高級ホテルチェーンのヒルトングループの歴史、ホテルブランド、会員制度のヒルトンオナーズ、ヒルトンアメックスまで徹底解説!

出典:ヒルトン公式HP

世界中にサービスを展開する巨大ホテルグループの「マリオット・インターナショナル」、「ハイアットホテルアンドリゾーツ」と並んで有名なホテルチェーンなのが「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts)」です。ヒルトン・ホテルズ&リゾーツはHiltonをはじめとする18のホテルブランドを有し123か国に7000以上ものホテルでサービスを展開する米系の巨大高級ホテルチェーンです。日本にも提携ホテルは数多く進出してきており、旅行好きやビジネスマンの間では「ヒルトン系」、「ヒルトングループ」としてよく知られています。そこで今回はヒルトングループ誕生までの歴史、ヒルトングループのホテル、ヒルトングループの会員制度である「ヒルトン・オナーズ(Hilton HONORS)」の詳細や特典、ヒルトングループでたくさんの優遇を受けられるクレジットカード「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード」について詳しく解説します。

ヒルトンの歴史

1919年(大正8年)、アメリカの実業家コンラッド・ヒルトン(Conrad Nicholson Hilton, Sr.)は一軒のホテルを購入しました。それが、テキサス州シスコの「ザ・モブリー」というホテルでヒルトングループ誕生のきっかけとなるホテルでした。その後、ヒルトンはテキサス州のホテルを数件購入していき、順調にホテル経営ビジネスを進めていきました。

1925年(大正14年)、ヒルトンの名が付く初のホテルとして、高くそびえたつ「ダラス・ヒルトン」を開業しました。このとき、お客様が利用しない施設、エレベーター、ランドリーシュート、通風孔はすべて建物の西側に設置されました。当時はエアコンが開発されていなかったことから、強い西日が部屋に入らないような画期的な工夫でした。

2年後の1927年(昭和2年)には業界初の冷たい流水と共有スペースにエアコンを設置したホテル(現在のヒルトン・ウェイコ)がテキサス州に開業しました。1940年代に入ると、ニューヨーク州で「ルーズベルト・ホテル」と「プラザ・ホテル」を購入し、東西の両海岸にホテルを持つ米国初のホテルグループとなりました。

1946年(昭和21年)には、「ヒルトン・ホテルズ・コーポレーション」が設立され、翌年には世界初のTVを備えた客室がニューヨークのルーズベルト・ホテルに誕生しました。さらに1949年(昭和24年)にはプエルトリコにホテルを開業したことで、「ヒルトン・インターナショナル」が誕生しました。

1954年(昭和29年)、ヒルトンは当時の史上最大の不動産取引となる1億1,100万 USDで「スタットラー・ホテル」を購入しました。

1963年(昭和38年)、日本に初の外資系ホテルチェーンが進出してきました。それが東京都永田町に開業した「東京ヒルトン(現在のヒルトン東京)」でした。1967年(昭和42年)にはヒルトン・インターナショナルが、トランスワールド航空(かつて存在した米系航空会社でアメリカン航空に買収され消滅した)に買収されました。

1970年代には、ニューヨーク証券取引所上場企業として初の米国内カジノ業界に参入し、後にラスベガス・ヒルトンとなるホテルを購入しました。

1987年(昭和62年)、ゲスト・ロイヤルティ・プログラムの「ヒルトンHオナーズ」が開設されました。この頃日本では「大阪ヒルトンインターナショナル(現在のヒルトン大阪)」、「東京ベイヒルトンインターナショナル(現在のヒルトン東京ベイ)」、「名古屋ヒルトンインターナショナル(現在のヒルトン名古屋)」などの開業が相次ぎ、国内でも少しずつ身近なものになってきました。

2006年(平成18年)、ヒルトン・インターナショナルが買収されて約40年ぶりにヒルトン・ホテルズ・コーポレーションが再獲得し、再び全社が統合されました。これを機に、ヒルトングループはさらに世界中へと進出していきました。2009年(平成21年)、76か国にホテルを展開し、世界最大のフルサービスホテルブランドとなりました。さらに、世界規模でサステナビリティパフォーマンスを計測することを目的として、独自の測定システムLightStayTM(ライトステイ)が全ポートフォリオのブランド標準として導入されました。

