つ目は、年会費と付帯サービスの両方を考慮することです。これから紹介するSFC修行におすすめのカードの多くは年会費が発生します。年会費無料のカードが多い中、年会費がかかるカードを利用する場合、その年会費に見合ったサービスを受けられるか、また、そのサービスに価値を感じられるかが重要となります。
SFC修行中はたくさんのフライトに搭乗するため、遅延補償、国内・海外旅行保険、空港ラウンジ利用などが付帯サービスとなっているカードはおすすめといえるでしょう。
逆に、これらのサービスは付帯していても修行には過剰すぎて年会費が高いものや、年会費は安くても修行で価値を見出せる付帯サービスが少ないカードは、もう一度考えたほうが良いでしょう。

ポイント4:SFCへの切り替え可否 – SFCカード発行を見据えた選択

失敗しないためのポイントの最後4つ目は、SFC機能付きカードへの切り替えが可能かどうかです。クレジットカード選びにおいて、SFCへの切り替えが可能かどうかは、最も重要といっても過言ではありません。
SFC会員になるためには、50,000プレミアムポイント獲得もしくはライフソリューションサービス利用での条件を満たすことが必要でした。これらの条件を満たすことで、自動的にANAのプレミアムメンバーである「プラチナ」会員資格が付与されます。このプラチナ会員資格の有効期限は、条件を満たした翌々年の3月末までです。つまり、プラチナ会員以上のステイタスを保有している期間中に、SFC機能付きのANAカードを発行できなければ、SFC会員になることは出来ません。
「プラチナ会員に到達してから発行すれば問題ないのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。その認識で問題ありませんが、SFC機能付きクレジットカード発行で審査落ちしてしまう可能性もあります。たとえば、ANAカードのゴールドやプレミアムは審査が厳しくなるため、審査落ちの可能性が高くなります。
そこでおすすめとなるのが、SFC機能付きカードに「審査なし切り替え」が可能なカードを修行前もしくは修業期間中に作ってしまうことです。この場合、審査が不要となるため、SFC機能付きカードの発行前に審査落ちして作れないというリスクは一切なくなります。基本的に、切換え前後で国際ブランドが同一のANAカード、切換え後のカードのランクが切り替え前のランクと同一もしくは低いランクの場合、審査が省略されます。詳細は、各ANAカードの切り替えの審査有無についてご確認ください。

【目的別】SFC修行におすすめクレジットカード

ではここからは、年会費格安、コスパ最強、マイル獲得重視、特典・快適重視の4つの観点からおすすめのクレジットカードをご紹介します。

【年会費格安】ANAワイドカード

(ANA公式サイトより)
最初は、ANAワイドカードです。こちらは年会費を抑えることに重点を置きたい方におすすめのカードです。SFC機能付きカードへの審査なし切り替えが可能なカードとして最も安いカードです。
ワイドカードは、ANA VISAワイドカード、ANAマスターワイドカード、ANA JCBワイドカードの3種類が存在しています。詳細な違いはありますが、おおむね同様の付帯特典です。しかし、いずれのカードも年会費が抑えられているため付帯特典は最小限となっており、修行時の快適さやマイルの貯まりやすさという点でみると劣っているといえるでしょう。

表:ANAワイドカードの概要

国際ブランド 年会費(税込み) ショッピングマイル還元 搭乗ボーナス ANA利用マイル還元 SFC審査なし切り替え
VISA 7,975円(家族会員1,650円) 200円=1マイル 25% 100円=1.5マイル相当 可能
マスター 7,975円(家族会員1,650円) 200円=1マイル 25% 100円=1.5マイル 可能
JCB 7,975円(家族会員1,650円) 1,000円=5マイル 25% 100円=1.5マイル 可能

 現在、ANA JCBワイドカードでは、2025年4月30日(水)までのお申し込みで最大20,000マイル相当が獲得できる入会キャンペーンが開催中です。内容は以下の通りです。
– 通常入会特典:2,000マイル
– 特典1:2025年2月16日~2025年7月31日の期間中に、30万円以上で1,000ポイント、70万円以上で1,500ポイント、100万円以上で4,000ポイント、150万円以上で6,000ポイント(貯まるポイントはOki Dokiポイント)
ぜひ申し込みを検討してみてください!