近年では2016年(平成28年)に「ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城」、2017年(平成29年)に「コンラッド大阪」、2021年(令和3年)に「ヒルトン長崎」などが開業しました。さらに、今後も開業予定のホテルが数多くあり、日本をはじめ世界中で非常に利用しやすく最高級のサービスを受けられるホテルチェーンへと成長しました。

ヒルトングループのホテル

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトングループでは18のホテルブランドが存在しており、世界123か国に7000を超えるホテルが展開されています。ここではそんなさまざまなホテルブランドの中から一部を抜粋して6つのホテルブランドの特徴を解説します。

コンラッド・ホテルズ & リゾーツ

出典:ヒルトン公式HP

「コンラッド・ホテルズ & リゾーツ(CONRAD HOTELS & RESORTS)」は、ヒルトングループの中でも最上級ランクに位置する高級ホテルブランドです。ヒルトングループといえばコンラッドという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。コンラッドでは「ただ宿泊するだけでなく、心に残るご滞在を。」をモットーとしており、最高級のおもてなしと感動的な体験が可能となるでしょう。

現在、コンラッド・ホテルズ & リゾーツは22の国と地域に44のホテルを展開しています。日本には「コンラッド東京」、「コンラッド大阪」の2つが展開されています。一度、最高級のおもてなしを体験し日々の疲れを癒してみてはどうでしょうか。

ウォルドーフ・アストリア・ホテル&リゾート

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトングループに属する数あるホテルブランドの中でも最高級ランクに位置しているのが「ウォルドーフ・アストリア・ホテル&リゾート(WALDORF ASTORA HOTELS & RESORTS)」です。その土地ならではの文化や歴史を反映し、体験できるのがウォルドーフ・アストリアです。さらに、伝統を重視しながらも斬新でモダンな造りとなっており、ウォルドーフ・アストリアでしか味わうことのできない貴重な体験ができることは間違いないでしょう。

現在ウォルドーフ・アストリアは欧米など16の国と地域に32のホテルを展開し、お客様から高い評価を獲得しています。日本にはまだ進出してきていないホテルブランドです。海外旅行や海外出張の際にぜひ利用してみてはどうでしょうか。

LXR Hotels & Resorts

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトングループのラグジュアリー・コレクションブランドとして有名なのが「LXR ホテルズ&リゾーツ(LXR Hotels & Resorts)」です。世界中のさまざまな魅力的なロケーションに展開しており、その土地、歴史、文化に根差し、最高級のおもてなしとともにそこでしか味わうことができない体験が可能となります。

現在LXRホテルズ&リゾーツは世界に11のホテルを展開しています。日本には「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」があり、アジア初のLXR ホテルズ&リゾーツとしてオープンしました。外資系ホテルとは思えないほど日本の美しさを味わうことができる空間となっています。

ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ

ヒルトングループの高級ホテルブランドかつ基軸ブランドとして知名度が高いのが「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts)」です。ヒルトンはグループ内のみならず世界中のホテルの中でも非常に有名で人気のブランドです。そのため利用場面も多岐にわたり通常の宿泊に加え、就任舞踏会、ビジネスイベント、各種記念日のパーティーなど利用目的に合わせた最適な空間を準備してくれます。

現在ヒルトン・ホテルズ&リゾーツは95の国と地域に601ものホテルを展開しています。日本には「ヒルトン東京」、「ヒルトン名古屋」など合計15のホテルが展開されています。

ダブルツリー・バイ・ヒルトン

ヒルトングループの中高級ホテルブランドとして世界中に数多く展開し高い知名度を誇るのが「ダブルツリー・バイ・ヒルトン(DOUBLETREE by Hilton)」です。ホットチョコチップクッキーのウェルカムスイーツがいただけるなど、到着の瞬間からきめ細やかなおもてなしを受けることができます。ダブルツリー・バイ・ヒルトンではホテルを去った後も忘れられない体験となるよう細かい気配りや親しみやすいサービスを提供してくれています。

現在ダブルツリー・バイ・ヒルトンは51の国と地域に649ものホテルを展開しています。日本には「ダブルツリー by ヒルトン富山」、「ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城」など合計4つのホテルが展開されています。

ヒルトン・ガーデン・イン

高級ホテルチェーンとして知られるヒルトングループですが、比較的手頃な価格から宿泊可能なのが中級ホテルに位置する「ヒルトン・ガーデン・イン(Hilton Garden Inn)」です。手頃な価格とは言え、受賞歴を誇る高級感あふれるホテルであり正真正銘ヒルトングループのおもてなしを受けることができます。くつろぎ用パブリックエリアや高級アメニティを備えており、出張時などビジネス場面での利便性は格別です。

ヒルトン・ガーデン・インは56の国と地域に960ものホテルを展開しています。残念ながら日本には「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」の1軒しかありませんが、海外に目を向けると利用しやすい環境は既に整っています。

ヒルトングループの会員制度「ヒルトン・オナーズ」

ここまででヒルトングループに属するホテルブランドの特徴を解説しました。ヒルトングループのホテルでは素晴らしいおもてなしが受けられ貴重な滞在となること間違いないでしょう。しかし、ヒルトングループは高級ホテルブランドのため誰もがいつでも宿泊できるというホテルとは言えないかもしれません。高級ホテルであることは確かですが、ヒルトングループの会員制度をしっかりと理解して使いこなすことでとてもお得に利用できるようになります。ここではヒルトングループの会員制度である「ヒルトン・オナーズ(Hilton HONORS)」の詳細について解説します。

ヒルトン・オナーズ会員になることで、ヒルトングループが提携している世界中の7000以上ものホテルで会員限定特典を受けられるようになります。また、入会は無料のため利用する頻度が少ないという方でも安心して入会可能です。会員資格は入会時に与えられる「メンバー」、そして各条件を満たした場合に与えられる上級会員資格(エリートステータス)の「シルバー」、「ゴールド」、「ダイヤモンド」の4つがあります。これ以降はそれぞれの資格でどのような特典が受けられるのかを解説します。

メンバーランクの特典

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトン・オナーズの会員となると自動的に付与される会員資格が「メンバー」です。無料ですが非常に沢山の会員限定特典があります。

まず、「ヒルトン・オナーズ割引料金保証」です。ヒルトン・オナーズの公式サイトや専用アプリから予約すると、会員限定特典での利用が可能となります。

2つ目に、ヒルトン・オナーズ会員となると滞在金額1 USDの支払いごとに10ポイント(10基本ポイント)が付与されます。獲得したポイントは無料宿泊券への交換、パートナー各社の旅行や体験などの特典へと変更可能です。

3つ目に、「デジタルチェックイン・チェックアウト」です。ヒルトン・オナーズ・アプリをダウンロードしている場合、インターネット接続が可能な場所であればどこからでもチェックインとチェックアウトが可能です。一方、大手ホテルチェーンでは上級会員特典として制度化されていることの多いアーリーチェックインとレイトチェックアウトですが、ヒルトングループでは正式な制度はないようです。空室状況によっては可能となる場合や、ROKU KYOTOのようにホテル独自でアーリーチェックイン・レイトチェックアウト制度(会員ステータス問わず有料)を設けている場所があるため、各自ホテルへ確認してみることをおすすめします。

4つ目に、「客室の選択」です。ホテル到着の24時間前までであれば利用可能な客室を自由に選択することが可能です。

5つ目に、「デジタルキー」です。ヒルトン・オナーズ・アプリをお持ちの場合、お客様のデバイスがデジタルキーとして機能しドア開錠が可能となります。

6つ目に、「無料Wi-Fi」です。ホテル全域で無料のWi-Fiによりインターネット接続を利用できます。最後7つ目に、「ヒルトン・オナーズの特別な体験のご利用」です。オークションにより会員限定パッケージの入札や、ポイントをそのほかさまざまな特典へと交換が可能です。自分のスタイルに適した幅広い使い方が可能となります。

ヒルトン・オナーズ上級会員のランクアップ条件

ヒルトン・オナーズの上級会員となるには「宿泊数(Nights)」、「滞在数(Stays)」、「基本ポイント(ベースポイント, Base Points)」のいずれかの項目において条件を満たす必要があります。中でも宿泊数と滞在数の2項目は慣れない方にとっては混同しやすい項目のため、上級会員の説明に移る前に詳しく説明します。