【コスパ最強】ANA JCBワイドゴールドカード

(ANA公式サイトより)

付帯サービスやマイル還元などを踏まえたコスパが最強なカードとしておすすめなのが、ANA JCBワイドゴールドカードです。
年会費は先ほどご紹介したANAワイドカードと比較すると上がっていますが、年会費の差分以上に魅力的な特典があるといえるでしょう。こちらは国内の主要空港ラウンジの利用、世界中のVIPラウンジを利用できるラウンジ・キーの付帯、マイル還元率が1%など快適かつ効率的になる特典があります。
ANAワイドゴールドカードはVISAとMasterCardからも発行されていますが、JCBが最もおすすめの理由は、海外旅行保険・国内旅行保険が自動付帯であることです。VISAとMasterCardは事前に旅行の代金をカードで決済しておく必要がある利用付帯です。航空機の遅延補償なども含まれており、カードを保有しているだけで保険の対象となるANA JCBワイドゴールドカードは、修行を行う方にとって付帯サービスと年会費から見たコスパ最強といえるでしょう。

表:ANA JCBワイドゴールドカードの概要

国際ブランド 年会費(税込み) ショッピングマイル還元 搭乗ボーナス ANA利用マイル還元 SFC審査なし切り替え
JCB 15,400円(家族会員4,400円) 1,000円=10マイル 25% 100円=2マイル相当 可能

現在、2025年4月30日(水)までのお申し込みで最大116,000マイル相当が獲得できる入会キャンペーンが開催中です。内容は以下の通りです。
– 通常入会特典:2,000マイル
– 特典1:2025年2月16日~2025年7月31日の期間中に、30万円以上で2,000ポイント、70万円以上で3,000ポイント、100万円以上で5,500ポイント、150万円以上で8,000ポイント、200万円以上で13,000ポイント(貯まるポイントはOki Dokiポイント)
– 特典2:300万円以上利用すると、抽選で50名に25,000ポイントプレゼント(貯まるポイントはOki Dokiポイント)
ぜひ申し込みを検討してみてください!

【マイル積算重視】ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード

(ANA公式サイトより)

マイルを効率的に貯めたいという方に最もおすすめといえるのが、ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードです。
こちらは、ANAワイドゴールドカードのVISA、マスター、JCBと比較すると2万円程度年会費が高い34,100円となっています。しかし、こちらのカードは唯一ANAの航空券購入でマイル還元率3%となります。先述している通りSFC修行はたくさんフライトに搭乗する必要があり、予算として50万円前後、さらにそれ以上となることが想定されます。そのためANAの航空券購入で3%還元という還元率は修行の際にとても魅力となります。
また、国内空港ラウンジ利用、また年2回まで無料でプライオリティ・パスが利用可能(3回目以降は35USD/回)となっている点も快適な修行となる魅力ポイントです。

表:ANA アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードの概要

国際ブランド 年会費(税込み) ショッピングマイル還元 搭乗ボーナス ANA利用マイル還元 SFC審査なし切り替え
アメリカン・エキスプレス 34,100円(家族会員1,7050円) 100円=1マイル 25% 100円=3マイル相当 可能

現在、2025年5月13日(火)申し込み分までで最大90,000マイル相当が獲得できる入会キャンペーンが開催中です。内容は以下の通りです。
– カード付帯特典:2,000マイル
– ご利用ボーナス1:入会後3カ月以内に合計60万円以上のご利用で16,000ボーナスポイント(貯まるポイントはアメリカン・エキスプレス・メンバーシップ・リワード)
– ご利用ボーナス2:入会後3カ月以内に合計100万円以上のご利用で12,000ボーナスポイント(貯まるポイントはアメリカン・エキスプレス・メンバーシップ・リワード)
– ご利用ボーナス3:入会後3カ月以内に合計180万円以上のご利用で20,000ボーナスポイント(貯まるポイントはアメリカン・エキスプレス・メンバーシップ・リワード)
– ご利用ボーナス4:入会後3カ月以内に合計200万円以上のご利用で20,000ボーナスポイント(貯まるポイントはアメリカン・エキスプレス・メンバーシップ・リワード)
ぜひ申し込みを検討してみてください!