まずは宿泊数です。宿泊数はその名の通り、ホテルに宿泊した数となります。ヒルトン・オナーズの英語版公式サイトでは宿泊数はNightsと表現されており、ホテルで過ごした夜の回数と覚えておくとわかりやすいでしょう。宿泊数のカウント方法は1月1日からその年の12月31日までにヒルトン・オナーズのプログラムに加盟しているホテルでの宿泊数となります。

一方、滞在数は少し考え方が異なります。滞在数は同一のホテルにチェックインしてからチェックアウトするまでを1滞在とカウントします。滞在数のカウント方法は、宿泊数と同じく1月1日からその年の12月31日までにヒルトン・オナーズのプログラムに加盟しているホテルでの滞在数となります。

最後に具体例を示します。

  1. ホテルAに1泊2日、ホテルBに1泊2日、ホテルAに1泊2日、ホテルCに1泊2日の場合、宿泊数は4、滞在数も4
  2. ホテルAに1泊2日、ホテルBに3泊4日、ホテルCに4泊5日の場合、宿泊数は8、滞在数は3
  3. ホテルAに9泊10日の場合、宿泊数は9、滞在数は1

となります。これを踏まえた上で各上級会員の説明に移ります。

シルバーランクの特典

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトン・オナーズの上級会員として最も簡単に獲得できる会員資格が「シルバー」です。シルバーランク資格を獲得するには10泊、4滞在、2万5,000基本ポイント(2,500 USDの支払い(30~35万円相当))のいずれかをクリアする必要があります。先述した例の場合1つ目は4滞在をクリアしているためランクアップ可能です。一方で3つ目の場合は1つ目よりも宿泊数は多いですが10泊、4滞在ともに満たしていないため、基本ポイントも足りない場合にはさらにどこかに宿泊する必要が出てきてしまいます。上級会員を目指す場合にはある程度計画的に宿泊先を決める必要があるでしょう。シルバーランク資格を獲得すると先述したメンバー特典に加えて新たな特典が受けられます。

まずは「ボーナスポイント付与」です。メンバーランクでは滞在金額1 USDの支払いごとに10ポイント(10基本ポイント)が付与されましたが、シルバーランクではさらにボーナスポイントとして2ポイントが付与されます。これによりメンバーランクより効率的にポイントを溜めることが可能となります。

2つ目に、「無料のボトルウォーター」です。一部のホテルのみとなりますが、到着時に無料のボトルウォーターが2本いただけるようになります。

3つ目に「5泊目無料宿泊」です。貯まったポイントを利用して全額ポイントでスタンダードルームを予約した場合、なんと5泊目は無料となります。

4つ目に「エリート会員様の繰越特典」です。宿泊日数を繰り越して来年の会員資格を早めに獲得できます。「来年は宿泊する機会が少ないかも」と心配な方でも繰越制度があるため安心です。

最後5つ目に「オールインクルーシブ スパ割引」です。ヒルトンブランドのオールインクルーシブ スパをなんと15%引きの価格で利用可能となります。

シルバーランクは上級会員としては最も取得しやすいランクです。計画的にホテルを予約していくことで、資格獲得は決して難しいものではないでしょう!

ゴールドランクの特典

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトン・オナーズの上級会員としてシルバーランクの一つ上になる会員資格が「ゴールド」です。ゴールドランク資格を獲得するには40泊、20滞在、7万5,000基本ポイント(7,500 USDの支払い(90~105万円相当))のいずれかをクリアする必要があります。また別の方法として、ヒルトンが発行している「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」の作成により無条件でゴールドランク資格を保有することも可能です。詳しくは後ほど説明します。ゴールドランク資格を獲得すると先述したシルバー特典に加えて新たな特典が受けられます。

まずは「ボーナスポイント付与」です。シルバーランクでは滞在金額1 USDの支払いごとに12ポイント(10基本ポイント+2ボーナスポイント)が付与されましたが、ゴールドランクではボーナスポイントとして8ポイントが付与されます。つまり、滞在金額1 USDの支払いごとに18ポイント(10基本ポイント+8ボーナスポイント)獲得可能となります。

2つ目に「お部屋の無料アップグレード」です。空室状況よりますが、上位カテゴリーの部屋が空室の場合、最高でエグゼクティブフロアルームへと無料でアップグレードしていただけるようになります。しかし、エグゼクティブフロアルームへアップグレードされた場合、エグゼクティブラウンジへのアクセス権(予約によるエグゼクティブフロアルーム以上の利用者とダイヤモンド会員限定特典)までは付与されませんので注意しましょう。