【特典・快適さ重視】ANA VISAプラチナ プレミアムカード

(ANA公式サイトより)

さまざまな付帯特典を利用しながら快適な修行を行いたいという方に、最もおすすめしたいカードがANA VISAプラチナ プレミアムカードです。
こちらは年会費が88,000円と、これまでご紹介したカードの中だと断トツで高額です。しかし、付帯特典内容を踏まえると年会費以上の価値を見出すことは難しくはありません。
まず、なんといっても通常のマイル還元率が1.5%となっており、ANAカードの中でも最高還元率を誇るカードです。
また、国内線ANAラウンジの利用が無料となっています。SFC修行中は基本的にANAラウンジを利用できないため、SFC修行中はこのカードでラウンジを利用して、修行が終了したら低ランクのカードにダウングレードして保有し続けるといった方も多いようです。
そして、このカードにはプライオリティ・パスが付帯してきますが、なんと利用回数制限なしで無料利用できるプレステージ会員となっています。
国際線を利用した修行を含め、SFC修行が非常に快適にできるカードとしておすすめです。

表:ANA VISA プラチナ プレミアムカードの概要

国際ブランド 年会費(税込み) ショッピングマイル還元 搭乗ボーナス ANA利用マイル還元 SFC審査なし切り替え
VISA 88,000円(家族会員4,400円) 200円=3マイル 50% 100円=3.5マイル相当 可能

【SFC切り替え不可だが持って損なし】ANA JCB CARD FIRST

(ANA公式サイトより)
29歳以下の方全員におすすめのANAカードが、29歳以下のみ申し込み可能なANA JCB CARD FIRSTです。
こちらは、ANA JCBカードZEROがリニューアルされ2025年1月に登場した新しいカードです。こちらは年会費無料のカードですが、基本還元率が1%、利用継続で3,000ボーナスマイルが付与され、これらはANAカード内でもトップクラスの還元率および継続ボーナスマイル数です。
SFC機能付きクレジットカードへの審査なし切り替えは不可のため、ですが年会費無料でマイル還元の恩恵が非常に大きいカードなため、29歳以下で申し込み可能な方はサブカードとして保有することを強くおすすめします!

表:ANAJCB CARD FIRSTの概要

国際ブランド 年会費(税込み) ショッピングマイル還元 搭乗ボーナス ANA利用マイル還元 SFC審査なし切り替え
JCB 無料(5年間) 1,000円=10マイル 10% 100円=2マイル相当 不可能

現在、2025年5月31日(土)申し込み分までで最大35,200マイル相当が獲得できる入会キャンペーンが開催中です。内容は以下の通りです。
– 通常入会特典:3,000マイル
– 特典1:2025年6月30日までに50万円以上利用すると、抽選で250名に7,200マイル相当のポイントプレゼント
– 特典2:2025年6月30日までに10万円以上利用すると、本会員に10,000マイルプレゼント
ぜひ申し込みを検討してみてください!

【全員推奨】三井住友カードは4.2%以上のANAマイル還元率を実現!

(三井住友カード公式サイトから)

多くの方がすでに利用しているかもしれませんが、三井住友カードや三井住友銀行のOliveは、業界最高還元率である4.2%以上のANAマイル還元率を実現することができます。
三井住友カードでは、対象コンビニや飲食店にてタッチ決済を行うことで、7%以上のVポイントが還元されます。そのVポイントはANAカードを保有している場合、60%のレートでANAマイルへ交換が可能です。つまり、セブンイレブンやマクドナルド、すき家など日常生活で、7%還元の対象店舗を使う際には三井住友カードを利用した方が圧倒的に効率よくANAマイルを貯めることができます。
三井住友カードやOliveは年会費無料、ゴールドカードも年会費5,500円ですが、年間の決済額に応じて永年無料になるため、作っておいて損することはないカードです。
ぜひ、みなさん作成してみましょう!