3つ目に「毎日のご飲食クレジットまたはコンチネンタルブレックファスト」です。「ヒルトンゴールドといえば無料朝食」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ゴールドランク以上のエリートステータス保有者は、米国を除くヒルトングループのホテルで無料のコンチネンタルブレックファストがいただけます(米国内のヒルトングループホテルでは10~25 USD程度のご飲食クレジット)。この特典は滞在中毎日、会員様本人に加え同室に宿泊のお客様1名まで利用可能となります。ヒルトングループの朝食は豪華で有名ですが、高いことでも有名です。たとえば、ヒルトン東京のブレックファストビュッフェは大人1人4,200円(税込み)、ROKU KYOTOでは5,692円(税込み)~となっており、決して安くはありません。この朝食が毎回無料となるのはゴールドランクの大きな強みといえるでしょう。かつては米国でも無料朝食サービスがありましたが、現在はご飲食クレジットとなっています。2021年7月に21年末までの限定措置として発表された新制度でしたが、延長され現在に至ります。米国のヒルトングループにおいて朝食料金を10~25 USD以内に抑えることは難しいことです。朝食無料が世界中で廃止されないことを願いたいところです。

最後4つ目に、「マイルストーンボーナス」です。1暦年内に40泊した後、10泊ごとになんと1万ボーナスポイントが獲得できるようになります。

ゴールドランクによりポイントも溜まりやすくさらに豪華な特典を受けられることから、快適な滞在となること間違いないでしょう。旅行好きな方や出張が多い方はヒルトングループのホテルを優先して選択することで十分にランクアップ可能だといえるでしょう。

ダイヤモンドランクの特典

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトン・オナーズの最上級会員資格となるのが「ダイヤモンド」です。ダイヤモンドランク資格を獲得するには60泊、30滞在、12万基本ポイント(1万2000 USDの支払い(144~168万円相当))のいずれかをクリアする必要があります。また別の方法として、ヒルトンが発行している「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」を作成し年間200万円以上の決済を達成することでダイヤモンドランク資格を保有することも可能です。詳しくは後ほど説明します。ダイヤモンドランク資格を獲得すると先述したゴールド特典に加えて新たな特典が受けられます。

まずは「ボーナスポイント付与」です。ゴールドランクでは滞在金額1 USDの支払いごとに18ポイント(10基本ポイント+8ボーナスポイント)が付与されましたが、ゴールドランクではボーナスポイントとして10ポイントが付与されます。つまり、滞在金額1 USDの支払いごとに20ポイント(10基本ポイント+10ボーナスポイント)獲得可能となります。

2つ目に「お部屋のアップグレード」です。空室状況によりますが、上位カテゴリーの客室が空室の場合には、最高で1ベッドルームスイートへアップグレードしていただけるようになります。

3つ目に「エグゼクティブラウンジのご利用」です。静かなリゾートでくつろぎながら贅沢なアメニティを満喫できる空間となっています。ホテルによって多少異なりますがアルコールや食事、アフタヌーンティーなどを楽しめます。

4つ目に「ダイヤモンド会員資格の延長」です。1回限りの延長でさらに1年間ダイヤモンド会員資格を継続することが可能です。延長申請対象となるのは、3年間ダイヤモンド会員資格を維持し、これまでに250泊または50万基本ポイントを獲得したダイヤモンド会員のお客様のみとなります。

5つ目に「プレミアムWi-Fi」です。ダイヤモンド会員様限定でホテル最速のプレミアムWi-Fiによる高速インターネットサービスが利用可能となります。

6つ目に「48時間客室保証」です。これにより滞在48時間前までの連絡でお部屋の予約が保証されます。もしも特定のお部屋が必要で満室の場合でも、一部制限を除き予約が保証されるため非常に安心です。

最後7つ目に「エリート会員資格の贈呈」です。1暦年内に60泊達成した会員様限定で別の会員様にゴールド会員資格を贈呈、100泊達成した会員様限定で別の会員様にダイヤモンド会員資格を贈呈することができます。

これまでにないような豪華特典と最高級のおもてなしを体験できるのがダイヤモンドランクです。条件は厳しめですので資格獲得は簡単なものではないでしょう。とはいえ、条件を絞り込み計画的に利用していくことで無理ではない条件となっていますので、挑戦してみてはどうでしょうか。

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード

出典:ヒルトン公式HP

高級ホテルが多いヒルトングループですが、クレジットカードを有効活用することで通常よりも簡単に上級会員資格を獲得出来たり、さまざまなおもてなしを受けたりできるようになります。ここではヒルトングループで優遇を受けられる「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」とその上位カードの「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」の紹介をします。

基本情報

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」は、アメリカン・エキスプレスが発行しているヒルトン系ホテルのサービスに特化したクレジットカードです。カードの年会費は1万6,500円(税込み)、家族カードは1枚目まで無料で2枚目以降は年会費が6,600円(税込み)となっています。通常のカードご利用で、100円につき2基本ポイントが付与されます。一方で上位カードとなる「ヒルトン・オナーズ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は年会費が6万6,000円(税込み)、家族カードは4枚目以降1万3,200円(税込み)となっています。通常のカードご利用で、100円につきなんと3基本ポイントが付与されます。両方のカードともに共通して申し込む際には、ヒルトン・オナーズの会員番号が必要となります。

入会特典

ヒルトン・オナーズ・アメリカン・エキスプレス・カードの入会特典には大きく分けて3つがあります。入会特典1つ目は、入会後3カ月以内に30万円のカードご利用で通常カードで1万ボーナスポイント、プレミアムカードではなんと3万ボーナスポイントを獲得できます。

入会特典2つ目は、通常カードの入会後3カ月以内に75万円、プレミアムカードの入会後3カ月以内に150万円のカードご利用でさらに2万ボーナスポイントを獲得できます。

最後入会特典3つ目は、通常カードの入会後3カ月以内に100万円のカードご利用でさらに2万ボーナスポイント、プレミアムカードの入会後3カ月以内に200万円のカードご利用でさらになんと3万ボーナスポイントを獲得できます。

通常のご利用分ポイントを含めると3カ月以内に通常カード100万円以上ご利用で合計7万ポイント、3カ月以内にプレミアムカード200万円以上ご利用で合計14万ポイント獲得のチャンスがあります。

ウィークエンド無料宿泊特典の付与

出典:ヒルトン公式HP

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードを保有することで、週末のフリーステイが可能となる「ウィークエンド無料宿泊」の特典を獲得できます。

具体的には合計150万円の通常カードご利用とご継続でウィークエンド無料宿泊特典1泊分、合計300万円のプレミアムカードご利用とご継続でウィークエンド無料宿泊特典がなんと最大2泊分が付与されます。ウィークエンド無料宿泊特典を利用することで、ヒルトン・オナーズと連携している世界中の7000を超えるホテルやリゾートに無料で宿泊することが可能です。

ヒルトン・オナーズ・エリートステータスの付与

ヒルトン・オナーズには、無料の「メンバー」、上級会員の「シルバー」、「ゴールド」、「ダイヤモンド」があり、各資格にはランクアップ条件があることを説明しました。先ほども少し触れましたが、実はヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードやヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを発行することで上記の会員資格が付与されます。

通常カードおよびプレミアムカードを発行すると、なんと無条件でヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスが付与されます。ヒルトン・オナーズのゴールドランクは先述しましたが1年間に40泊、20滞在、7万5,000基本ポイントの保有が条件となります。さまざまな特典を受けられるゴールド資格を保有できることはカード発行の大きなメリットだといえるでしょう。

さらに、プレミアムカードを発行した方に関しては1月から12月の1年間で合計200万円以上のカード利用で、なんとヒルトン・オナーズ・ダイヤモンドステータスが付与されます。最上級会員のダイヤモンドは、条件が非常に厳しかったためプレミアムカード利用のこの条件は非常にありがたいものではないでしょうか。日々の支払いをすべてプレミアムカード決済にすることで年間200万円は十分現実的な数字です。年会費の価値を超えるような特典が受けられるためぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントの付与

ヒルトン・オナーズに加盟しているホテルやリゾートでヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードを利用すると、追加でボーナスポイントを獲得できるようになります。通常カードをご利用の場合100円につき3ボーナスポイント、プレミアムカードをご利用の場合100円につき7ボーナスポイントを獲得できます。