【2025年3月版】クレジットカードキャンペーン情報

ここでは、ANAカードに関連するキャンペーン情報についてまとめます。

各種ANAカード入会キャンペーン情報まとめ

表:紹介したANAカード各種の入会キャンペーンまとめ

クレジットカード 国際ブランド 条件 特典 期限
ANA JCBワイドカード JCB 対象期間までに30万円以上のご利用 最大20,000マイル相当 2025年4月30日申し込みまで、7月31日ご利用分まで
ANA JCBワイドゴールドカード JCB 対象期間までに30万円以上のご利用 最大116,000マイル相当 2025年4月30日申し込みまで、7月31日ご利用分まで
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード アメリカン・エキスプレス 入会後3カ月以内に合計200万円以上のご利用 最大90,000マイル相当 2025年5月13日申し込み分まで
ANA JCB CARD FIRST JCB 対象期間までに10万円以上のご利用 最大35,200マイル相当 2025年5月31日申し込みまで、6月30日ご利用分まで

 マイ友プログラム

(ANA公式サイトより)

ANAカードを作成したことがない人全員におすすめなのがマイ友プログラムです。マイ友プログラムとは、ANAの対象カード入会時に、ANAマイレージクラブ会員の家族や友人から紹介されて入会すると、紹介者および入会者のそれぞれにマイルがプレゼントされる非常にお得なプログラムです。
マイ友プログラムで付与されるマイル数や対象となるカードは異なりますので、以下の表から確認してください。

表:入会カードの種別と獲得マイル一覧

入会カード 入会者 紹介者
ANAプリペイドカード 100マイル 100マイル
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード 100マイル 100マイル
ANA一般カード、ANAワイドカード 500マイル 500マイル
ANAゴールドカード 2,000マイル 1,500マイル
ANAプレミアムカード 5,400マイル 1,500マイル

 

表:入会者が対象カードを保有している場合のカード対象一覧

入会者の会員種別 ANAカードに入会する場合 ANAプリペイドカードに入会する場合 ANAマイレージクラブFinancial Pass Visaデビットカードに入会する場合
ANAカード会員 対象外 対象 対象
ANAプリペイドカード会員 対象 対象外 対象
ANAマイレージクラブFinancial Pass Visaデビットカード会員 対象 対象 対象外

マイ友プログラムはキャンペーンと併用して利用できるため非常にお得です。初めてANAカードを作成する方はぜひ利用しましょう。

本当にSFC修行は必要なのか?

ここまでANAのプレミアムサービス、SFC修行、SFC修行におすすめのクレジットカードをご紹介してきました。最後、本当にSFC修行が必要かどうかだけ考えてみましょう。
SFC修行はフライトの搭乗のみで行う場合、少なくとも40万円程度、高いと100万円近く費用が掛かります。また、1年間フライトに登場し続けるため、多くの時間もかかります。さらに、SFC取得後は基本的にSFCのクレジットカードは解約しないため(解約するとSFC資格が消滅するため)、生涯にわたって年会費を払い続けることになります。
このようなことを踏まえると、SFC修行は全員におすすめできるものではありません。以下に当てはまるような場合には、十分にSFC会員特典の恩恵を受けられない可能性が高いため、本当に必要なのか、SFCを取得したい目的は何なのか考えてみるとよいでしょう。
– 飛行機に搭乗する機会が少ない方
– 国内線には飛行機には搭乗するが、国際線の搭乗回数が年に2回以下の方
– 国際線には搭乗するが、LCCを利用して安く旅行を済ませたい方
– クレジットカード付帯のカードラウンジの利用で満足な方
– すでにJGCを取得している方

まとめ

今回はANAの上級ステイタスであるプラチナステイタスの達成とSFCを獲得するための方法、そしてSFC修行におすすめのクレジットについてご紹介してきました。
SFCは、一度獲得すると半永久的にANAおよびスターアライアンス加盟航空会社の上級ステイタスを維持することができる世界的にみても珍しい会員制度です。
国内外を頻繁に旅行する人にとっては非常におすすめの制度となります。自分の旅行スタイルや頻度を踏まえて自分に必要なものかどうかを考えたうえで、挑戦してみても良いのではないでしょうか。
きっとこれまでとは全く違った快適な旅が待っているはずです!

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