貯まったポイントはヒルトン・オナーズの加盟ホテルやリゾートでの予約、クレジットカードの支払いなどさまざまな使い方が可能となります。

HPCJ年会費ご優待

日本国内と韓国の対象ホテルで特別な割引やご優待が受けられる「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(Hilton Premium Club Japan, HPCJ)」という特典プログラムがあります。HPCJのプログラムに入会すると、なんと宿泊代は25%割引、レストランは最大20%割引価格で利用可能となります。HPCJはヒルトンの高級ホテルをより身近に利用できるようになるプログラムです。

HPCJ年会費は通常2万5,000円(税込み)ですが、通常カードご利用の方は初年度1万円(税込み)、プレミアムカードご利用の方はなんと初年度無料となっています。カード保有でこのようなプログラムに加入しやすくなるのは大きなメリットです。

そのほかの快適で安心なサービス

ヒルトングループのホテルを利用する場面は基本的には旅行か出張となることでしょう。そのためヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードでは旅行や出張で便利なサービスも数多く準備されています。ここではそのようなサービスをご紹介します。

空港ラウンジ

通常カードおよびプレミアムカードの会員様は、当日の搭乗券とカードを提示することで、主要国内空港のカードラウンジと、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港の指定のラウンジが無料で利用可能となります。出発までの時間をゆっくりと過ごすことができ疲れを溜めずに目的地へと向かうことが可能となるでしょう。

一方で、世界中の空港ラウンジが利用可能となるプライオリティ・パスの付帯や航空会社ラウンジの利用資格は両カードともにありません。あらかじめ注意しておきましょう。

手荷物無料宅配サービス

どうしても手荷物が多くなりがちな海外旅行や海外出張ですが、このサービスがあれば非常に便利です。手荷物無料宅配サービスは、帰国時に空港から自宅までカード会員1名につきスーツケース1つを無料で配送してくれるサービスです。

旅行損害保険

旅行時の支払いにカードを利用することで、旅行損害保険が付帯されます。現地の病院で治療を受けることとなったり、トラブルに巻き込まれたりした場合、限度額内で補償されるサービスです。詳しい補償内容と限度額は補償規定を確認しておきましょう。

海外旅行先での日本語サポート

日本語が通じないということで海外を敬遠してしまっている方はいないでしょうか。ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードでは24時間日本語で対応してくれる海外旅行のサポートがあります。お困りのことがあればいつでも対応してくれるため安心です。

【プレミアムカード限定】航空便遅延費用補償(海外旅行)

海外渡航の際の航空便遅延によって生じた想定外の出費を補償してくれるサービスです。臨時で必要となった宿泊料金や食事代が補償されますのでトラブルがつきものの海外渡航も安心です。詳しくは補償規定を確認しておきましょう。

【プレミアムカード限定】京都特別観光ラウンジ

カード会員専用の高台寺塔頭 圓徳院「京都特別観光ラウンジ」が無料で利用できるようになるサービスです。

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードのまとめ

ここまででご紹介したように、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードとヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、ヒルトン・オナーズ加盟のホテル宿泊やその旅自体がとても快適になるサービスがふんだんに盛り込まれていました。もちろんプレミアムカードは通常カードよりも年会費が高くなっていました。しかし、頻繁に利用する方にとって、特典内容を考慮すると年会費以上のメリットを受けることができるのではないでしょうか。普通にヒルトングループを利用するよりもお得に利用できるため、カードの作成をおすすめします!

まとめ

今回は世界最大級の高級ホテルチェーンであるヒルトングループの今日までの歴史、ヒルトングループの一部のホテル、会員制度であるヒルトン・オナーズ、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードについて解説してきました。ヒルトンと聞くと「高級ホテルだから泊まれない」と感じる方もいたかもしれません。高級ホテルであることは紛れもない事実ですが、ヒルトン・オナーズの会員制度やヒルトン・オナーズのクレジットカードを有効活用することで、お得にサービスを利用できることがわかりました。ヒルトン・オナーズの会員登録は無料でした。宿泊する機会が少ない方も、メンバーになるだけで特典があったのでぜひ入会してみましょう!今回ご紹介した内容を参考にヒルトングループをお得に利用して、より快適な旅行や出張をしてみてはどうでしょうか。

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